株式会社CBCテレビ
番組審議会
第604回CBCテレビ番組審議会
開催日 | 2014年10月10日(金) |
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出席委員 (敬称略) |
青葉かおり、浅野幹雄、上田豪、浦西德一、 戸苅創、野水優治、深田実、前村哲路、山本光子 (書面参加)安田智彦 |
議題 | 1.「世界!来るクールJAPAN ~ふるさと愛する有名人vs辛口外国人軍団~」の審議 2.番組種別放送時間報告 3.第22回JNN中部ブロック番組審議会委員長会議報告 |
1.テレビ番組審議
「世界!来るクールJAPAN
~ふるさと愛する有名人vs辛口外国人軍団~」の審議
放送日時 | 平成26年9月7日(日) 14:00~15:24 |
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プロデューサー | 稲垣邦広(報道・制作局 東京制作・情報部) 磯部隆(報道・制作局 制作・情報部) |
ディレクター | 槌田一平(報道・制作局 制作・情報部) |
MC | 中山秀征 |
アシスタント | 松尾幸実 |
出演者 | 武田修宏・森理世(静岡県出身) 井森美幸・JOY(群馬県出身) 外国人タレントの皆さん |
《企画意図》
2013年、訪日観光客数が初めて1000万人を突破しました。
しかし訪れるのは、東京・大阪・京都といった定番の大都市ばかりです。
そこで今回、番組で焦点を当てたのは「日本の地方」。
ふるさとを愛する有名人たちが地元の有力者とタッグを組んでオリジナルツアーを企画、外国人一行に、自慢の観光名物を売り込みます。
私たち日本人とは生まれ育った環境が違う外国人たちは、どう評価するのでしょうか?
日本の観光名物をきっかけに、海外の生活文化を知ることができる異文化ギャップバラエティーです。
《番組内容》
有名人たちが今回売り込むのは「静岡県」と「群馬県」。
どちらともに、富士山や富岡製糸場といった世界に誇る観光地があるのにも関わらず、それ以外の観光名物があまり知られていない、海外からの注目度が低い県です。
そんなふるさとの現状を憂い一肌脱ごうと決心した有名人たち。
静岡県出身で観光大使を務める武田修宏と森理世は、外国人一行に自慢の観光名物を売り込みます。
売り込んだのは、今話題の深海魚や静岡ならではのお茶料理に伝統の手筒花火など。
一方、群馬県出身で観光大使を務める中山秀征が、井森美幸やJOYとともに売り込んだのは、草津伝統の時間湯や川底から温泉が湧く露天風呂に、群馬ならではのおもてなしうどん、など。
母国との生活文化の違いから、売り込まれた観光名物に対して、あ~だこ~だと文句を言う外国人一行ですが、最終的に「わざわざ訪れたい、母国の人に推薦できる県」と評価してくれるのでしょうか?
《審議委員の主なご意見》
- 日本語を巧みに操る外国人の反応が自然体で、好感が持てた。
- 日本人が日本の珍しい文化を再発見するという意図なら面白い番組だし、日本人向けに日本の特殊事例を紹介した番組と思えば理解できる。
- あまり知られていない日本の一面や、外国の珍しい習慣が垣間見られた。
- バラエティ色が強すぎるように思うが、何も考えずに見る分にはそれなりに楽しめた。
- 更なる観光客誘致を掲げる日本にとって、ツアー企画の良いシミュレーションになる番組。
- 教育的番組ととらえ、日本を知ってもらうために多くの外国人に見てもらいたい。
- タイトルと内容にギャップがある。日本人にも一般的ではない深海魚や変わったお茶の楽しみ方を外国人に見せて、それが日本への観光客を誘致するという企画意図は理解できない。
- 日本人になじみのある食べ物や文化を外国人に見せて、興味を持ってもらう方が日本への観光誘致に繋がるのではないか。
- 日本に慣れた外国人のキャスティングは失敗だった。初来日の外国人を使った方が、素直なリアクションやコメントが得られて良い番組になったのではないか。
- こちらが選んだ偏りのあるものより、外国人がクールと感じるものを扱えば良かった。
- 最初からストーリーが出来あがっていた様に感じる番組だった。
- 何故静岡と群馬なのか納得させる明確な理由が欲しかった。
- 全体に番組テンポが早過ぎる。各シーンをもっとじっくり見せて欲しい。
- 7人の外国人が各国を代表しているとは思えず、自分の国の文化の紹介も分かりにくかった。
2.番組種別放送時間報告(4月-9月)
担当者から報告がありました。
3.第22回JNN中部ブロック番組審議会委員長会議報告
戸苅委員長から報告がありました。