中日クラウンズの歴史

大激戦を制し、青木功念願の王冠奪取

1973
第14回大会
青木 功
青木 功
Isao Aoki

大会概要

会場 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース
6,530Yards Par70(35 - 35)
賞金総額 ¥30,000,000
期日 4月26日~29日
カット 2オーバー142までのプロ50名とアマ上位5名 計55名
出場者数 137名(アマ23名)

大会スコア

1位 青木 功 66-67-68-69=270 ¥5,000,000-
2位 呂 良煥 67-71-67-66=271 ¥2,500,000-
3位 尾崎 将司 64-68-71-69=272 ¥1,500,000-
4位 Graham Marsh 67-66-67-74=274 ¥1,000,000-
5位 Gary Player 70-69-71-65=275 ¥600,000-
5位 Ireneo Legaspi 65-71-67-72=275 ¥600,000-
7位 許 渓山 66-73-63-74=276 ¥356,000-
7位 Ben Arda 66-73-70-67=276 ¥356,000-
7位 鈴村 久 67-71-67-71=276 ¥356,000-
7位 西田 升平 67-71-68-70=276 ¥356,000-
7位 島田 幸作 70-71-68-67=276 ¥356,000-
12位 増田 光彦 69-70-68-70=277 ¥260,000-
13位 鈴村 照男 65-74-70-69=278 ¥230,000-
13位 橘田 規 70-72-69-67=278 ¥230,000-
15位 村上 隆 67-73-72-67=279 ¥162,000-
15位 Sukree Onshum 68-72-68-71=279 ¥162,000-
15位 河野 光隆 68-72-71-68=279 ¥162,000-
15位 Peter Thomson 69-69-68-73=279 ¥162,000-
15位 石井 裕士 69-69-70-71=279 ¥162,000-
20位 安田 春雄 68-69-72-71=280 ¥110,000-
20位 何 明忠 70-70-66-74=280 ¥110,000-
20位 河野 高明 71-66-73-70=280 ¥110,000-
  • ベストアマ 阪田哲男 286 42位タイ

1R

初出場のゲーリー・プレーヤー、マスターズ8位の尾崎将司、2連覇を狙うピーター・トムソンやアジアサーキット総合2連勝のグラハム・マーシュなど多彩な顔ぶれが集まった第14回大会。賞金総額も3000万円(優勝賞金500万円)となりさらにグレードアップされた。初日は、45人がアンダーパーというバーディラッシュ。その中でトップに立ったのは、6アンダーの64を叩き出した尾崎。バーディスタートに成功した尾崎は、2番で第2打を10センチにつけ、あわやアルバトロスかと思わせるイーグルを奪うと、その後も3バーディを奪い、ノーボギーでフィニッシュした。1打差の2位には、佐藤精一とイレネオ・レガスピ。注目のトムソンは69、プレーヤーはパープレーの70と穏やかなスタートとなった。

2R

2R

G・プレーヤー(右)、青木功(中)、尾崎将司(左)にギャラリーの注目が集まった

初日トップの尾崎将司が、この日も68をマークし、通算8アンダーでトップを守った。1打差で2位につけたのが、5バーディ、1ボギーの66とこの日のベストスコアをマークしたグラハム・マーシュと12番から3連続バーディを奪った青木功。青木は、ボギーも1つ叩いたが、18番では15メートルのロングパットを沈めるなど67でまとめた。前日2位のイレネオ・レガスピが順位を落とし4位。5位には、同じく前日2位の佐藤精一、過去2回クラウンズを制している安田春雄らが続いた。一方、第5回大会のチャンピオン杉原輝雄やビッグスリーの1人杉本英世は1打及ばず、予選落ちした。

3R

3R

優勝を決め歓声に応える青木功

前日までトップをキープしてきた尾崎将司が、3番でダブルボギー、16番では山越えのショートカットを狙い、グリーンをはるかにオーバーするOBを叩くなど71とスコアを1つ落とし、4位タイに後退した。代わってトップに立ったのは、グラハム・マーシュ。前半、1、4、5番とバーディを奪ったマーシュは、12番でも下りの12メートルの難しいパットを沈め、13番では20メートルをサンドウェッジでチップインとバーディラッシュ。17番でダブルボギーを叩くも67とスコアを3つ伸ばし、通算10アンダーとした。1打差の2位には、16番で2メートルにワンオンし、イーグルを奪った青木功。続いて、8バーディ、1ボギーの63と好スコアをマークした許渓山が、17位から一気に浮上し3位につけた。

4R

前日トップに立ったグラハム・マーシュ、3日間アンダーパーの青木功、虎視眈々と逆転を狙う尾崎将司らを中心に優勝争いが繰り広げられた。追いつ追われつの展開は終盤までもつれ込んだ。16番を終了し、青木が通算11アンダーでトップ。通算10アンダーで尾崎、8アンダーでマーシュが続いた。クライマックスは魔の17番・パー3。マーシュはトリプルを叩き脱落。青木は左奥のバンカーにつかまり、ボギー。尾崎も青木と同じバンカーに入れ、目玉と最悪の状況。2打目はホームランし、右バンカー。そこから寄らず入らずのダブルボギーとした。結局、最終18番で12メートルのパットを確実に2パットで沈めた青木が、通算10アンダーで初優勝を飾った。2位には、66と追い上げた呂良煥、初出場のゲーリー・プレーヤーはこの日のベストスコアとなる65をマークし、5位タイで面目を保った。