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第288回(12/24) 肝臓

ゲスト:湯山玲子
ゲンキスチューデント:足立梨花
ゲンキリサーチャー:レッド吉田
ドクター:松岡俊一

酒豪が多いイメージの九州。焼酎に限れば、熊本は全国3位の消費量です。しかし熊本市は、肝疾患での死亡率の低さが男性2位、女性1位と驚きの順位です。そこで今回は、肝臓を健康にする意外な食べ物や、熊本で人気の趣味などを大公開。この時期思った以上に弱っているかもしれない肝臓のゲンキの秘訣を、熊本県から学びます。

肝臓のゲンキの秘訣

・馬肉
熊本が生産量、消費量共に日本一という馬肉。馬肉に多く含まれるグリコーゲンは私たちの体内にもあり、肝臓ではアルコールなどを分解するために使われます。ところがお酒を飲み続けるとグリコーゲンが不足するため、食べ物でグリコーゲンを補うことが大切です。馬肉に含まれるグリコーゲンは牛肉の3倍、豚肉の5倍で、馬肉はお酒のおつまみには最適な食べ物なのです。さらにカルノシンという抗酸化作用に優れた成分も豊富に含まれています。
ただし鉄分も多いため、肝臓に疾患がある人は控えめにしましょう。

・豆腐の味噌漬け
水切りをした豆腐を、味噌に10日間程度漬け込んだ豆腐の味噌漬け。タンパク質やミネラルが豊富な味噌は、肝臓のアルコール分解作用を高め、豆腐はサポニンと亜鉛が肝細胞を活性化させて肝臓の機能を高めます。豆腐と味噌は、肝臓にとって最強の組み合わせなのです。

・釣り好き
釣り人口の割合が全国2位という、釣り好きな熊本。釣りはじっと待っているというイメージがありますが、実はとてもアクティブで健康効果が高いのです。不安定な岩場を歩いたり、しゃがんだりという動作が多い釣りには、「なんとか会話ができる速さの歩行」と同じ程度の運動効果があります。この歩行を週に250分、1日30分程度行うと脂肪肝が改善したというデータもあります。釣りも肝臓ゲンキの秘訣の一つだったのです。

・カラオケ
カラオケが大好きな熊本の皆さん。その様子はというと、踊りながら熱唱しています。このように楽しく歌って踊れば、カラオケも運動効果抜群!肝臓もゲンキになります。

・レンコン
熊本名物辛子レンコン。熊本では手作りすることも多く各家庭で味の違いもあるそうです。
レンコンにはムチンやタンニン、ビタミンCが豊富に含まれています。粘りの成分ムチンには胃の粘膜を保護する働きがあるため、アルコールの吸収が緩やかになり、肝臓の負担が減ると言われています。さらに脂肪肝のマウスにレンコンを与えたところ、3週間で肝臓の脂肪が62%減少したというデータもあります。レンコンは肝臓のお助け食材と言えそうです。

・酢
熊本はお酢の購入費も全国2位。酢は脂肪やたんぱく質をエネルギーに変えることで肝臓の負担を軽減してくれます。また酢酸やクエン酸は肝臓の代謝を促進します。毎日大さじ1杯の酢を摂ると、肝臓の脂肪が減少し、血中コレステロール値が下がったというデータもあります。
さらにお酢は塩味を引き立たせる効果があるため、料理にお酢を使う事でわずかな塩でもしっかりと味付けができ、減塩効果が期待できます。

・晩白柚(ばんぺいゆ)
晩白柚は熊本が名産の世界最大級の柑橘類です。特徴は分厚いワタで、ワタに含まれるナリンギンは、ビタミンC効果や抗酸化作用、脂肪燃焼作用も高い成分です。しかしワタはとても苦いため、熊本では数時間砂糖で煮詰めた砂糖漬けにして食べられています。

肝臓にも健康にも良いことをたくさん取り入れて、忘年会シーズンを乗り切りましょう。