CBCテレビ（東海エリア）で夕方放送の報道情報番組『チャント！ 』。
その中の特集コーナーでは、愛知の大人気ローカルスーパーを紹介。多くの客を虜にする戦略を仕掛けるカリスマ的スーパー店員に密着しました。

愛知県を中心に10店舗を展開する食品スーパー「生鮮館やまひこ」。創業当時から地元客で大賑わいでしたが、50年以上経つ今もなおオープン直後には行列ができるほどの人気店です。
人気の要因となっているのは、「やまひこ」名物の手作りのお総菜！ 早朝からスタッフ総出で仕込みを行い、1日になんと200種類を販売しています。
こちらのお惣菜の大きな特徴が、こぼれんばかりの具のボリューム！ “ほぼ具”のお惣菜こそ「やまひこ」の一番の魅力です。

そんな人気商品の生みの親こそ、惣菜部チーフの太田典子さん。太田さん考案のお総菜こそが「やまひこ」の稼ぎ頭。なんと、売り上げの3分の1がお総菜によるもので、その売上比率は他店のおよそ4倍というから驚きです。

太田さんは客を虜にする様々な仕掛けを行っています。例えば、月に2度ほど開催するという「丼FES」。お肉に海鮮、さまざまな具材がのった丼を販売していますが、もちろんこちらもボリューム満点！ しかも、丼といいつつ全種類におかずがたっぷり！
中でも一番のお買い得商品だという丼が、「蟹ど～ん」。カニにイクラにカニ味噌、さらには豚とナスの南蛮漬けまで入っている豪華な丼で、百貨店で買えば3000円はくだらないといいますが、「やまひこ」ではおよそ半額の1599円！ 食品スーパーだからこそ毎日買える価格を目指し、食品ロスを減らすなどの企業努力で低価格での販売を実現しているそうです。

「やまひこ」のもう一つの注目が、果物をふんだんに使ったスイーツ。中でも、スムージーが評判を呼んでいます。
さつまいもベースのスムージーにスイートポテトを丸ごと乗せた「イモージー」や、マスクメロンを使った「メロン・ザ・メロン」、パイナップルを使った「パイナポーポー」など、味はもちろんのこと、目で見て楽しいスムージーに溢れています。

見た目だけでなく名前もかなり個性的ですが、太田さんは「見て喜んでいただく・ネーミングで楽しんでいただく・味で喜んでいただく、3個の感動を味わってもらうために開発している」と話し、これも全ては戦略なのだとか。
具だくさんで、そのうえお値打ちな商品によって家族で楽しめる大人気店に成長した「やまひこ」。次はどんな仕掛けで私たちをワクワクさせてくれるのか、今後がますます楽しみです！
　（11月01日　CBCテレビ「チャント！ 」）