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健康カプセル!ゲンキの時間

毎週日曜 あさ7:00

CBCテレビ製作/TBS系28局ネット

朝からヘルスシェア

出演
石丸幹二
坂下千里子

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第338回(2018.12.23)

薬味

薬味

ゲンキスチューデント:滝裕可里
ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ドクター:平柳要

押し迫る年の瀬。忙しい年末は何かと体調を崩しがちです。そんな私たちを助けてくれるのが、料理を美味しくしてくれる薬味たち。薬味には、高血圧や冷え性の改善、疲労回復、消化促進など、この時期にぴったりの効能があります。そこで今回は、薬味で年末を健康的に乗り切るコツを徹底リサーチします。

冬の代表格「生姜」の健康パワー

・生姜の健康効果その1『殺菌作用』
生の生姜の辛味成分は「ジンゲロール」といい、殺菌作用が強力です。ジンゲロールは皮と身の間に多いので、効率良く摂取するために皮ごと食べるのがオススメ。生姜は、きちんと洗えば皮ごと食べられます。

・生姜の健康効果その2 『冷え性改善』
ジンゲロールは、加熱すると「ショウガオール」という成分に変わります。このショウガオールには、胃腸の血行を促進させ、身体の深部に熱を蓄える効果が期待できます。冷え性でお悩みの方には、加熱調理がオススメです。

・生姜の健康効果その3『高血圧改善』。
ジンゲロールやショウガオールには、血管を広げる働きがあります。

最強ドリンク「しょうが緑茶」

高血圧をより改善するのにオススメなのが、生姜に緑茶を加えた「しょうが緑茶」です。血液中には血管を締める酵素がありますが、緑茶に含まれる「エピガロカテキンガレート」がその働きを抑えます。生姜と緑茶を一緒に摂取する事で、ダブルの効果となり、より強力な降圧作用が期待できます。

<しょうが緑茶の作り方>
・生姜を皮ごとすりおろす
・お湯は沸騰したものを使用せず80℃以下にする
・緑茶の中に生姜を約5g入れる

(作り方のポイント)
エピガロカテキンガレートは、80℃を越えると壊れてしまうので、お湯を沸騰させず80℃以下にするのがポイント。80℃に温度設定したポットのお湯を使っても大丈夫です。また、チューブの生姜を使用する場合は、他の成分も含まれているので、生の生姜の1.5倍(5gの場合は、7.5g)を入れると良いそうです。生姜の量は、好みによって多少変えても構いません。

・高血圧・高血糖・脂質異常に効果が期待
しょうが緑茶は、1日3杯を飲むのがオススメ。しょうが緑茶1杯を、半分は食前、半分は食後に飲むと、食前に飲んだものは、食後高血糖の予防になります。さらに、生姜のジンゲロールとショウガオール、緑茶のエピガロカテキンガレートには、悪玉コレステロールを減らす効果があるので、脂質異常の改善にも効果が期待できます。

食べ過ぎ年末疲れに効果的な薬味

・食べ過ぎにオススメの薬味「大根」
大根には「アミラーゼ」または「ジアスターゼ」という消化酵素が含まれています。そして、大根の消化効果をさらにUPするのが、唐辛子。唐辛子に含まれる「カプサイシン」には、胃腸を刺激し、活発にする効果が期待できます。そのため、大根と一緒に摂取できる「もみじおろし」なら、消化促進の効果がよりパワーアップします。

・年末疲れにオススメの薬味「ネギ」
ネギの辛味成分には、糖質からエネルギーを作り出す働きがあり、疲労回復効果が期待できます。そして、ネギと一緒に摂ってほしいのが、おそば。疲労回復に効果的なビタミンB1が豊富で、ネギの辛味成分と合わさると、吸収されやすくなり疲労回復の効果が高まります。

・疲労回復に「ニンニク」もオススメ
ニンニクも生姜と同じくらい殺菌作用があり、ネギの辛味成分と同じ辛味成分が含まれています。ビタミンB1が豊富な豚肉とニンニクを一緒に摂ると、疲労回復効果がパワーアップします。

薬味は、刺激性の強いものが多いので、1度にたくさん摂るよりも、少量に分けて摂る方が、お腹を壊す恐れがありません。少量を長期的に摂るようにしましょう。

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