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第336回(12/9) インフルエンザ

ゲンキスチューデント:岡副麻希
ゲンキリサーチャー:深沢邦之
ドクター:和田耕治

毎年この時期になると私達を狙っているのが、インフルエンザウイルス。感染すると、高熱や関節痛など辛い症状が出るだけでなく、肺炎や気管支炎などのさまざまな合併症を起こし、命を落とす場合もあります。昨シーズンのインフルエンザ感染者数は、過去最大の2,230万人超え。これは、なんと国民の6人に1人の割合です。そこで今回は、インフルエンザの予防法を徹底リサーチします。

インフルエンザ予防の新常識!医師から学ぶ予防法

患者と触れ合う機会の多い医師がオススメする、インフルエンザの予防法をご紹介します。

・顔を触らないためにマスク着用
ウイルスは、不特定多数が触れる場所に多く付着しています。しかも、金属やプラスチックについたウイルスは、丸2日間も感染力を維持しているのです。そこに、知らずに触れて、顔を触る事で鼻や喉から感染します。これを「接触感染」と言います。ウイルスを吸い込み感染する「飛沫感染」だけでなく、接触感染を防ぐためにも、マスクの着用が有効です。

・帰宅後、マスクを外したらすぐに手洗い
手にウイルスがついたままだと、思わず顔を触ってしまうかもしれません。そこで大切なのが、手洗い。通勤でつり革などを触って会社に着いた後や外出の後、食事の前など1日のうちにポイントを決めて、こまめに手洗いをすることが大事です。毎回石鹸を使って手洗いするのが難しい場合は、水で洗い流すたけでもOK。流水のみの手洗いを15秒行うと、手についたウイルスが100分の1に減少するそうです。

・帰宅後すぐの入浴がオススメ
入浴の一番の効果は、身体を温める温熱作用です。身体が温まる事によって、免疫力が上がります。また、入浴には身体についたウイルスを流す効果もあるので、帰宅したら手洗いだけでなく、お風呂に入るのもオススメです。ただし、発熱時の入浴は、なるべく控えましょう。

・うがいはこまめに行うと良い
実は、インフルエンザ予防としてのうがいは、効果が証明されていません。インフルエンザウイルスが鼻や喉の粘膜から細胞に侵入するのは、数分から20分程度と言われています。そのため、一般的な1日2回程度のうがいでは、すでに手遅れの場合がほとんど。うがいを行うなら、診察ごとに行う医師のように、こまめに行う事が大切です。ただし、うがいはインフルエンザ以外の通常の風邪予防に関しては、科学的にも実証されています。こまめなうがいを心がけましょう。

インフルエンザにかかりやすくなる意外なクセ

・無意識な口呼吸に注意
口呼吸で口の中が乾燥すると、唾液によるバリア機能が低下し、ウイルスがダイレクトに喉の粘膜に侵入。それにより、インフルエンザに感染しやすくなります。無意識に口が開くのは、口周りの筋肉や舌の筋肉が衰えているため。舌の筋肉が衰えると重みで下に下がってしまい、口が開いてしまいます。また、夜眠っている時は筋肉が緩むため、口が開いてしまう人もいます。朝起きて、口の乾燥や喉に痛みを感じる場合は、長時間口が開いている可能性があり、感染リスクにつながります。インフルエンザ予防には、鼻呼吸が大切です。

・口呼吸を鼻呼吸へ!「あいうべ体操」
この体操は、あ、い、う、べ、と口を大きく動かす事で、口周りや舌の筋肉が鍛えられるというもの。口周りの筋肉を鍛え、鼻呼吸にする事でインフルエンザ予防につながるだけでなく、いびきの改善にも効果的です。
〈あいうべ体操〉
・口を大きく開いて「あ」→あごの筋肉強化
・口角を真横に「い」→口元・頬・首回りの筋肉の強化
・唇を前に突き出して「う」→口周りの口輪筋の強化
・顎先を舐めるように舌を出して「べ」→舌の筋肉の強化