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第306回(2018.5.13)

はじめての老眼鏡

はじめての老眼鏡

ゲンキスチューデント:井上咲楽
ゲンキリサーチャー:ヴェートーベン
ドクター:加藤卓次

誰もが避けられない老化現象、「老眼」。老眼の症状は、目に負担をかけるため、不自由であれば早めに老眼鏡をかけた方が良いのですが、自分に合ったものを使用しないと、ひどい頭痛や肩こりなどの体調不良に襲われる事もあります。今回は、はじめての方大歓迎!自分に合った老眼鏡を作る方法をご紹介します。

老眼セルフチェック

メジャーを使って、簡単に老眼のセルフチェックができます。
(1)人差し指を指紋が見える位置で止める
(2)目からの距離が30cm以上だと要注意!老眼の可能性大です

はじめての老眼鏡作り

老眼鏡を作ろうと思ったら眼鏡店ではなく、まずは眼科に行きましょう。
眼科で事前に検査を行うと処方箋をもらえるため、キチンとした老眼鏡が作れます。また、老眼の見え方と似ている病気があるので、健康のためにも眼科で検査を受けるのがベストです。

・問診票の記入
まずは、問診表の記入。眼科では、老眼に限らず目の症状で悩む患者全員に問診票を渡し、アレルギーや高血圧、糖尿病の有無など基本的な事を記入します。

・目の検査
「オートフラクトメーター」という機械をのぞくと、画像が見えます。それを見ている間に近視や遠視などの原因となる屈折度数を検査します。

・老眼について
老眼は加齢が原因のため、視力の良し悪しに限らず誰でも平等に訪れます。私たちの眼球の中にある水晶体は、遠くを見る時は薄い状態で、近くを見る時は、厚くなりピントを合わせようとします。しかし、水晶体の弾力性は加齢と共に低下。すると、近くにピントが合わないため、遠ざけないと見えなくなってしまうのです。水晶体の弾力性のピークは、8歳前後。その後は、少しずつ落ち続けていき、40代以降で老眼の症状が現れやすくなるそうです。

・アコモドメーター
検査機を覗くと、視標が遠くに移動していく様子が連続して見えます。ピントが合った位置でスイッチを押すと、水晶体の弾力性など目の調節力を測ることができます。

・目の病気検査
手元が見づらいという症状の中に、白内障や緑内障といった目の病気が隠されている事もあります。そのため、目の病気がないか検査を行います。主に行われるのは、以下の2つの検査です。

「細隙灯(さいげきとう)顕微鏡検査」
眼球内を観察し、白内障などの病気の有無を検査します。
「眼底検査」
血管の状態を観察し、動脈硬化や高血圧などの病気の有無を検査します。

・老眼鏡のレンズについて
老眼鏡のレンズには、2種類あります。1つは、「単焦点レンズ」。レンズの度数が1種類の初心者向けです。近くしか見えないため、かけ外しをする必要があります。もう1つの「多焦点レンズ」は、遠近のように2種類の度数を使用したレンズの事で、眼鏡のかけ外しが面倒という人にオススメです。多焦点レンズは、上下が違う度数になっているので初めは違和感がありますが、1週間ほどかければ慣れていきます。

・処方箋お渡し
最後に処方箋をもらいます。病院によって異なりますが、検査時間は30分。費用は2千円程度です。あとは処方箋を持って眼鏡店に行くだけで、自分に合った度数の老眼鏡を作る事ができます。

老眼鏡購入時のポイント

・レンズ
遠近両用の老眼鏡の場合は、レンズの縦幅が3~4cmの程よい大きさが
ベストです。
・フレーム
「縁なしフレーム」や「メタルフレーム」などは、デスクワークなどで常に眼鏡をかけている人にオススメ。一方、現場で作業をされる方や外出が多い方には、「縁ありフレーム」がオススメです。

《注意点》
・眼鏡の種類によっては、より性能を引き出すために特殊なレンズを処方箋に記載する事があります。その場合は、眼鏡屋さんに確認してください。
・目の調節力は毎年落ちていくので、老眼鏡を作った後も1~2年に1回は度数をチェックする事も大切です。

はじめての老眼鏡。正しく作って、快適な毎日を過ごしましょう!

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