2012年10月9日

　子どもの結婚を機に、親の子離れという局面に立たされた男の戸惑いを描きながら、「家族とは？」「愛とは？」という永遠のテーマに迫った役所広司主演のCBC開局60周年記念スペシャルドラマ『初秋』（2011年10月8日（土）15：00-16：54OA、CBC・TBS系全国28局ネット）が、世界の優れたテレビ番組に贈られる「国際エミー賞」のテレビ映画部門で最終選考作品としてノミネートされました。

　今年で40回目を迎える「国際エミー賞」は、世界のおよそ500の放送機関が加盟する「国際テレビ芸術科学アカデミー」が主催し、アメリカ以外で制作された優れたテレビ番組に贈られます。
　昨年放送されたドラマを対象としたテレビ映画部門では4つのドラマが最終選考に残り、11月19日にニューヨークで行われる「国際エミー賞」授賞式で同部門のグランプリが発表されます。

【番組詳細】

■タイトル

CBC開局60周年記念スペシャルドラマ『初秋』

■放　送

2011年10月8日（土）15：00-16：54

■スタッフ

プロデューサー小森耕太郎（CBC）・原克子（松竹）、脚本・監督原田眞人、原作・井上靖「凍れる樹」

■出　演

役所広司　中越典子　ほか

【制作意図】
仕事に打ち込んできた不器用な団塊の世代。密着型の家族で親離れが出来ない子どもがいる一方で、子離れが出来ない親たちも多く存在する。このドラマは、子どもの結婚を機に、親の子離れという局面に立たされた男の戸惑いを描きながら、「家族とは？」「愛とは？」という永遠のテーマに迫った。

【あらすじ】
信州でワインの製造販売をしている松原辰平（役所広司）は、20年前に妻を失い、以来男手ひとつで一人娘を育ててきたが、その娘が突然、外国へ嫁にいくことになった。 松原は空虚な心と折り合いが付けられず、結婚式後、仕事を休み京都へと向かい、高校時代の同級生との再会を楽しんでいた。昔話で大いに盛り上がり、松原も気持ちよく酔い始めていたところ、旧友の山辺（でんでん）から相談が持ちかけられた。山辺の娘・れい子（中越典子）が高級会員制クラブで夜毎怪しげなパーティーを開いているという噂を耳にしたという。その真相を知りたいという山辺に、酔いも手伝ってか、松原が真相を調べると立候補する。 松原の記憶にあるのは、十年以上も前のれい子。訪れた高級クラブで待っていたのは、美しい大人の女性へと成長していたれい子だった。松原とれい子。10年の時を越えた、夢のような、現のような、恋の物語が静かに始まろうとしていた・・・。

【参考】「国際エミー賞」とは･･･
米国以外で制作・放送された優秀なテレビ番組を表彰する目的で国際テレビ科学アカデミー（IATAS）が主催している「国際エミー賞」。世界で最も権威あるアワードと言われている。

【参考】「初秋」コンクール受賞歴
◇「平成23年度（第66回）文化庁芸術祭」･･･テレビ・ドラマ部門で優秀賞
◇「第48回ヒューゴ・テレビ賞」･･･長編テレビ映画部門で銀賞受賞
◇「第52回モンテカルロ・テレビジョン・フェスティバル」･･･テレビ・フィルム部門で最優秀監督賞
◇「第46回アメリカ国際フィルム・ビデオ祭」･･･TVドラマ部門でゴールドカメラ賞
※上記、「ヒューゴ・テレビ賞」、「モンテカルロ・テレビジョン・フェスティバル」、「米国際フィルム・ビデオ祭」は、いずれも本年、2012年