育てる果物に惹かれ入学した子も…町の特産品生んだ農林高校 夢は農家と思いきや「玉の輿」

育てる果物に惹かれ入学した子も…町の特産品生んだ農林高校 夢は農家と思いきや「玉の輿」

サマリーSummary

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 岐阜県北方町の県立岐阜農林高校。広い敷地と豊かな自然を生かした授業が特徴で、東海三県の高校で唯一本格的にマンゴーを栽培。町の新たな特産品として注目されています。

 その学校で野菜や果物のプロフェッショナルを目指す生徒たちが通う園芸科学科。お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが向かったのは“ビニールハウス”です。

パンサー向井さん:
「これ教室!?普段ここで勉強してるわけではないですよね?」

生徒たち:「机はあります!」

パンサー向井さん:
「あと、独特なにおいするよね…(笑)」

 なんとビニールハウスが教室の1つ!今回は2年生と3年生の皆さんにお話を伺います。

パンサー向井さん:
「あっ、男子1人か!どうなの?男子が少ないけど」

早川くん(3年):
「入学して教室入った瞬間、女子ばっかりでびっくりして『やばっ3年間どうしよう』ってめっちゃ不安でしたけど、慣れました」

パンサー向井さん:
「園芸科学科ってどんな学科なんですか?」

平光さん(3年):
「草花の生育や活用を学んでいて、作った物はリヤカーに載せて地域で販売してます」

 他にも、生徒が育てた野菜や果物は校内で地域の方に販売。お値打ちで美味しいと評判なんです。入学した理由や将来の夢を聞いてみると…?

谷口さん(2年):
「定年後に農家をやりたくて、知識があればできるかなと思いました」

杉山さん(3年):
「玉の輿に乗りたいです(笑)最低年収は……500万円」

パンサー向井さん:
「500万?わりといいとこよ(笑)全然高望みしてない」

 他にもマンゴー栽培に興味を持ち入学した子や、育てたメロンが食べられると聞いて…という生徒も。その果物を栽培しているハウスに向かうと、食べ頃になったマンゴーが!

 特産品の無かった北方町のためにと、5年前から始めたマンゴー栽培。様々な苦労を経て、今ではふるさと納税の返礼品になるなど、町を代表する果物になったんです。

パンサー向井さん:
「(マンゴーを食べて…)うめぇぇ!めちゃくちゃうまいぞ。シャレにならないくらいうまいわ。『高校で育ててるから、まぁ』みたいに正直思ってたけど、全然!」

 そしてメロンも高校生が作ったとは思えない美味しさ。用意してもらったメロンを一人で完食した向井さん、今回生徒たちと触れ合って感じたこととは…?

パンサー向井さん:
「苦労をして愛情かけた分だけ、我々が普段食べるような美味しい野菜や果物になってるということを、この段階で勉強できて学べるというのは、本当に素晴らしいですよね。こういう所でちゃんと学んだ子は果物を独り占めするようなタレントには絶対にならない。僕もそういう大事な気持ちを学ばせていただきました(笑)」

 岐阜農林高校園芸科学科の皆さん、ありがとうございました!

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