四日市の良さを広め色んなPRをしたい…高校生が課外活動でプロ顔負けの“食品開発” ホテルとコラボしメニュー化も
三重県にある四日市農芸高校。「園芸科学科」「環境造園科」「生産科学科」「食品科学科」の4つの専門学科を学ぶことができます。
校内には直売所もあり、生徒が実習で作った野菜や卵、加工品を買うことができるんです。
今回、食品科学科の生徒たちが参加している「食品科学プロジェクト活動」の現場に、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向かい”ました。
この活動は、食品開発に興味のある生徒たちが、放課後に地元の特産物を使った商品を作り、イベントなどで販売するものなのですが…。
パンサー向井さん:
「新型コロナウイルスの影響とかはありましたか?」
中奥さん(3年):
「毎年出させていただいているイベントに出られなくなりました…」
しかし中奥さんたちは逆境に負けず、新たな食品開発に励んでいました。実習室はその真っ最中。生徒が収穫した三重県桑名市の特産品「もち小麦」を使った商品を開発しています。
佐藤さん(3年):
「9月に試作品をホテルの方に持っていくので、その商品を開発しています」
中奥さん(3年):
「ぜひ向井さんに食べて頂いて感想を言って頂けたら嬉しいです」
実は生徒たち、三重の食にこだわった地元のプラトンホテル四日市のメニューを一緒に開発しているのです。
生地から手作りした「生もち小麦パスタ」を、実習で作った味噌が隠し味の特製トマトソースに絡めてナポリタンに…。
パンサー向井さん:
「おいしい!めちゃくちゃおいしい。モチモチ感が本当にすごいね。ソースもおいしい、味噌の味が残ってる。めっちゃうまいわ…合格!」
向井さんの審査は通過!後日ホテルの評価も、パスタのモチモチ食感とソースに入れた味噌のコクが大好評で、年内にメニュー化が決定!
続いては、ホテルのお土産用に考えたフロランタン。ココア味のクッキー生地が特徴です。
パンサー向井さん:
「めっちゃおいしい、コレ!甘みがちょうどいいね。しっとりしてて全然パサパサしてない」
こちらも向井さんの審査は通過!後日ホテルの評価は、「ココア味のクッキー生地をコーヒー味に変えて、もう少し“大人菓子”にして欲しい!」とのことでした。
一方、1・2年生は「もち小麦パン」を使った商品を開発中。肉じゃがを挟んでいただきます。
パンサー向井さん:
「あまりないよね、肉じゃがパンって。(食べて…)めっちゃうまい!もち小麦のパンと、ねっとりした肉じゃがの食感が合うね!1個いくらくらいにする?」
小椋くん(2年):「150円…」
パンサー向井さん:「もっと取れる!」
三治くん(2年):「300円で」
パンサー向井さん:
「取り過ぎ!倍はちょっと取り過ぎよ(笑)」
放課後に集まり、このような取り組みをしている食品科学プロジェクト活動。皆さんが参加している理由を聞いてみると…?
中奥さん(3年):
「元々商品開発をしたいと思って入りました」
西さん(3年):
「四日市の良さを広めていって色んなPRをしたいです」
佐藤さん(3年):
「桑名市のもち小麦をもっと全国に普及できたらと思っています」
地元の特産品を使って、日々商品開発を進めている高校生たち。今回の取材で向井さんが感じたこととは…?
パンサー向井さん:
「本当に、『もち小麦』を使った料理を色々食べさせていただきましたけど、めちゃくちゃおいしかったです。それを広めようと高校生たちが頑張っている姿を見て、ちょっとグッと来るものがありました。本当にもち小麦美味しいですから、皆さん是非一度食べていただきたいと思います」
四日市農芸高校・食品科学プロジェクトチームの皆さん、ありがとうございました!