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<論説コラム>灯台に素敵な思い出がありますか?〜「灯台ワールドサミット」三重県で開催

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<論説コラム>灯台に素敵な思い出がありますか?〜「灯台ワールドサミット」三重県で開催
【CBCテレビ イッポウ金曜論説室】
※11月9日放送の「イッポウ〜金曜論説室コーナー」に基づく原稿内容です

日本で最初の西洋式灯台である神奈川県横須賀市「観音埼灯台(かんのんざきとうだい)」が起工されたのは1868年(明治元年)11月1日です。2018年はちょうど150周年記念の年となりました。日本各地で船の安全航行を守る灯台ですが、皆さんもいろいろな灯台をご存知のことでしょう。

国内には現在、一般公開されている「参観灯台」が16基あります。
日本で最初の観音埼灯台の他、北は青森県東通村の尻屋埼灯台(しりやざきとうだい)、南は沖縄県宮古島市の平安名埼灯台(へんなさきとうだい)と15の自治体に「参観灯台」が設置されています。
この内、ひとつの自治体で2基の灯台を持っている唯一の町が三重県志摩市です。安乗埼灯台(あのりざきとうだい)と大王埼灯台(だいおうさきとうだい)、志摩市にはこの2つが太平洋に面して立っています。
海上保安庁では明治時代から海図に「崎」ではなく土へんの「埼」という漢字を使用してきたため、志摩市の2つをはじめ多くの灯台の名前に今でも「埼」が使われているということです。

そんな三重県志摩市で、11月10日(土)と11日(日)に初めて開催されるのが「灯台ワールドサミットin志摩」です。会場の阿児アリーナでのサミットには、参観灯台を持つ全国の自治体から、地元の三重県志摩市の他、千葉県銚子市、静岡県御前崎市、そして島根県出雲市の合わせて4市が参加します。
最近では灯台を観光資源として活用しようという動きが活発で、今回のサミットは歴史的な灯台を次の世代に引き継ぎながら、灯台の活用を促進する目的で開かれます。
「ワールドサミット」らしく、灯台研究の第一人者であるフランス海洋博物館のヴィンセント・ギグエノー氏が「フランス式の灯台とフランスの灯台観光の現状」と題して講演も行います。こうした講演会やパネルディスカッションの他、サミット2日目には、大王埼灯台周辺のまち歩きや安乗岬での交流会も予定されるなど、灯台の地元である志摩市がまさに「灯台一色」になる2日間です。

記念イヤーの今年、海上保安庁でも、参観灯台だけでなく様々な灯台施設の一般公開など沢山の行事を準備して進行中です。
「灯台下暗し」ということわざがありますが、実はここで言う「灯台」とは海の「灯台」ではなく、明かりを灯す「燈台」「灯明台」のことです。
三重県志摩市での「灯台ワールドサミット」など全国各地で、灯台についてのいろいろな行事もありますので、それぞれの地元で何かイベントがあったら、こちらは「灯台下暗し」にならないように注目してみてはいかがでしょうか。


画像:灯台ワールドサミット
【イッポウ「金曜論説室」より  by CBCテレビ論説室長・北辻利寿】(12日12:34)

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