青田さんとは、バラエティー番組でご一緒させていただくことが多くて、その度にすごく優しい光を放っている方だなって、バラエティーの台本に青田さんの名前があると、ちょっと嬉しく思っていたんです。

本来なら周りから気を遣われる側の方だと思うんですが、本人は余りそういうことを分かっていないのか（笑）、誰にでも同じように接するんですよね。

今回のドラマ化のお話を頂いた時は、「ドッキリ」か何かできっと嘘だろう思っていました。なので、どうせ嘘で無理な話なら、今、私が一番好きなタレントさんの名前を出してみようと思い、「青田さんで」ってお願いしたんです。だから今でもまだ夢を見ているような気分です(笑)。

実は息子を生むまでは、早く死にたくて仕方がない人間だったんです。でも息子が生まれたら、この子がどういう大人になるのか見ていたくて、長生きしたいと思うようになったと同時に、正しく生きていきたいと思うようになったんです。

そう思うようになったときに、私も母親から生まれたし、世の中の人全員が、母親から生まれきたので、きっと母親というのは子供がいるから生きていられるんじゃないかなという気持ちになって「あぁ、みんな誰かの神様かもしれない」という思いに至りました。