第7話|「帷子辻」 |
京都にやって来た百介は、知人の伏見屋から帷子辻で起きている不可解な事件を聞く。 次々と女性の腐乱死体が棄てられているというのだ。帷子辻は不気味ないわれのある場所であることから伏見屋は、怪談の知識の豊富な百介を京都町奉行所の役人・笹山玄蕃と緒方佐十郎に百介を紹介する。 この事件の最初の犠牲者は笹山の妻・さと。帷子辻で見つかったさとの死体には、その朽ち果てた様子を描いた一枚の絵が置かれていた。その後続いた凶行でも死体の上には必ず絵が残されている。それを聞いて百介は小野小町の怨霊を思い出した。 美人に嫉妬した小町が落ちぶれて死んだ、その死に様を描いた絵。やはり怨霊の仕業なのか・・・ その時帷子辻にまたも死体が!その主はなんとおぎんだった!! |