成人男性向けの漫画家!プラナリアの有性生殖研究!選りすぐりのスゴ技高校生のリアルな姿
名古屋市出身、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さん。地元・東海3県のリアルな高校生の姿を掘り起こそうと、去年4月から1年間で取材に向かった高校は45校。ですが…。
パンサー向井さん(リモート):
「熱田区出身、瑞陵高校卒業のパンサー向井です。高校はだいぶ再開されてきたという話は聞いていますが、まだ私、学校には向かえません。ということで今までの選りすぐりのスゴ技高校生の皆さんを振り返ってみたいと思います!」
まずは、県立岐阜商業高校(去年6月放送)。商業高校ならではの早技が“電卓早打ち”。得意な中谷さんに向井さんが挑むことに…。5~10桁の数字15個を足し算していきます。
中谷さん:
「(パチパチと電卓を打つこと24秒……)出ました」
パンサー向井さん:
「速い(笑)3つも足せてないわ、まだ」
さらに速記が得意な生徒も。向井さんが読み上げた原稿を書き取ってもらうと、素人には全く読めない、字らしきものの羅列が…。
パンサー向井さん:「これは?」
堀さん:「まず、です」
パンサー向井さん:「これは?」
堀さん:「最初の、です」
パンサー向井さん:「じゃあ、これは?」
堀さん:「お話をしたいと思います、です」
パンサー向井さん:
「これ負担デカすぎない?この1文字で『お話をしたいと思います』になるの!?」
続いては、ノーベル賞受賞者・益川敏英さんを輩出した、名古屋市立向陽高校(去年7月)。この日向かった国際科学科は、世界に通用する科学者を育てるために2015年誕生しました。
そんな進学校に通う坂井さんが研究しているのは…。
坂井さん:
「プラナリアっていうすごくカワイイ生き物です」
淡水生物のプラナリア。切断してもなぜか増殖する驚きの再生能力に、最新医学の世界からも注目を集めているんだとか。
坂井さん:
「過酷な温度、例えばめちゃくちゃ寒い所にプラナリアを入れたら、有性化して有性生殖を行うようになるのではないかというのを今調べています」
この放送から3か月後、ロサンゼルスの高校で行われた海外研修で研究結果を発表。好評を得たそうです。
そして、岐阜県唯一の美術科がある県立加納高校で出会ったのは、油絵の達人(去年11月放送)。美術科の『デッサンコンクール』でずっと1位をとっているという端山くんです。
パンサー向井さん:
「端山くんの作品を見て、すごいなって思う?」
同じ科の岩嶋さん:
「人生を何周かしていると思います(笑)」
そんな彼の実力は、向井さんが描いた絵心ゼロの下書きを、洗練された絵に変身させてしまうほど。逆に端山くんが下書きをした絵に向井さんが色付けしたものと比べると…。
同・今村くん:
「端山くんが色付けした絵の方が、味が出ていると思います」
同・杉山さん:
「(同じ絵を指して…)影の入れ方とか、奥行き感がしっかり出てます」
パンサー向井さん:
「要約すると…オレの勝ちっていうことでいい?だってオレが下書き描いたんだもん(笑)」
4校目は、名古屋市立工芸高校デザイン科(去年10月放送)。デッサンや立体製作など、デザインに必要な幅広い知識を学べます。その中に、1人異彩を放つ男子生徒が…。
鈴木くん:
「皆、俺のこと『天才』って言うから…。俺は全然思ってないですけど、よく言われるんで」
その天才に、将来の夢について聞いてみると…
鈴木くん:
「ちょっと言いづらいんですけど、成人男性向けの漫画が描きたいなと…。そういう絵を描く人に憧れてます。知識が入って来たのは小学2年生の時です」
パンサー向井さん:
「早いね!早めで入れてるね、情報を(笑)」
鈴木くん:
「でも、いざ親に『将来何になるの?』って聞かれると、言えないんです(笑)」
ちなみに放送後、ご両親には笑って受け入れてもらえたとのことでした。
最後は浅田真央さんらを輩出した名門・中京大中京高校スポーツコース(去年4月放送)。
水を張った洗面器に顔を入れ2分半息を止めるスゴ技に挑戦する水泳部の後藤くんを、サッカー部の東山くんら2人が得意なラップで“ディスる”という混沌とした展開に…。
東山くん:
「イェイイェイ後藤!後藤、なんなん?マジで(終了)」
パンサー向井さん:
「え?終わり!?いやラップでもなんでもないよ(笑)なんなん?って言っただけじゃん!」
すると、洗面器に顔をつけていた後藤くんが、1分過ぎくらいで突然…。
後藤くん:「(ブワっと顔を上げ)はぁ…はぁ…」
パンサー向井さん:
「いや…ちょっと待って(笑)違う違う!後藤くん、もっと普通『ヤバいヤバい』とか『頑張れ!』とかやりとり欲しいのに、突然『ブワっ』って(笑)」
パンサー向井さんが東海3県の学校で掘り起こしてきたリアルな高校生活。学校の再開を受けて、再び向井さんも皆さんの学校に“向かい”ます!