吉見一起さん | 未来人からの提言ニッポン遅れてるヨ | CBCテレビ |　2021年1月30日（土）午後2:00～放送

今年、自分のために
ブラッシュアップ
したい
ことはなんですか？

謙虚さを忘れずに、「人を見る力」を高めていきたい！元中日ドラゴンズのエース・吉見一起さんがブラッシュアップしたいこととは？

多くのファンに愛され、惜しまれつつ昨年現役生活を終えた元ドラゴンズのエース・吉見一起さん。今年からはCBCの野球解説など、新たな活躍が始まります。新しい日々を迎える吉見さんに、「これからの自分のためにブラッシュアップしたいことはなんですか？」とお話を伺いました。

理解、共感してもらえる解説を

　吉見さんの答えは「人を見る力」。「人を見極める力、人との接し方は、これからますます成長したいし、自分を高めていかなければいけないなと思っています」と穏やかに話してくれました。
　チームメイトにも信頼されていた吉見さんですが、自己評価は厳しめです。「選手だった時は、自分のことだけ考えていました。チームプレーですが、個人の集まりが束となって、チームの力になると思っていました。今までは自分のことしか考えていなかったけれど、これからは伝えていかなければならない立場。テレビを見ている人に理解、共感してもらわなければならない。やっぱり「人を見る力」が大切です。この人はこういう人だという先入観は持たず、会話して、付き合っていき、少しずつその人の特徴、特性を理解していきたいですね。憶測だけで無責任にしゃべれないという思いがあります」と解説する時の心構えを語りました。

どんな解説者を目指しているか？？

　改めて吉見さんはどんな解説者になりたいのか聞いてみました。「一番は分かりやすく、共感してもらえること。まだ素人というか、1年目なので、たくさん失敗をすると思います。でも、誰かの真似をするのではなく、自分の考え方をしっかりと自分の言葉を使って伝えていきたいです。そして『今日は吉見か、楽しみだな』と思ってもらえるような解説者になりたいです。自分のことではなく、その時のチームの良いところを伝えていきたいので、良い部分を早く見抜けるようになり、話していけたらいいなと思っています」と意気込みを語ってくれました。

　「解説を聞いた視聴者から来る様々なメールは読みますか？」の質問には「そうですね」と即答。「ぜひ伝えてもらって、駄目なものは駄目、良いものは良いと指摘してもらいたい。多くの方々の意見をもらえると、ありがたいなと思います」と話しました。
　プロ野球選手としての日々を一段落した吉見さん。一人の人間として、高めていきたいところはあるのでしょうか？「楽しみでもありますが、本当に分からない。今まで付き合ってこなかった人と交流するとかもあると思うし、違う人生というか、見え方、感じ方があるのだろうと思います。野球をやっていようがいまいが、謙虚さは大事に持っていきたいというのは常に思っていること。それは見失うことなく、進んでいきたいです」と笑顔。

体調管理はブロッコリー？

最後に、皆さんにも身近に感じられる質問です。寒い冬、この季節ならではの「気を付けていること」を聞いてみました。「冬ならでは、ですよね？」と少し考え込んだ吉見さん。「これは冬だけではないですが、選手だった時も、これからも、体調が一番です。そこが崩れると仕事ができなくなるので」と話してくれたのが、「ブロッコリーを食べること」でした。何でも後輩から「ブロッコリーだけ食べていれば、他の野菜は食べなくていい。ブロッコリーが一番いい」という「ブロッコリー最強説」を聞いたことがあり、それ以来その言葉を信じてブロッコリーを食べるようにしているそうです。「実際、体調はずっと良かったですね。コンディションとしての波が少なかったのは、ブロッコリーのおかげじゃないかなと思っています」と笑います。
こんな所にも、周りの意見を大切にする、吉見さんの謙虚な姿勢がうかがえますね。

今年、自分のために
ブラッシュアップ
したい
ことはなんですか？