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健康カプセル!ゲンキの時間

毎週日曜 あさ7:00

CBCテレビ製作/TBS系28局ネット

朝からヘルスシェア

出演
石丸幹二
坂下千里子

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第345回(2019.2.24)

温活

温活

ゲンキスチューデント:滝裕可里
ゲンキリサーチャー:レッド吉田
ドクター:渡邉賀子

今シーズン発症者が増えると言われている花粉症。昨年末から猛威を振るうインフルエンザ。様々な病気を引き起こす共通の原因が「体温の低下」です。放って置けば、体の隅々まで熱を運べなくなり、手足の冷えはもちろん、アレルギーや肌荒れ、内臓疾患など、様々な病気になる可能性があるのです。そこで、今回は「温活」をテーマに、私たちが健康に長生きするための体を温める方法に迫ります。

現代人の体温低下の原因

・「熱を配れない」原因
快適な室温では、熱を作れていれば、それが末端まで均等に行き渡ります。しかし、プレッシャーなどの精神的ストレスや、疲労などの肉体的ストレスが加わると、末梢血管が収縮。末端まで血液が届かず、うまく熱を配れなくなってしまいます。また、運動不足も熱を配れない原因の一つ。心臓から送られた血液は、ふくらはぎのポンプ機能などで心臓に戻ってきますが、運動不足で足の筋肉を動かしていないと、足に血液が回らず、熱を配れなくなってしまいます。

<熱を配れないタイプ>
□ストレスを感じやすい
□湯船に浸かる習慣がない
□夜更かしが多い
1つでも当てはまる方は、熱を配れないタイプの可能性があります。

・「熱を作れない」原因
熱を作れない原因の一つは、筋力の低下。熱を作って体温を維持するためには、しっかりと筋肉を使って運動する事が大切です。また、過度のダイエットや偏った食生活も熱を作れない原因になります。身体の中心で十分な熱が作れなければ、手足に熱を配る余裕がなく、末端に行くほど冷たくなってしまいます。

<熱を作れないタイプ>
□朝ごはんを食べない
□運動習慣がない
□比較的 細身だ

オススメ温活法

・太ももの筋力UP
筋肉は一日の熱量の、実に60%を作り出します。中でも太ももの筋肉は、筋肉量が体の中で一番多く、太ももの筋トレが熱を作る上では最も効率的です。オススメは、テレビを見ながら、歯磨きをしながら、などの「ながらスクワット」。すぐに体が温まるので続けやすく、マメに筋肉を動かす事が冷え性の改善にも有効です。

・熱になりやすい高たんぱく食材を摂取
体温を上げるには、バランスの良い食生活が大切です。中でも、大豆や魚、肉などのたんぱく質をしっかり摂るのがオススメ。特に朝ごはんでたんぱく質の比率を高めるのが効果的です。

・温活ツボ
足の冷えにオススメなのが「三陰交」。内くるぶしに小指をあて、人差し指の第二関節あたりにあるツボです。下半身の血流が促進され、足の指先の冷えに効果が期待できます。岩盤浴や入浴後に、ツボを押しながらストレッチを行えば、全身の筋肉もほぐれ、より温活効果がUPします。また、爪の生え際にあるツボ「井穴(せいけつ)」は、自律神経のバランスを整え、爪の生え際から第一関節を揉むと血流UPにつながります。

・ヨモギ
漢方では艾葉(ガイヨウ)という生薬で、内側から温める効果と止血作用が期待できます。ヨモギ餅やヨモギが入ったお茶などもオススメ。ヨモギの香りにはリラックス効果もあるそうです。

・朝に白湯を飲む
体温の低下している時に温かい白湯を飲む事で、胃腸を温める事ができます。朝食の消化を促し、代謝UPにもつながります。

・靴下
せっかく作った熱を逃がさないのも温活の一つ。くるぶし丈ではなく、肌が出ないハイソックスがオススメです。

・温活ドリンク
簡単でおいしい温活ドリンクもオススメ。ベースの豆乳には、熱になりやすい良質なたんぱく質と、女性ホルモンと近い働きをしてくれるイソフラボンが豊富です。また、ターメリックには強力な抗酸化作用があり、動脈硬化を防いで、血液をサラサラにしてくれます。さらに、シナモンは漢方の生薬としても使われており、血流改善効果が期待できます。

「温活ドリンク」
【用意するもの】
・豆乳……200mL
・ターメリック……小さじ1/4
・はちみつ……小さじ2
・シナモン……適量

温めた豆乳にターメリックとはちみつを入れてよく混ぜ、お好みでシナモンをかけて完成!

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