その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている！　その町で生まれ、根づく愛されフード。ＣＢＣの加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、『愛知県春日井市』の『明和(あけわ)のたこ焼き』です。

埋もれるビジュアルがたまらない！ 絶品たこ焼き　

聞き込みをすると、『明和のたこ焼き』は“からしマヨネーズ”がたっぷりとかかったたこ焼き。「３０個は余裕で食べられる」という強者も！　いつも混んでいる人気店のようです。『たこやき明和』におじゃますると、次から次へと注文が入り、出来上がり待ちのお客さんがいっぱい。「２日前にも来た」という人や、「子どもの頃から馴染みのある味を奥さんに食べてほしくて」と夫婦で訪れている人もいました。

たっぷりのからしマヨネーズに沈むたこ焼きをいただくと「ちょっと甘みもあって辛みも後からきて、ソースとよく合っておいしいです」と加藤アナ。

最大の特徴！ 甘みを感じる“からしマヨ”とは？

店は親子２人で切り盛りしており、開店時間から休みなくたこ焼きを作り続けています。２０個入り・３０個入りの注文も多く、毎日２０００～３０００個は焼いているとか。息子さんの仕上げの“からしマヨがけ”も見事な手さばき！この店では、カツオ節や青のりはかけずに生地の中に入れているため「歯に青のりが…」いう心配もなし。タコはもちろん、天かす、紅ショウガ、キャベツも入った『明和のたこ焼き』は色々な食感や風味が楽しめます。

そして、最大の特徴はなんといっても“からしマヨネーズ”。考えたのは創業者でもある母・訓子(のりこ)さん。「ちょっと普通じゃないもの…」と思いついたのが“からしマヨ”で、それだけでは物足りないとちょっと甘みをプラス。その隠し味なるものは企業秘密ですが、子どもたちもおいしく食べられる味わいに仕上げています。

親子で作る、待ってでも食べたい唯一無二の味

創業は１９８６年頃。訓子さんの夫の祖母からの「何かやりたい事があったら、やりな」という一言がきっかけで、大好きな“たこ焼き店”を始めました。からしマヨネーズ味の珍しいたこ焼きの評判は徐々に広まっていきました。お店では鉄板焼きの王道、お好み焼きや焼きそば、さらに、変わり種のチキンナゲット入りのたい焼きも販売しています。

創業から間もなく４０年。今では息子の泰規(やすのり)さんが店を継ぎ、親子ならではの“あうんの呼吸”でお互いをサポートしています。母・訓子さんから「やっぱりやってくれると心強い。とっても嬉しかった」との言葉も聞かれました。オリジナルのからしマヨネーズがかかった唯一無二の『明和のたこ焼き』は、待ってでも食べたい味でした。

（ＣＢＣテレビ「チャント！」３月１４日(木)放送より）