ニュースリリース
2019年度
第30回 「CBC小嶋賞」 決定のお知らせ
2019年11月15日
当社グループの放送、事業活動に貢献した個人や団体に贈る第30回「CBC小嶋賞」受賞者が下記のとおり、決定いたしましたのでお知らせ致します。
第30回「CBC小嶋賞」受賞
タレント
北野 誠 さん
【CBC小嶋賞】
○北野 誠さん (1959年1月25日生 大阪府大阪市出身)
北野誠さんは2000年からCBCラジオのレギュラー番組を務め、2012年からは月~金曜の昼帯ワイド番組(「北野誠のズバリ」)を担当されています。持ち前の歯に衣着せぬ物言いが人気を集め、聴取率は3年目にはじめて同時間帯1位となりました。番組は、その後5年9期中8期で同時間帯1位を獲得するなど、リスナーの心を確実に掴んでおり、コンテンツと売上の両面で大きく貢献されています。
また、北野さん自身が企画して番組当初から続けている「マコ酒RUN」は、毎週、番組終了後に東海地方の飲食店でリスナーとお酒を飲み、忌憚なく話をする企画で、これまでに延べ1万4千人余のリスナーと触れ合ってきました。今では「ボウリング、ゴルフ、婚活」とバリエーション豊富に展開されています。このように放送だけでなくリスナーと直接触れ合う地道な取り組みは、ラジオと人を結び、地域の活性化にもつながる役割を果たされており、CBCラジオのファン層拡大に寄与された功績は大きく、今回の小嶋賞受賞となりました。
【第30回「CBC小嶋賞」授与式】
12月13日(金) 午前10時より CBC会館3階「CBCホール」にて
【CBC小嶋賞とは】
当社の創業に尽力した故小嶋源作(こじま・げんさく)元会長の遺志によって寄託された3,000万円を基金として、1989年10月に制定されました。
授与対象はCBCグループの放送・事業活動や社業の発展に寄与した個人または団体で、毎年社長が委員長を務める「CBC小嶋賞基金運営委員会」で受賞者を決定します。
受賞者には12月に開かれる当社の創立記念式典で、表彰盾と奨励金100万円が贈られます。
【故 小嶋源作 元会長】
中部日本放送の創立と発展に尽力した小嶋氏は、CBCの父とも云うべき人物です。
「中部日本放送、JOAR、1090キロサイクルでお送りいたします。昭和26年9月1日、我が国で初めての民間放送、中部日本放送は今日ただいま、放送を開始いたしました」。
戦後の日本が、焼け跡の暗闇から抜け出そうともがいていた1951年9月1日午前6時半、記念すべき「民放第一声」が全国に先駆けて、名古屋から発せられました。
戦後まもない頃、中部日本新聞社(現在の中日新聞)編成局連絡部長を務めていた小嶋氏は、「民主国家として言論の自由を取り戻すためのフリーラジオを」という強い願いから、民間放送局CBCラジオの設立に東奔西走しました。当時日本の放送といえば公的な機関であるNHKラジオのみ。それまでなかった民間放送という形態のメディアだけに、自分が勤める新聞社の説得、許認可権者である逓信省やGHQ(連合国軍総司令部)との交渉、また地元財界に出資を募るなど、前途には難しい問題が横たわっていましたが、小嶋氏はそれらを粘り強く解決していきました。
「われわれは明日、NHK島に敵前上陸する」。会社設立当初、代表取締役常務に就任した小嶋氏は、社の綱領である「真実と自由を求める」「価値の創造に生きる」「協同と責任をたっとぶ」を体現しながらラジオに続いてCBCテレビを開局。兼営局としての放送事業を軌道に乗せ、その後社長、会長を歴任。民間放送の発展に尽くすとともに、今日のCBCの礎を築きました。
【小嶋源作氏年譜】
- 1905年(明治38年)01月元旦
- 石川県石川郡野々市町に生まれる
- 1929年(昭和04年)03月
- 名古屋新聞社(中日新聞社前身)入社
- 1949年(昭和24年)09月
- 中部日本新聞社出版局局長
- 1950年(昭和25年)12月
- 中部日本放送代表取締役常務
- 1957年(昭和32年)11月
- 同 代表取締役専務
- 1959年(昭和34年)11月
- 同 代表取締役副社長
- 1967年(昭和42年)11月
- 同 代表取締役社長
- 1975年(昭和50年)12月
- 同 代表取締役会長
- 1989年(平成元年)06月
- 同 常任相談役
- 1989年(平成元年)08月7日
- 逝去(享年84)
- 1989年(平成元年)09月1日
- 中部日本放送社葬
- 1989年(平成元年)10月1日
- 「CBC小嶋賞基金」設立