教えて!おうちでの効果的な勉強法…休校中の自宅学習のコをビリギャルの先生に直撃!
教えて!おうちでの効果的な勉強法
緊急事態宣言が解除され、様々な要請が緩和されていきますが、しばらくはお子さんたちの学習を家で効果的に続けていく必要があります。
そこで、そのポイントを教育評論家の“尾木ママ”こと尾木直樹さんと“ビリギャル”の著書でお馴染みの坪田信貴先生に伺いました。
小学生は『基礎を徹底的に』と『20分の短期集中』が大事!
小学生の勉強について、坪田先生は「徹底的に“計算”と“漢字”を勉強することがすごく重要です」といいます。
なぜこの2つが重要かというと「例えば、高校数学でも最終的には計算力だったりする。計算力があるか?ないか?で本当に変わる」。そして、漢字については「全教科を勉強する上で漢字が分からない状態だと、本や教科書が読めない」と。
将来やってくる進学のことを見据え、計算する能力や問題文などを読解するための漢字の理解力…つまり基礎力を小学生のうちに身につけておくことが必須としています。
また、尾木ママからのアドバイスは、「勉強の時間の長さ」についてです。
小学生の集中力は20分程度であるため、「20分勉強をしたら休憩」というように短い時間で区切って、それを繰り返す勉強の仕方が効果的だとか。
小学生は『計算と漢字を徹底的にやるべし!』&『20分くらいの短期集中型の勉強』がコツのようです。
中学生は『得意教科を作る』と『勉強する場の環境』が大事!
坪田先生は、「中学生の勉強で大事なのは、得意な教科を作ること。具体的には、国語・英語・数学のどれかを得意教科にしてほしい」とのこと。 これも、やはり先を見据えたコツであり、大学受験ではこの3科目のテストの配点が大きいため、この中でどれか1つでも得意な教科を見つけることで、将来の受験において優位に進められるとか。
そして、尾木ママは「勉強する場の環境」についてアドバイスをしてくれました。
それは子ども部屋ではなく、「人がいるリビング」で勉強するのがよいのだとか。
「人に見られている」という感覚によって、逆に集中力が高まることがあるそうです。
中学生は『国語・英語・数学の中から1つ得意教科を作るべし!』&『リビングで勉強』をお試しあれ。
それ、NGワード!親の心がけも大事!
子どもに勉強を促すために、つい親が言ってしまう言葉。
先生お二人が大否定しているのが、『○○ぐらいやりなさい』です。
坪田先生は「主婦が“家事くらいやりなさい”と夫に言われたら嫌でしょ?優しい声かけを!」と。
尾木ママは「子どもが“自分は落ちこぼれ”と感じてしまう。毎日子どもに勉強内容を自分で決めさせよう!」としています。
自宅での学習の際には、先生お二人のアドバイスを参考に、お子さんと上手にコミュニケーションを取りながら進めてみてはいかがでしょうか。