ニュースリリース
2012年度
CBC制作ドキュメンタリー「おしゃべり独居ばあさん」が
ギャラクシー賞テレビ部門6月度月間賞を受賞!
2012年7月20日
放送批評懇談会のギャラクシー賞テレビ部門選奨委員会において、CBC制作ドキュメンタリー 「おしゃべり独居ばあさん」(2012年5月30日放送)が6月度月間賞に選出された。
CBCがギャラクシー賞テレビ部門月間賞を受賞するのは、2005年10月度月間賞「山田太一ドラマスペシャル2005 いくつかの夜」以来、約7年ぶり。
受賞に際し、短評として下記のコメントが委員会より寄せられた。
◇独り暮らしを楽しむお婆ちゃん(88歳)をコミカルにとらえて笑わせてくれる。「気楽が一番」に大きく頷きながらも、そこには家族との関係性や気力、体力の衰えも見えてきて、老いをどう生きるかへの思いが心を過ぎる。
◇子や孫と少し距離を置き、一人暮らしを自ら選択し元気に生きるおばあさんの日常を描いた。爆笑を禁じえないドキュメンタリーながら高齢化社会の現状を多面的に浮き彫りにする。取材対象との距離感、構成が秀でている。
なお、「おしゃべり独居ばあさん」は6月度月間賞の受賞とともに、第50回ギャラクシー賞奨励賞(※)の受賞が確定した。これにより、今秋・来春に予定されているギャラクシー賞の中の最高賞である「大賞」への選考会において、各社の自選作品と併せ、審査対象作品となる。
(※)「奨励賞」は毎年約30作品に贈られる。
【参考】ギャラクシー賞とは・・・
放送批評懇談会が1963年に創設した、日本の放送文化に貢献した優秀な番組・個人・団体に贈られる賞。テレビ、ラジオ、CM、報道活動の四部門があり、毎年4月1日から翌年3月31日までに放送された作品の中から年度の最高賞である「大賞」などを決定する。
【番組詳細】
- ■タイトル
- 「おしゃべり独居ばあさん」(2012年5月30日放送)
- ■プロデューサー
- 藤井 稔・船戸 秀生・石賀 一啓 / ディレクター:渡辺 明宏
- ■番組概要
- 山崎操さん、88歳。名古屋市内の公団住宅で、独居生活をしている。
60年前に、ご主人を肺結核で亡くしてからは、市役所勤務。女手ひとつで、一人息子を育て上げた。孫2人、ひ孫も2人。「独居」は操さん自身の希望。もう30年余りになる。
外国タバコをくゆらせながら、見ているテレビに向かって「おしゃべり」。
それが操さんの日常。「好きな時に、好きなことを、好きなだけやりたいだけ」。
操さんは、自分の意見や希望、願望、グチ、不満・・・
自分の思いのたけを、遠慮会釈なく「おしゃべり」続ける。
月間賞の受賞は、過去には「日曜劇場 切ないOLの反乱」(1991年7月度)「幽婚」(1998年9月度)「山田太一ドラマスペシャル2005 いくつかの夜」(2005年10月度)があります。