健康カプセル!ゲンキの時間
毎週日曜 あさ7:00
CBCテレビ製作/TBS系28局ネット
朝からヘルスシェア
- 出演
- 石丸幹二
- 坂下千里子
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第350回(2019.3.31)
総集編
ゲンキスチューデント:片岡安祐美
ゲンキリサーチャー:深沢邦之
2012年4月から始まった『健康カプセル!ゲンキの時間』。これまで丸7年間、日本各地の様々な健康情報をお届けしてきました。そこで今回は、覚えておきたい健康知識を総チェック!血管・体幹・脳といった身体の重要なパーツをおさらいしましょう。
血管に良い食べ物
・八丁味噌
八丁味噌は、褐色成分であるメラノイジンが豊富。血中コレステロールを下げ、
糖尿病を予防したりする効果が期待できます。
・ワイン
ワインには、腸内環境や肌の調子を整えるなど、健康効果が盛りだくさん。中でも注目すべきなのが、赤ワインに多く含まれるポリフェノール。ポリフェノールには活性酸素を取り除いて、動脈硬化を予防してくれる働きがあります。
・白ウド
白ウドの精油成分には、手足の毛細血管を活性化させる効果が期待できます。
体幹強化法
・四股
相撲の四股は、お腹や背中をまっすぐに固定して足をおろすので、腹筋や腸腰筋などのインナーマッスルを鍛える事ができます。
・アルプホルン
スイスの伝統楽器アルプホルンを吹く時には、たくさんの空気を肺に送り込むため、「横隔膜」が下がります。同時にお腹からお尻にかけて力を入れるので、「腹横筋」「多裂筋」「骨盤底筋群」それぞれ4つの筋肉が働き、お腹周りの体幹が鍛えられます。
<自宅で簡単!体幹を鍛えられる方法>
・ティッシュを1枚壁につける
・ティッシュが落ちないように3秒間息を吹きかける
5回1セットを朝昼晩行う事で、アルプホルンと同様の効果が期待できます。
・ひざ裏を伸ばす壁ドンストレッチ
ひざ裏が硬くなるとひざが曲がり、連鎖的に他の関節も曲がってしまいます。すると、肩や背中・股関節などにも悪影響が及びます。それを防ぐのが、ひざ裏を伸ばす壁ドンストレッチです。
<ひざ裏を伸ばす壁ドンストレッチ>
・脚を前後に開き、手を肩の高さ、幅は肩に合わせて壁につける
・かかとを浮かさずに息を吐きながら5回壁を押す
・ひざ裏を伸ばして息を吐きながら5秒間壁を押す
このストレッチを行う事で、姿勢も良くなり、肩こり・ひざ痛などの改善、さらには、体幹の安定にも繋がります。
脳を若々しく保つ方法
・社会性
当時90歳の萩原昭子さんは、見事な腕前を持つピンポン女子。身体能力もさることながら、時間を作っては美容室に行き、定期的な髪や爪のお手入れを行っているそうです。また、買い物を楽しむなど、積極的に外に出て人と交流しています。そうした「社会性」を持つことが、脳の機能を維持する秘訣です。
・好奇心
当時82歳の若宮正子さんは、アップル社の代表、ティム・クック氏から史上最高齢のプログラマーとして紹介され、大きな話題になりました。若宮さんがコンピューターに夢中になったきっかけは、高齢者が集まるインターネット上の掲示板。そこから、プログラミングを学校も行かず独学でマスターし、アプリを開発したそうです。年齢に縛られることなく、いつまでも好奇心を持って好きなことを続ける。その心のありようが、若々しい脳を保っているのです。
また、関心を持って感動すると脳が活性化し、認知症予防につながるそうです。
●尿でがんを発見する最新研究
番組ではこれまで、数多くの最新治療法や研究に迫ってきました。その中の1つが、「C.エレガンス」という種類の線虫を利用して、尿からがんを発見する研究。
体長1ミリのC.エレガンスは、目や耳などの器官がないため、ニオイにすごく敏感。そして、がん患者の尿に寄っていく習性を持つ事が研究で明らかになりました。がん患者1,000人以上の臨床研究でも、その的中率は86%と高確率。また、進行したがんを見つける場合、CTやPETなど身体に負担のかかる検査が必要ですが、線虫による検査では、ステージに関係なくがんを発見することが可能です。反応する「がん」は実に18種類。現在、どの部位の「がん」なのかを特定する研究も行われています。今では研究も進み、2020年の1月に実用化が決定。「尿で手軽にがん検査」それが常識となる日も、そう遠くないかもしれません。