【リアルな高校生活】パンサー向井に「生涯の趣味見つけたかも」と言わしめる…『コマ愛』強すぎ男子達
愛知県立半田工業高等学校 電子機械科へ“向かい”ます!
愛知県にある半田工業高等学校。4つの学科があり、基礎はもちろん最新の知識と技術を学ぶことができます。
そのうち「電子機械科」では授業の実習で“コマ”を作っているそうで、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが、そんな3年生の男子生徒7人の元へ“向かい”ました!
パンサー向井さん:
「みんなは授業として作ってるの?」
大島くん:
「そうです。課題研究という授業で、その時間にコマを作って『優勝』を目指しています」
「全国高校生コマ大戦」全国3位になったこともある強豪校
実は7年前から高校生の技術者がしのぎを削る「全国高校生コマ大戦」がスタート。半田工業高校は全国3位になったこともある強豪校なんです。
金属製のコマのサイズ規定
コマは指で回すタイプの金属製。直径20ミリ以下、全長60ミリ以下など規定のサイズがあり、その範囲内でより強いコマを目指しています。
パンサー向井さん:
「重くしたり大きくしたりしたらいいじゃんっていう話でもないの?」
江坂くん:
「コマを(うまく)回せるかが変わってくるんです」
早速“コマ対決”を見せてもらうと…。
中野くん:「しゃー!いくぜ」
渡邊くん:「しゃー!やるぜぃ!」
大人しそうだった生徒たちのキャラが、江戸っ子っぽく急変!
“行司”の「はっけよい、残った!」でコマを回し、直径25センチの土俵の上で、先に出るか、先に倒れた方が負けです。
パンサー向井さん:
「渡邊くんのほうが回ってる感じ…?(コマ同士ぶつかる)おぉー!」
弾き飛ばされた中野くんのコマが先に土俵の外へ出て。渡邊くんの勝ち!生徒たち7人の中で全国大会に出られるのは3人。仲間でも全員ライバル同士なのです。
小さいコマは回る時間が長く、大きいコマは当たりに強い。さらにゴムで衝撃を抑えるなど、工夫や違いで大きく変わるため、放課後もコマの試行錯誤に明け暮れているそうです。
向井さんのためにコマを製作
今回、生徒達が向井さんのためにコマを製作。円柱型の金属から削り出した本体の先端に、向井さんがくぼみを作り、設置部分となる金属のボールを打ち付けて完成です。
試しに向井さんが回してみると、うまく回り、生徒たちから「おぉぉ~!」という野太い歓声。やはり彼らのコマに対するアツさ、尋常ではありません。
そして向井さん、先ほどの勝者・渡邊くんと対決!
行司の江坂くん:「はっけよい…残った!」
両者のコマは互いに密着したまま、スルスルと小さく円を描いて回り続けます。
「おーっうまい!」「負けんなぁ!」「いけ~おらぁ~!」と生徒たちが口々に叫ぶ中…。
パンサー向井さん:「あぁ~っ!」
向井さんのコマが一発で弾き飛ばされ、渡邊くんに軍配。
向井さんの負け
パンサー向井さん:
「信じられないくらい悔しいんだけど…。熱いね、この戦い。勝ちたい!って思うと、より自分の勝てるコマを作るってことになるんだね」
続いて向井さんは立山くんと対決。一回り小さな向井さんのコマが相手の低い位置に何度もぶつかり、立山くんのコマはしだいにフラついていき……パタリ。
向井さんの勝ち
パンサー向井さん:
「(もろ手を挙げて)ヤッター!……俺は、生涯の趣味を見つけたかもしれない(笑)」
今回の取材で感じたこととは…?
日本最強を目指しコマを作り続けている生徒達。向井さんが取材で感じたこととは…?
パンサー向井さん:
「すごく楽しかったです。アツいし、みんな仲がいいし。あのメンバーの中にいたら最高の高校生活を送れるんじゃないかなっていうくらいキラキラしていて。ちょっとうらやましさすら覚えるほどでしたね。コマ……大好きになってしまった(笑)」
愛知県立半田工業高等学校 電子機械科の皆さん、ありがとうございました!