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ネット俗語『頭ダイバージェンス』とは…先輩に“ノーベル賞”の進学校 生徒の色んなレベルがハイだった

ネット俗語『頭ダイバージェンス』とは…先輩に“ノーベル賞”の進学校 生徒の色んなレベルがハイだった

 名古屋市立向陽高等学校。愛知県内でも有数の進学校として知られ、ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんも卒業生。

 4年前、世界に通用する科学者を育てようと誕生したのが国際科学科。修学旅行では、アメリカでスペースシャトルを見学します。

 ユニークなカリキュラムが有名な国際科学科2年生のクラスへ、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向井”ました。

パンサー向井さん:
「すごい、みんな1人1台パソコン持ってるの!?」

 生徒たちの机の上にはノートPCが!国際科学科では教室に無線LANが飛んでいて、授業中にパソコンで調べモノもOK。教科書もユニークで、科学では全て英語で書かれたものも使っています。

 そして教科書以上にユニークなのが生徒たち!クラスで一番マニアックな趣味を持つという森川くんは…。

森川くん:
「クエン酸という酸なんですけど、人間の呼吸器系の中にあるクエン酸回路の…」

パンサー向井さん:
「クエン酸の話になったら急に生き生きし出したね!(なめてみて…)むちゃくちゃ酸っぱいじゃないのコレ!」

 森川くんは、高校受験で疲れている時になめて以来、すっかりクエン酸に病みつきになり、常に持ち歩いているんだとか。

 またクラスには、数学が好き過ぎてツイッターでも数式をつぶやいてしまう生徒がいっぱいいるそう。中でも八木くんは…。

八木くん:
「基本的に数式のことしか考えてなくて、例えば今ネットで『頭沸いてる』とかいう表現があるんですけど、それを『頭ダイバージェンス』って言ってます」

 と、ベクトル解析という分野での“収束しない・沸き出し”を表す数式記号を「罵倒表現」として使っているほど。

 個性的な生徒は、クラスの3割しかいないという女子にも…。

坂井さん:
「プラナリアっていうすごいカワイイ生き物がいて、それを過酷な温度の所に入れたら、有性生殖を行うようになるのではないかというのを今調べています」

 切断しても増殖…その高い再生能力に最新医学の世界からも注目が集まる生物・プラナリア。坂井さんはそれが大好き過ぎて、研究結果をまとめてアメリカで発表予定です。

 続々に登場した“個性派”だらけの生徒たち。彼ら彼女たちと触れ合った向井さんが感じたこととは…?

パンサー向井さん:
「高校の時とかって、好きなモノが決まってないことが多いと思うんですけど、これだけ自分の好きなモノがはっきりしてる子たちのクラスってないんじゃないかと。みんな各々が夢中になってる分野で頑張っていってくれるんだろうなと、すごく強く感じました」

 名古屋市立向陽高校国際科学科の皆さん、ありがとうございました!

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