ノスタルジーを感じる…日本の木造校舎の魅力

『北野誠のズバリサタデー』(CBCラジオ)の1コーナー「ズバリこの人に聞きたい」では、話題の本の著者に北野誠がインタビューしています。10月17日の放送では『日本木造校舎大全』(辰巳出版)の著者、角皆尚宏(つのがい たかひろ)さんが出演しました。本書は小学6年生から15年間ほどかけて訪ねた全国各地の木造校舎1,200校あまりを写真に収め、今から9年前に出版したもの。出版後も木造写真を撮り続け、今年には2,000校を突破。来月には横須賀で木造校舎の写真展を開かれる予定です。意外にも不登校だったという角皆さんが、日本では年々減ってきた木造校舎の魅力について語ります。
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まずは、角皆さんが木造校舎の写真を撮り続けるようになったきっかけ。
現在36歳の角皆さん、5歳の時に『学校の怪談』という映画を観た際、古い木造校舎が撮影で使われていたことを知り、強く惹かれたそうです。
一方で北野のように、60代以上の世代は郷愁にかられます。
12歳の時に初めて訪ねたのは、群馬県にある花輪小学校の校舎。
その小学校を選んだのは、父親から紹介された『木造校舎の旅』という本に掲載されていたため。
その校舎を「非常に端正で美しい佇まい」と称する角皆さん。
現在はなくなった校舎も
今まで角皆さんが回った2,000校の多くは廃校になったり、建物も取り壊されたりと、当時のままで残っているのは珍しい状況。
少子高齢化、過疎化で学校を続けるのが難しかったり、そもそも建物自体が今の耐震レベルにクリアできていなかったりと、維持も難しく、廃校後は文化財として認めてもらうなど、地元の協力が必要となります。
角皆さんが「これぞみんながイメージする木造校舎」として挙げたのは、長野県上田市にあった浦里小学校。
大正時代に建てられた木造校舎と、昭和に入って増築された3棟の校舎があり、大正時代の校舎がすごく味わい深く、正面に和風の玄関があり、近くには二宮金次郎像が立っている点で、木造校舎の象徴的な存在と感じたそうです。
木造校舎ならではの魅力
実は小学4年から不登校になり、中学校もほとんど行かなかったという角皆さん。
その一方で、各地の教育委員会に手紙や電話で連絡し、好きな木造校舎の情報を集めて、週末や夏休みなどの期間に両親に連れて行ってもらっていたそうです。
両親は不登校について責めることはなく、木造校舎への興味に対して寄り添ってくれたそうで、これが2,000校もの撮影の実現につながったとのこと。
そこまで見に行きたいと思わせる木造校舎の魅力とは、どのようなものなのでしょうか?
角皆さん「木造校舎はひとつとして同じデザインがないんですね。明治、大正、昭和、平成と建てられた時代によっても違いますし、建て方とかデザインとか。何度見に行っても飽きることがないんですよね。
次はどんな姿の校舎と出会えるんだろうっていうワクワク感があって。それが木造校舎の一番の魅力であると、私は思います」
かなり木造校舎の写真は撮られてきましたが、まだ行っていない学校もあるそうで、角皆さんは「機会があればまた足を延ばしたい」と語りました。
(岡本)
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