共有する
  • Facebookで共有する
  • LINEで送る

健康カプセル!ゲンキの時間

毎週日曜 あさ7:00

CBCテレビ製作/TBS系28局ネット

朝からヘルスシェア

出演
筧 利夫
西尾由佳里

ARCHIVE

アーカイブ

第328回(2018.10.14)

せき

せき

ゲンキスチューデント:滝裕可里
ゲンキリサーチャー:レッド吉田
ドクター:平松久弥子

秋は咳に悩む人が増える季節。「たかが咳くらい…」と侮ってはいけません。そこで今回は、呼吸器の病気を徹底リサーチ。大人の喘息対策法もご紹介します。

咳の症状で変わる様々な病気

・季節の変わり目や朝起きた時などに「コンコン」と咳が出る
「喘息」
喘息とは、アレルギー物質や風邪、ストレスなどが引き金となり、気管支の内側に慢性的な炎症が起こり、気道が狭くなる病気です。喘息の発作が起きると、本来直径10mmほどの太さの気道が、炎症が強い場所では、2mm(爪楊枝の太さ)ほどにもなってしまいます。喘息の初期は、コンコンという乾いた咳が出るのが特徴で、悪化すると粘り気のある痰が出たり、呼吸のたびにヒューヒューゼーゼーと気道が鳴る喘鳴(ぜんめい)という症状が現れます。また喘息は、夜中から明け方にかけて咳が出やすく、ときには呼吸困難に陥ることもあります。特に気を付けたいのは、季節の変わり目。中でも秋は、引き金となる風邪を引きやすく、アレルギー物質も多く飛ぶので要注意です。

・たんが絡んだ「ゴホンゴホン」という咳が出る
「COPD」(慢性閉塞性肺疾患)
COPDとは、肺がタバコなどの有害物質に長期間さらされることで、組織の一部が壊れたり、気管支が慢性的に炎症を起こした状態を言います。粘液が過剰に分泌されて痰となり、それを吐き出そうと咳が出やすくなるのです。また、COPDで肺機能が低下すると、息切れが強くなります。すると、運動量が低下し、筋肉量が減少。最悪の場合、寝たきりまで引き起こす可能性があります。さらに、心疾患や、脳卒中、高血圧、糖尿病、肺がんなど、命に関わる恐ろしい病と合併するケースが多いとも言われています。この場合に一番大切なのは、禁煙。薬による治療も必要となります。

・寝ている時などに「エッヘン」と黄白いたんを伴う咳が出る
「後鼻漏」
後鼻漏とは、鼻水が鼻の奥へと垂れ落ち、咳や痰の原因となる症状です。後鼻漏(こうびろう)の原因となるのは、この時期に増えるアレルギー性鼻炎や蓄膿症。これらは、黄色っぽい鼻水を過剰に分泌します。特に寝ている時の姿勢は、鼻水が喉の奥へと流れ込みやすく、咳や痰が出やすくなるのです。このような症状がある場合は、耳鼻科を受診しましょう。

近年増える大人の喘息

現在喘息の患者は、全国で800万人と推計されており、そのうち7割が大人になってから発症しています。しかも、年間約1,800人の方が喘息で亡くなっているそうです。

・秋は喘息が増える!?
秋に喘息が増える原因の一つが、アレルギー性物質が飛ぶ事。中でも特に問題になるのが、布団やカーペットなど家中のどこにでも潜む「ダニ」です。ダニは、高温多湿な夏に増え、涼しくなる秋に、一気に死骸となります。空気中に舞った死骸やフンがアレルゲンとなり、それを吸い込むと喘息の引き金になるのです。

今日からできる喘息対策

対策の基本は、掃除機をこまめにかける事!特にカーペットは、表だけでなく、裏側もしっかりと吸い取りましょう。また、この時期に意外と見落としがちなのがカビです。特に、これから稼働の機会が増えるエアコンや加湿器は要注意!こちらも念入りに掃除をしましょう。そして、喘息のきっかけになりやすいのが、気道を荒らし、アレルギー反応を起こしやすくする風邪やインフルエンザなどのウイルス感染。そのため、風邪予防やインフルエンザの予防接種がオススメです。未然に防いで、この秋を乗り切りましょう!

《喘息の症状を和らげる効果が期待できる方法》
・「呼吸筋」を鍛える
肺は自力では動けないため、周囲の筋肉(呼吸筋)の収縮によって呼吸しています。そのため、呼吸筋を鍛える事で、喘息で浅くなった呼吸を改善する事ができます。方法は、腕を高く上に伸ばし、そのまま大きくゆっくりと回すだけ。1日10回を目安に、徐々に回数を増やしましょう!

・屋外の運動は「マスク」を着用
涼しくなってきた今の時期は、屋外での強度の高い運動は要注意です。冷たく乾燥した空気を大きく吸い込むと、気管支を刺激し、喘息の発作を招く可能性があります。それを防ぐのにおすすめなのが「マスク」です。呼吸器の保温・保湿効果が期待できます。

pageup