ニュースリリース
2012年度
第23回 「CBC小嶋賞」 決定のお知らせ
2012年11月22日
当社の放送、事業活動に貢献した個人や団体に贈る第23回「CBC小嶋賞」受賞者が下記の通り、決定致しましたのでお知らせ致します。
第23回「CBC小嶋賞」受賞
パナソニック株式会社
【パナソニック株式会社 会社概要】
- 会社名
- パナソニック株式会社
- 本 社
- 大阪府門真市大字門真1006番地
- 設 立
- 1935年(昭和10年)12月15日
- 創 業
- 1918年(大正 7年) 3月 7日
- 資本金
- 2,587億円(2012年3月31日現在)
- 従業員数
- 330,767人(2012年3月31日現在)
- 代表取締役社長
- 津賀 一宏
【受賞理由】
パナソニック株式会社は、1953年に放送開始したラジオ番組「歌のない歌謡曲」の番組 スポンサーとして、60年間にわたって番組を支え、社業の発展に貢献していただいています。
また、同番組のCMコンクールを年1回開催し、制作力の向上、放送文化の発展に大きく貢献していただいていることから、今回の受賞となりました。
【「歌のない歌謡曲」】
1953年3月2日、月曜から日曜の午前6時30分から45分までの15分番組としてスタートし、2013年3月に放送開始60年を迎えます。現在のCBCラジオで継続している番組の中では、最長寿番組です。
題名どおりメロディだけの歌のない歌謡曲を中心に、朝のひとときにふさわしい、生活情報やバラエティにとんだ話題で綴っています。2007年10月から現在の「多田しげおの気分爽快~朝からP・O・N(月~金_午前6時30分~午前9時)」内で生放送のスタイルとなり、天気情報や交通情報など、その日の朝の生活情報を盛り込み、放送しております。
パナソニック株式会社の一社提供で、北海道から沖縄まで全国37局のラジオ局で同番組を放送していますが、地域ごとの特徴を出すために番組制作は各放送局に任されています。また、番組内のCMでは、各局が季節・地域にふさわしいようにアレンジするという“トークCM”の形がとられているのも番組の大きな特徴です。
また、全国各地の放送局が制作した同番組のCMコンクールを、1969年から毎年開催し、各放送局が質の高いCMを出品して腕を競っています。その中で、CBCラジオは、最高賞の金賞をはじめ数々の賞を受賞しています。
【第23回「CBC小嶋賞」授与式】
12月14日(金) 午前10時より 本館3階 「CBCホール」にて
【CBC小嶋賞とは】
当社の創業に尽力した故小嶋源作(こじま・げんさく)元会長の遺志によって寄託された3,000万円を基金として、平成元年10月に制定されました。
授与対象は当社の放送・事業活動や社業の発展に寄与した個人または団体で、毎年社長が委員長を務める「CBC小嶋賞基金運営委員会」で受賞者を決定します。
受賞者には12月に開かれる当社の創立記念式典で、表彰盾と奨励金100万円が贈られます。
【故 小嶋 源作 元会長】
中部日本放送の創立と発展に尽力した小嶋氏は、CBCの父とも云うべき人物です。
「中部日本放送、JOAR、1090キロサイクルでお送りいたします。昭和26年9月1日、我が国で初めての民間放送、中部日本放送は今日ただいま、放送を開始いたしました」。
戦後の日本が、焼け跡の暗闇から抜け出そうともがいていた1951年9月1日午前6時半、記念すべき「民放第一声」が全国に先駆けて、名古屋から発せられました。
戦後まもない頃、中部日本新聞社(現在の中日新聞)編成局連絡部長を務めていた小嶋氏は、「民主国家として言論の自由を取り戻すためのフリーラジオを」という強い願いから、民間放送局CBCラジオの設立に東奔西走しました。当時日本の放送といえば公的な機関であるNHKラジオのみ。それまでなかった民間放送という形態のメディアだけに、自分が勤める新聞社の説得、許認可権者である逓信省やGHQ(連合国軍総司令部)との交渉、また地元財界に出資を募るなど、前途には難しい問題が横たわっていましたが、小嶋氏はそれらを粘り強く解決していきました。
「われわれは明日、NHK島に敵前上陸する」。会社設立当初、代表取締役常務に就任した小嶋氏は、社の綱領である「真実と自由を求める」「価値の創造に生きる」「協同と責任をたっとぶ」を体現しながらラジオに続いてCBCテレビを開局。兼営局としての放送事業を軌道に乗せ、その後社長、会長を歴任。民間放送の発展に尽くすとともに、今日のCBCの礎を築きました。
【小嶋源作氏年譜】
- 1905年(明治38年)01月元旦
- 石川県石川郡野々市町に生まれる
- 1929年(昭和04年)03月
- 名古屋新聞社(中日新聞社前身)入社
- 1949年(昭和24年)09月
- 中部日本新聞社出版局局長
- 1950年(昭和25年)12月
- 中部日本放送代表取締役常務
- 1957年(昭和32年)11月
- 同 代表取締役専務
- 1959年(昭和34年)11月
- 同 代表取締役副社長
- 1967年(昭和42年)11月
- 同 代表取締役社長
- 1975年(昭和50年)05月
- 同 相談役
- 1975年(昭和50年)12月
- 同 代表取締役会長
- 1989年(平成元年)06月
- 同 常任相談役
- 1989年(平成元年)08月7日
- 逝去(享年84)
- 1989年(平成元年)09月1日
- 中部日本放送社葬
- 1989年(平成元年)10月1日
- 「CBC小嶋賞基金」設立