2021.5.07 (金)
オーディションアプリで女優を夢みる今のリアルとは?
スマホでオーディションにチャレンジする人を見かけたことありますか?かつては「タレントキャラバン」など大規模なイベントが多かったタレントオーディションが、今ではスマホで簡単に応募できるようになっています。今回テレビ番組内のコーナーをナレーションできる権利を目指して実際に見事勝ち取った参加者に、オーディションに臨んだ理由や気持ち、アプリを始めたきっかけなどをリアルな姿を聞いてみました。
チェレンジの成功をファンとともに夢を見る世界
テレビでよくみかける「ふわちゃん」や「ヒカキン」などのユーチューバーに代表されるように、近年SNSでの動画配信やライブ配信アプリでの投稿など、スマートフォンでの自身の配信に積極的な人々が一般的になってきました。その中で アプリを通じて自分の成長やチャレンジを果たすなど、夢と課題を持って取り組もうとしている若者の姿も見かけます。
そのチャレンジの場所を提供する“オーデションアプリ”では、女優やタレントの卵や一般の参加者が同じ立場で自身の成功を夢見て様々なオーディションにチャレンジをしています。それを、一般のファンが「いいね」やコメントで支え、時には課金したコインやポイントなどをつかって真剣に応援し支えるような関係ができ、そのファンとともにチェレンジの成功の夢を見るというような世界が成立しています。
今回、そうしたアプリの中からチャンスを獲得したい人を応援したい、との思いで、CBCテレビは番組「私花。てれび!」で毎週発表する血液型占い『私花。うらない!』のナレーターを担当できるチャンスを「オーディションアプリmysta」に提供しました。
最後の1秒まで絶対あきらめない
4月開催された「ナレーター募集オーディション」で、たくさんの応募者の中から見事えらばれた3名のナレーター収録が、某日東京のとあるレコード会社の収録スタジオでおこなわれました。その中で、見事1位を獲得した川瀬ゆのさんに、その素顔に迫るべく収録スタジオの一室でインタビューを行いました。
■自己紹介をお願いします
はじめまして、奈良県出身の川瀬ゆの22才です。
mystaの「私花。うらない!ナレーターオーディション」で1位を受賞させていただきました!
■将来目指しているものを教えてください
女優を軸に表舞台でいろいろ活躍できる人間になりたいです。
尊敬している女優さんはたくさんいますが、最終的な形で目指したい方は、飯豊まりえさんです。基本女優でお仕事されているんですけど、ときにはモデルさんやコメンテーターなど、バラエティーに富んだ活躍をしています。私もそういう活動をしていきたいです。
■今の活動にコロナ禍の影響はありますか?あるとしたらどういうことでしょうか?
(所属している)事務所が大阪なのですが、東京が会場のオーディションが多く、以前より機会が減ってしまい自由がきかなくなったかなって思います。なんだか東京が遠くなりました。Zoomなどのオーディションもあるんですけど、現場の方に聞くと「やっぱり実際に会ってみないとわからない」って言われます。
■mystaを始めたきっかけを教えてください
mystaでゲームアプリをテレビで紹介する番組の募集があったのがきっかけです。もともとゲームが大好きで、ゲーム関係の仕事をしたかったし、映像(テレビ)にも出たいという夢があったので、見つけてすぐに「やってみたいっ!」と思って応募しました。
■今回の『私花。うらない!』ナレーターオーディションに応募した理由を教えてください
MCやナレーション、リポーターなどいろんなことを経験してみたいと思っていました。少し前に、初めて番組の紹介のナレーションをさせてもらったのですが、その時「(自分は)まだできるな」と思ったんです(笑)。もっと成長してみたいと思い応募させてもらいました。
■投票締め切りまでの最後の1時間の戦いは凄かったですね。その時はどんな思いでいましたか?
今回、戦わせていただいた(応募した)メンバーはお強い方ばかりだと知っていました。そんな中、私はmystaを始めて1年もたっていない初心者です。不安がいっぱいでしたが、〈最後まであきらめちゃだめだ、自分がやりたいと思ったことなんだから、上を見て頑張るしかない〉と最後の1秒まで絶対あきらめないでいこうと思っていたんです。そしたら応援してくださっている皆さまのおかげで、ギリギリで勝たせてもらいました。本当にあきらめないでよかった!って思いました。
■1位に選ばれた気持ちは?
ただただ、嬉しいです!ありがとうございます!!
■実際に収録してみての感想を教えてください
1番の印象は「楽しかった」です。自分がずっと〈もう一回やりたい!〉と思っていた現場に立つことができたので。けれど(自分が)関西圏出身なので、イントネーションが詰まってしまい申し訳なかったです。そこは直していきたいなと思っています。音声さんに自分の新たな部分を教えてもらえました(笑)
■収録の前と後、何か変わりましたか?
最初はやっぱり緊張が解けていないので、頑張っている感が出てしまって空回りしていました。自分でも聞き比べて「あ、三回目(収録の回数)のほうが慣れてきてよくなったな」とか、わかるようになりました。
■『私花。てれび!』の放送や配信をみた感想を教えてください
もともと『私花。てれび!』を知らなくて、このイベントの応募を見て初めて知りました。私は、もともとアニメが好きだし声優さんにも憧れていたので、番組をみて「この中に私の声が入るんだ!」と考えたら、信じられなかったし嬉しかったです。是非ライブとか見に行きたいですし、ベースを弾いてみたい願望があるので杏ちゃんに注目してます。
■『私花。てれび!』モーションコミックはみてみましたか?
Twitterでみました。パッと見た感じの絵柄とかキャラクターがかわいいと思いました。
いままでモーションコミックというのをみたことがなかったのでちょっとびっくりしました。普通のアニメとは違う感じで、みて(読んでて)その世界に入りやすいなって思いました。活字だけじゃないし、ちゃんと漫画としてあるんですけど、動きだったり色や声もあるので、自分の中に落としやすかったんです。静止画で見るよりモーションコミックのほうが楽しいと思いました。
■このナレーションのお仕事を通じて将来どのようになりたいと思いますか?
今回の経験を通して、ナレーションもMCも女優も言葉で伝えることにつながっていると実感しました。もっと幅を広げて期待にこたえられる人になりたいと思います。
■ファンの皆さんに伝えたいことは
「ほかにたくさんの素敵な演者さんがいる中で、私を見つけてくれて、川瀬ゆのを応援しようと一緒に夢を追いかけてくれて、心からありがとうございます。これからもよろしくお願いします。皆さんが、私の心の支えになっています。絶対結果で恩返しするからね!」
インタビュアー 野村美砂永
“私花。てれび!” 毎週土曜日深夜2:13~CBCテレビで放送中。
家族や仲間との絆をテーマにしたガールズバンドの物語、『私の愛した花の名は。』。
この物語から生まれた声優5人組ガールズバンド『PsȳChē(プシュケ)』(MoeMi、大森日雅、若林倫香、宍戸智恵、鳥部万里子)が、毎回自由なテーマで語るトークバラエティ番組です。