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消えないエール~県岐商”華”の応援部物語

2021年4月1日(木)午前2時5分~3時5分 放送

学ランの女子生徒が受け継ぐ伝統。
県立岐阜商業高校応援部の3年間の物語
「応援部の伝統は私たちが引き継ぎます・・・」

全国的にも珍しい
女子生徒だけで構成される応援部がある。

岐阜市にある野球の名門校としても知られる
県立岐阜商業高校だ。
学ランを着た団長と部員たち。

その彼女らの活動を顧問として支える
渡辺信之教諭との3年間の青春群像物語。

渡辺教諭はこう話す…

「男子も女子もない…」

「男子のできることは、女子は大抵できる」
「女子のできることで
男子ができないことのほうが多い」
「女子が男子に負けることは、
よっぽどの力仕事くらい…
女子を指導していてそう思います」

番組内容

創立百有余年の歴史を刻む県立岐阜商業高校。
校訓は「不撓不屈(ふとうふくつ)」。
毎年、東海大会におよそ400人、全国大会におよそ200人の生徒が出場する男女共学のスポーツ名門校。
野球部の甲子園での勝利数は、公立高校では全国NO1。
そんな名門野球部をはじめ各部活動の応援を続けてきたのが、70代続く応援部だ。

しかし、時代の流れの中で部員ゼロの時代が訪れたことも。2006年のことだった。
2004年から応援部顧問を任されていた県岐商卒業生でもある渡辺信之教諭は、職員会議で訴えた。
「応援部がない本校は、どうなんですか?」と。
渡辺教諭が提案したのは「他の部活動との兼部もあり。女子生徒でも入部を認める」ということだった。
そして、男女4人づつの応援部が結成されたが、今度は2007年秋に女子部員だけになった。
以来これまで、男子生徒の入部はなく、女子部員だけで伝統をつないできた。

取材は、2018年に開始。
67代~70代の応援部生徒たちと、現在も顧問として指導する渡辺教諭に密着。
教諭は、県岐阜商・剣道部OBで、自衛隊勤務から夜間大学を経て教師になったという苦労人。
強面の指導者として卒業生たちにも語り継がれ、“生ける伝説”となっている。

甲子園のアルプススタンドで野球部にエールをおくることを夢見て、
日々声を張り上げる部員たちだが、2020年に“コロナの時代”が訪れた。
3年間にわたって記録した渡辺教諭と生徒が交わした言葉の数々は、見る人の心を揺さぶる。

そして、2021年1月29日。
緊急事態宣言下で、県岐商の春のセンバツ出場が決まった。
エールは消えない・・・。

出演者

県立岐阜商業高校応援部のみなさん
/ 顧問・渡辺信之教諭ほか

ナレーション

山内彩加
(CBCアナウンサー)

スタッフ

  • 【企画・取材】岡田事務所
  • 【撮影】岡田広士・大野忠敬
  • 【音声】斉藤結菜
  • 【タイトル】新田夕岐子
  • 【CG】舩越康之
  • 【映像エフェクト】木下洋道
  • 【MA】柴田勇也
  • 【音響効果】野田香純
  • 【構成・編集・統括】 大園康志
  • 【制作】CBCテレビ 報道部

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