2020.12.04 (金)
声優がニュース読みに挑戦、時間制限とアドリブの対応策は?
ボイスドラマ・4コマ漫画『私の愛した花の名は。』の声優5人組ガールズバンド『PsȳChē(プシュケ)』(MoeMi、大森日雅、若林倫香、宍戸智恵、鳥部万里子)が、毎回ゆる〜い放課後特別授業を経てバンドとしての成長を目指す番組。
今回の授業は”日本語”。声優であるメンバー5人がニュース原稿を読んだらどうなるのでしょうか?臨時教員であるアナウンサーの指導のもと、ジェスチャーをつけて感情豊かに読んだり、アドリブトークを求められて混乱し、不思議(?)なニュースを伝えたメンバーも…。“私花。てれび!”11月28日の放送から。
巨大カボチャのニュースに挑戦!
本日の授業は”日本語”。ニュース原稿を読むというガチのお題に戦々恐々とするメンバーたち。
まずはリーダーのMoeMiがニュース読みの見本をみせます。
そのニュースとは…
「愛知県私花町で10メートルを超える巨大カボチャが収穫されました。豊かな土壌でかぼちゃの産地として知られる私花町。昨日、今までの記録、直径3メートルを超える重さ5トン、直径10メートルのカボチャが発見され街が賑わいました。農家の人に話を聞くと、ひと晩で10メートルまで急成長したと驚きを隠せない様子。無事収穫を終え、今晩かぼちゃの煮物とパンプキンスープが町の方に振るまわれるそうです。以上、ニュースでした」
驚くような内容と前フリしますが、たしかに現実にありそうでなさそうなニュースです。
MoeMiの流れるようなニュース読みに「さすがもえみん!」と歓声が上がります。
若狭先生(アナウンサー)からは「さすが声優さん、声がよく出ている」とお褒めの言葉が。
ここまでは小手調べ、あくまで“ニュース読み”を習うのですから。
いよいよ授業が本格的に開始です。
若狭:
少しハードルを上げて30秒で読んでもらいたい
トップバッターは鳥部。
時計を見ずに30秒ピッタリで読まないといけません。
やや早口だったものの記録は…28秒97。
見事な時間配分に、若狭もほぼ完璧とコメントします!
一般的にニュース原稿は、300文字を1分で読むと言われていますが、この原稿は約200文字。一般的なペースでいくと約40秒かかる原稿ですが、さすが声優です。少し早口にすることで約30秒、時間を合わせてきました。当たり前のことですが、制限時間どおりに読み終えることができました!
読む時間を変えてみるとどうなるか?
次は制限時間を30秒から伸ばして50秒に変更。
ゆっくりめの時間制限の場合、感情表現を入れられるので、さっきより難しいと若狭が解説。
これを受けて、若林は大げさなジェスチャーを交えながら、感情たっぷりにニュースを伝えます。
「この人は何を言っているのでしょうか?」とアドリブをはさむ余裕もみせ、思わず吹き出すメンバーたち。 私的な感情が入ってしまったようですが、45秒66でタイムもバッチリ。合格点です。
そして、次は 冒頭に決められた短い文章に続いて、<あとはフリーで30秒>の文字が書かれたフリップが登場。アドリブでフリートークが求められます。
難しい課題に残る宍戸と大森は怪訝そうな顔になります。
大森:
やだ…だって必然的に私たちですよね?
もちろん事前にお題は声優たちには知らされていません。
まずチャレンジするのは、宍戸。
宍戸:
もうすぐ冬がきますね~冬といえばこたつ。私がいなくなって大騒ぎになったことがあって。いたのはこたつの中。3-4時間探してお母さんがこたつの中にいた私を発見。それ以来、ウチにこたつはなくなりました!
時間内にしっかりとオチもついています。
世にも奇妙な話みたい、と若狭のコメントもありますが、
内容は別としてオチをつけて時間にあわせることは大事ですね。一発本番の撮影の中、見事に課題をこなしてみせた宍戸でした。
ラストは大森ですが、なぜか変テコなニュースに…
大森:
秋といえば食欲の秋!この秋、私はキノコ狩りに行こうと思っています。愛知県私花町ではキノコ狩りツアーがございまして、この秋はぶなしめじ、舞茸、松茸、そして大人気なのは”私花茸”!採れるかどうなのかはあなた次第。私花茸と似た”ワテ花茸”にご注意ください!
ワテ花茸はどうやら毒キノコのようです。
大森:
真っ赤なウソニュースでした
オチをつけることは大事ですね
ニュース読みは、指定時間通り読むことも大事ですが、声優は舞台などでこのようなアドリブもこなさなければなりません。
意外とアドリブへの対処もバッチリ?な『PsȳChē(プシュケ)』のメンバーということがわかった放送回でした。
放送後SNSでは「みんな原稿読むのお上手 さすが声優さん 通販番組できそう」「読めるイメージがあるんだよね(^o^)」などの声がつぶやかれていました。
メンバー本人のアカウントではMoeMi「みんなのアドリブにたくさん笑いました!」若林「すっごい緊張した!」鳥戸「ナレーションレッスンで笑い転げるとは」とのことでした。
日本語の授業が続きます!
次いては…”文豪から日本語を学ぼう”です。文豪が使う詩的な表現を参考にして「詩的にオシャレにして返す」という、さらに一段難しい授業に挑戦します。