ニュースリリース
2012年度
CBC開局60周年記念スペシャルドラマ『初秋』が
第48回「ヒューゴ・テレビ賞」長編テレビ映画部門で「銀賞」を受賞!
2012年4月17日
子どもの結婚を機に、親の子離れという局面に立たされた男の戸惑いを描きながら、「家族とは?」「愛とは?」という永遠のテーマに迫った役所広司主演のCBC開局60周年記念スペシャルドラマ『初秋』(2011年10月8日(土)15:00-16:54OA、CBC・TBS系全国28局ネット)が、今年で48回目を迎える「ヒューゴ・テレビ賞」長編テレビ映画部門で銀賞を受賞することが確定した。現地・シカゴで4月19日(木)、授賞式が行われ、その席上で受賞作品が発表される。
CBC制作ドラマが「ヒューゴ・テレビ賞」で賞を受賞するのは初めて。また、海外コンクールでの受賞は、1999年「モンテカルロ・テレビジョン・フェスティバル」テレビ・フィルム部門でシルバーニンフ賞(脚本賞)を受賞したスペシャルドラマ『幽婚』(1998年9月5日(土)OA、市川森一脚本、役所広司,寺島しのぶ)以来、13年ぶりの快挙となる。
【参考】「ヒューゴ・テレビ賞」とは・・・
北米でもっとも歴史の古い映画祭の一つである「シカゴ国際映画祭」の関連コンクール。
シカゴ国際映画祭は主に映画が対象なのに対して、ヒューゴ・テレビ賞は、テレビ番組(22部門)・テレビシリーズ(19部門)・CMが対象とされる。毎年、世界各国から多数の作品が応募され、その中から「創造性」や「オリジナリティ」の点で特に優れた作品が表彰される。今年で48回目。
主催:シカゴ国際映画祭実行委員会(1964年設立)
【番組詳細】
- タイトル
- CBC開局60周年記念スペシャルドラマ『初秋』」
- 放 送
- 2011年10月8日(土)15:00-16:54
- スタッフ
- プロデューサー小森耕太郎(CBC)・原克子(松竹)、脚本・監督 原田眞人、原作・井上靖「凍れる樹」
- 出 演
- 役所広司 中越典子 ほか
【制作意図】
仕事に打ち込んできた不器用な団塊の世代。密着型の家族で親離れが出来ない子どもがいる一方で、子離れが出来ない親たちも多く存在する。このドラマは、子どもの結婚を機に、親の子離れという局面に立たされた男の戸惑いを描きながら、「家族とは?」「愛とは?」という永遠のテーマに迫った。
【あらすじ】
信州でワインの製造販売をしている松原辰平(役所広司)は、20年前に妻を失い、以来男手ひとつで一人娘を育ててきたが、その娘が突然、外国へ嫁にいくことになった。
松原は空虚な心と折り合いが付けられず、結婚式後、仕事を休み京都へと向かい、高校時代の同級生との再会を楽しんでいた。昔話で大いに盛り上がり、松原も気持ちよく酔い始めていたところ、旧友の山辺(でんでん)から相談が持ちかけられた。娘のれい子(中越典子)が高級会員制クラブで夜毎怪しげなパーティーを開いているという噂を耳にしたという。その真相を知りたいという山辺に、酔いも手伝ってか、松原が真相を調べると立候補する。
松原の記憶にあるのは、十年以上も前のれい子。訪れた高級クラブで待っていたのは、美しい大人の女性へと成長していたれい子だった。松原とれい子。10年の時を越えた、夢のような、現のような、恋の物語が静かに始まろうとしていた・・・。
この「初秋」と同じ「主演・役所広司×監督・原田眞人×原作・井上靖」で制作され、モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリに輝いた映画「わが母の記」は4/28(土)全国公開される。