ニュースリリース
2013年度
第24回 「CBC小嶋賞」 決定のお知らせ
2013年11月22日
当社の放送、事業活動に貢献した個人や団体に贈る第24回「CBC小嶋賞」受賞者が下記の通り、決定致しましたのでお知らせ致します。
第24回「CBC小嶋賞」受賞
番組審議会委員長(名古屋ボストン美術館館長)
馬場 駿吉 さん
【受賞理由】
馬場駿吉さん(1932年11月25日愛知県出身 80歳)は、名古屋市立大学医学部卒業、同大学医学部教授、同大学付属病院長、名古屋市美術館参与などを歴任されています。 現在は、名古屋ボストン美術館館長、名古屋市立大学名誉教授、名古屋造形大学客員教授などを務められています。
CBCでは、平成8年から2年間番組審議委員を務められ、再度、平成18年に番組審議委員に就任、平成19年から7年間にわたり番組審議会委員長を務めていただいています。医学研究者として、美術館長として、芸術評論家としての高い見識、経験に基づく貴重なご意見を長年にわたって頂戴し、CBCの番組の良質な番組づくりに多大なるご尽力をいただきました。
【第24回「CBC小嶋賞」授与式】
12月16日(月) 午前10時より 本館3階 「CBCホール」にて
【CBC小嶋賞とは】
当社の創業に尽力した故小嶋源作(こじま・げんさく)元会長の遺志によって寄託された3,000万円を基金として、平成元年10月に制定されました。
授与対象は当社およびCBCラジオの放送・事業活動や社業の発展に寄与した個人または団体で、毎年社長が委員長を務める「CBC小嶋賞基金運営委員会」で受賞者を決定します。
受賞者には12月に開かれる当社の創立記念式典で、表彰盾と奨励金100万円が贈られます。
【故 小嶋 源作 元会長】
中部日本放送の創立と発展に尽力した小嶋氏は、CBCの父とも云うべき人物です。
「中部日本放送、JOAR、1090キロサイクルでお送りいたします。昭和26年9月1日、我が国で初めての民間放送、中部日本放送は今日ただいま、放送を開始いたしました」。
戦後の日本が、焼け跡の暗闇から抜け出そうともがいていた1951年9月1日午前6時半、記念すべき「民放第一声」が全国に先駆けて、名古屋から発せられました。
戦後まもない頃、中部日本新聞社(現在の中日新聞)編成局連絡部長を務めていた小嶋氏は、「民主国家として言論の自由を取り戻すためのフリーラジオを」という強い願いから、民間放送局CBCラジオの設立に東奔西走しました。当時日本の放送といえば公的な機関であるNHKラジオのみ。それまでなかった民間放送という形態のメディアだけに、自分が勤める新聞社の説得、許認可権者である逓信省やGHQ(連合国軍総司令部)との交渉、また地元財界に出資を募るなど、前途には難しい問題が横たわっていましたが、小嶋氏はそれらを粘り強く解決していきました。
「われわれは明日、NHK島に敵前上陸する」。会社設立当初、代表取締役常務に就任した小嶋氏は、社の綱領である「真実と自由を求める」「価値の創造に生きる」「協同と責任をたっとぶ」を体現しながらラジオに続いてCBCテレビを開局。兼営局としての放送事業を軌道に乗せ、その後社長、会長を歴任。民間放送の発展に尽くすとともに、今日のCBCの礎を築きました。
【小嶋源作氏年譜】
- 1905年(明治38年)01月元旦
- 石川県石川郡野々市町に生まれる
- 1929年(昭和04年)03月
- 名古屋新聞社(中日新聞社前身)入社
- 1949年(昭和24年)09月
- 中部日本新聞社出版局局長
- 1950年(昭和25年)12月
- 中部日本放送代表取締役常務
- 1957年(昭和32年)11月
- 同 代表取締役専務
- 1959年(昭和34年)11月
- 同 代表取締役副社長
- 1967年(昭和42年)11月
- 同 代表取締役社長
- 1975年(昭和50年)05月
- 同 相談役
- 1975年(昭和50年)12月
- 同 代表取締役会長
- 1989年(平成元年)06月
- 同 常任相談役
- 1989年(平成元年)08月7日
- 逝去(享年84)
- 1989年(平成元年)09月1日
- 中部日本放送社葬
- 1989年(平成元年)10月1日
- 「CBC小嶋賞基金」設立