ニュースリリース
2012年度
中部日本放送 大石社長年頭記者会見
2013年1月22日
1月22日(火)、大石社長がCBC婦人ホールで、年頭記者会見を開きました。発言要旨は、以下の通りです。
今年のCBCの漢字は「打出(打って出る)」。今日はこの場で、4つの「打って出る」を発表する。
【CBCラジオ独立と認定放送持株会社制度移行に向けての本格検討開始】
ラジオを強くするには、グループ企業を強くするには、テレビの強さを維持するにはどうすればよいのか。経営的な観点から考えたとき、象徴となる経営体が真ん中にあり、同心円状にテレビ・ラジオを中心にしたグループ会社が存在する。これが、縦にも横にも繋がりながら、グループの価値を最大にしていくカタチと考え、「認定放送持株会社体制」を前提とした最適なグループ体制に向けての本格検討を開始することにした。まず最初に打って出るのが、2013年4月1日、CBCラジオの分社・独立である。これは、CBCラジオが新たな発想を取り入れることや迅速な意思決定を可能にし、ラジオ事業を独自の権限と責任において運営できるようにする必要があると判断したためである。
【本社エリア 総合再開発計画】
当社が所有している本社地区(CBC会館・放送センター・CBC西別館)について、再開発を行う。これは、有事においても地域の情報インフラとして機能し続けるために、安定した建物における「放送送出機能」と「編成営業機能および本社機能」の一体化が必要不可欠と判断した。また、建物の維持費やランニングコストなど、費用の効率化を図ることもできる。点在するCBCグループ企業を可能な限り一箇所に集約させ、グループ全体での最適で健全な発展を目指す。
- ◆第一期
- CBC会館の南側の放送センター横、現在は駐車場として使用している敷地に増築工事を行う。工期は2年、2015年完成予定。完成後の建物には、編成・営業・管理など、現在のCBC会館にある機能を移転させる予定。
- ◆第二期
- 現在、関連会社であるCBCクリエイションが使用している建物(CBC西別館)を解体し、新築工事を行う。工期は1年5ヶ月、2016年完成予定。完成後の建物には、CBCグループ企業を移転・集約させる予定。
- ◆第三期
- CBC会館の解体及び新築工事を行う計画。経済情勢また当社の資金状況などを考慮しながら具体化していきたい。具体的な建替工事の時期は、現在未定。
【CBCテレビ大型改編】
CBCテレビはこの4月、ローカル番組を軸にした大規模な改編に取り組む。目玉は、平日午後帯の開発。月曜日から金曜日、毎日午後2時からの2時間、このエリアの話題を中心にした新しい情報番組を立ち上げる。番組名は「ゴゴスマ~GOGO!スマイル~(仮)」。「東海三県を徹底的に応援する」をコンセプトに、「毎日の生活に、また、家族や友人との会話に、役立つ情報」を伝えていく。メインMCは石井亮次アナウンサー、アシスタントは古川枝里子アナウンサーを起用。
また、現在、同時間帯で民放1位の視聴率を獲得し、多くの支持を得ている「イッポウ」もリニューアルして、さらに強化する。
平日の午後帯で、あわせて4時間あまりの大型ワイド編成を行うことにより、地域に信頼される情報インフラとして認められる放送局になるべく、これまで以上に努めていく。
【CBC初の幹事映画「さよならドビュッシー」全国公開】
原作は「このミステリーがすごい!」大賞受賞作でシリーズ累計60万部のベストセラー。原作者の中山七里さんは地元出身でもあり、また、ロケの大半をこの地方で行っている。CBCは、今回初めて、映画製作委員会の幹事を務めた。1月26日から全国公開される。