秋の衣替えで、「黄ばみ」「しわ」をつくらずに夏服を収納する方法 服は重ねるのではなく立てる!?

2022年10月5日(水)放送
秋の衣替えで、「黄ばみ」「しわ」をつくらずに夏服を収納する方法 服は重ねるのではなく立てる!?

昼でも涼しい日が多くなり、秋が深まってきました。そろそろ「衣替え」が気になるタイミング。日中も半袖を着る機会が少なくなり、朝晩は気温が下がって重ね着を始めた人もいるのでは?しかし、いざタンスから服を引っ張り出すと、黄ばんでいたり、しわがついていたり。専門家に、黄ばみ、ニオイ、しわを防ぐ洗濯の仕方、収納の仕方を聞きました。

「お洗濯マイスター」に聞く衣替えの心得!

CBCテレビ:画像 『チャント!』

(街の声)
「(服を取り出すと)黄ばみがありました。白い服は目立ちやすいです」
「ニオイが気になるので、防虫剤を入れています」
「タンスにぎっしり詰めていたら、しわしわになっていた」

「衣替えでの悩み」を街で聞いてみると、「黄ばみ」「ニオイ」「しわ」に関する悩みが、たくさん出てきました。

「ライオン」で約20年にわたり製品開発などに携わってきた「お洗濯マイスター」の大貫和泉さんに対策を聞きました。

黄ばみ・ニオイ対策は“つけおき洗い”

CBCテレビ:画像 『チャント!』

まずは「黄ばみ・ニオイ」の対策です。大貫さんによると「収納前に、しっかりと洗濯して、汚れを落としてから、しまうことが大切」とのこと。

特に夏物は、素肌に接する機会が多いので、汗などによる「皮脂汚れ」に注意が必要です。皮脂汚れは、嫌なニオイの原因にもなります。夏物は、首回りや脇の下以外にも、比較的広範囲に汚れが付着するため、「つけおき」がおすすめです。

<つけおき洗いのやり方>
(1)約40度℃のぬるま湯に、液体酸素系漂白剤と洗濯洗剤を溶かします。
(2)30分~2時間ほどつけおき、衣類とつけおきした液体を一緒に洗濯機に入れます。
(3)後は他の洗濯物と一緒に、普段通りの洗濯を行います。この時、あらかじめつけおきに使用した液体洗剤の量を差し引いた分量の洗剤を入れます。

衣類によっては、酸素系漂白剤を使用できないものや、長時間水に浸せないものもあるので、洗濯表示に従って行ってください。

酸素系漂白剤が使用できない場合は、衣類に液体洗剤を直接塗ってから洗濯します。汚れが強い場合は、スポンジなどでたたいて染み込ませるとより効果的です。

しわ対策は“立てて収納”

CBCテレビ:画像 『チャント!』

続いて「しわ」対策です。洗濯機の手洗いコースや柔軟剤などを利用して、しわができにくい洗い方をすることもおすすめですが、実は「収納方法」も重要。

しわ対策には、服を重ねて収納するより、立てて収納する方が、より効果的です。

重ねて収納すると、下の洋服ほど重みでしわができやすくなります。さらに、防虫剤の成分は空気より重いため、どんどん下に広がっていくので、1枚1枚に行き届きにくいとのこと。

立てて収納すると、もし害虫の被害が出ても最小限に抑えられます。また、全ての衣類を見ることができるので、翌シーズンの衣替えで取り出す際に、必要なものを手に取りやすいというメリットがあります。

次に晴れた日があったら、このあたりで洗濯から収納まで、一気に済ませてしまうことがおすすめです!

CBCテレビ「チャント!」10月5日放送より

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