2月19日から23日まで、ニコニコでボカロ楽曲の祭典「TheVOCALOIDCollection2026Winter」(通称「ボカコレ2026冬」)開催されます。1月11日放送のCBCラジオ『RADIOMIKU』では、パーソナリティの南波星那が、前回の「ボカコレ2025夏」のランクイン曲から3曲を紹介しました。ピアノの名手の曲1曲目は「ヒューマンビーイング」(まらしぃfeat.鏡音リン)。まらしぃさんと言えばニコニコ動画やYouTubeなどでピアノパフォーマンスを披露する他にも作詞家・作曲家としての顔も持つクリエイターです。南波「痛快なサウンドと、現代人をグサッと刺すような鋭い世界観がたまらない一曲です。もう、リンちゃんが後世のAIという設定で『人間様よぉ』と見下されているかのような、ウカウカしていていいんですか?という声が聞こえてくるような曲で危機感覚えますよね」南波自身もAIを使うことがあるものの、一方で安易に使っていると、自分で考えることがなくなり良くないなと感じているとか。人間とAIと、人間一歩手前の猿人類で表しているMVもまた、訴えかけてくるものがあるとのことでした。この曲はTOP100で4位の曲です。明るく歌い飛ばす前向き曲2曲目は「よっしゃ宇宙、行こう」(あだちかすかfeat.ずんだもん知声)。一言で言うと「こんなん大好きやんって曲」という南波。全部ちょっと面倒くさいけど好きだしちょっと明るく楽しくやりたいよな、という気持ちになると言います。南波「共感という面で言うと、1番Aメロの歌詞の『普通にしてるつもりでも息が詰まるのはきっと空気とかのせいなのだ読まされたり押し潰されたり見えないくせに生意気じゃん』ってところに2025年イチの『確かに!』って言葉が出たんですよ、私」もやもやする気持ちを、この歌がスカッと歌い飛ばしてくれたような印象があるとか。この曲を聴きながら外出したら、「(面倒だけど)いっちょやるか!」という前向きな気持ちになれて、テンポもよく、ギターのフレーズがカッコイイとし、ダブルボーカルのように音が前に出てくる点も絶賛。TOP100で48位にランクインしました。歌詞もメロディも脱帽な17才3曲目は「表情」(なだfeat.宮舞モカ)。自然にスッと入ってくる優しいメロディに、「時代を問わない名曲になるパターンの曲」と評します。南波「本当に歌声もメロディもギターも優しいんですけど、その中でドラムのパリッとした音とたまにはいるブレイクがすごくいいアクセントになってます。この曲については、なださん御本人がXで曲の解説をしてくださっています」ごく一部を抜粋すると、「この曲はコミュニケーションのズレの話です。会話をする以外にも、相手の表情で何となく距離を置かれ始めたと思う瞬間があると思うんですよ」と書かれており、この言葉だけでも「わかる、凹むよね」と深く共感したそう。友達や恋人関係などで容易に想像ができるだけに、言葉で言われるより相手が困ったような曖昧な笑顔で対応された時や、表情や雰囲気で分かる時が一番つらいと納得。人間関係で時に起こる微妙な関係変化をうまくとらえた曲ですが、後半になると「自分の嫌なところや気持ちも見せたいし、見せて欲しい」という風に変化します。南波「私だったらこの曲のように、(相手の)今の表情傷ついたわ、はぁ…で終わらず、前向きになっていけるかなと。なんてポジティブな曲なんだと思いますね」ちなみに、この曲を作ったなださんは17才。末恐ろしい才能に、ボカロ界の未来は明るいと脱帽する南波。この曲は、ルーキー部門で18位、今後の活躍も楽しみです。(葉月智世)