ディープな街へ、ディレクターが1人、
ハートフルを探しに行く異色ドキュメンタリー!
第1話「大阪・西成編」
2023年2月13日(月)深夜0時59分放送
古くから「日雇い労働者の街」として知られる西成の「あいりん地区」。
簡易宿泊所が軒を連ね、様々な事情を抱えた人たちも暮らす街。
元ヤクザや元犯罪者たちに取材を重ね、見えてきた“西成のリアル”
白昼堂々何かを叫び、酔っぱらった様子の女性。
思い切って話しかけてみると…彼女は“西成の歌姫”と呼ばれているという。
ジャズシンガー坂田佳子さん51歳。
『西成は人を再生する街』涙ながらにそう語る理由は…
第2話「名古屋・女子大小路編」
2023年2月27日(月)深夜0時59分放送
名古屋を代表する歓楽街・通称「女子大小路」。
ホストクラブにフィリピンパブ、そしてゲイバーなどがひしめき合う街。
“眠らない街”に2か月間密着し、見えてきた“女子大小路のリアル”
ゲイバーで出会ったのは、この店で働くゆんとさん30歳。
物心ついた時から、自分の性別に違和感があり、社会にうまく溶け込めなかったという。
『ゲイであることを隠しながら、実家で暮らすのが苦痛だったので…』
7年前に実家を飛び出したきり、まともに会話もしていない。
そんな中…
第3話「岐阜・金津園編」
2023年11月18日(土)深夜0時28分放送
JR岐阜駅の近くにある国内有数のソープランド街「金津園」
明治21年、金津遊郭として開設されたこの色街には、
今でも約40店のソープランドが軒を連ね、
約1000人の風俗嬢が働いていると言われている。
そこは、様々な事情を抱えた女性たちが働く街。
多くの人が口を閉ざし、取材は難航…気づけば2か月。
そんな中、ディレクターが出会った1人の女性。
彼女は、お母さんへの恩返しのためにソープランドで働いているという。
「借金が600万くらい…」
彼女が背負うのは借金だけではなく…取材を重ねるうちに、“壮絶な過去”を語り始める。
第4話「岐阜・根尾越波編」
2023年11月25日(土)深夜0時28分放送
岐阜県の山奥にひっそりとたたずむ「根尾越波」。
かつて村だったこの集落には今、定住者はいない。
冬になると数メートルもの積雪を記録し、雪崩事故の恐れがあるこの地区。
毎年12月から5月までは、集落へ通じる道は通行止めとなり、
住むどころか、立ち入ることすらできなくなる。
7月のある日、ディレクターが集落を訪れると…やはり誰もいない。
廃墟となっている民家も多く、夜になると街灯だけが寂しくともる。
しかし、この集落に、週末だけ帰って来る人たちがいることがわかり…
第5話「愛知・保見団地編」
2024年3月2日(土)夕方5時放送
ブラジル人が住人の約半数を占める「保見団地」。
自動車産業が盛んな豊田市にあるこの巨大な団地には、 1990年の入管法改正以降、出稼ぎでやってくるブラジル人などが急増。
当時は生活習慣の違いなどから日本人との対立を深め、機動隊が出動する事態にも。
ここで暮らすブラジル人たちの素顔とは。
団地の一角にある喫煙所が彼らの“憩いの場”だという。
そこに通い詰め、打ち解けようとするディレクターだったが…。
第6話「多摩川・河川敷編」
2024年3月9日(土)夕方5時放送
ホームレスの人たちが数多く暮らす「多摩川の河川敷」。
約2キロにわたって広がる茂みの中に、廃材で建てた小屋が建ち並び、約60人が世間の目から逃れるようにひっそりと生活している。
「もう死にそう…」「かえって死んだ方がいんじゃねぇの」
口々に将来への不安を漏らすホームレスの人たち。
彼らはなぜここで暮らすことになったのか…。
“貧困”だけでは語りつくせないそれぞれの事情とは。
第7話「名古屋・錦三丁目編」
2024年3月16日(土)夕方5時放送
中部地方最大の歓楽街・名古屋の錦三丁目、通称「錦三」。
会員制の高級クラブに24時間営業の託児所、そして風俗店…
“夜の街”で生きる女性たちの思いに迫る。
「ステージ4の乳がんなんです」
錦三で働いて30年になるラウンジのママ。
乳がんは4年前に見つかり、全身に転移したという。
それでも抗がん剤治療をしながら仕事を続けるその理由とは。
第8話「横浜・寿町編」
2024年3月23日(土)夕方5時放送
横浜中華街の近くにあるドヤ街「寿町」。
保証人なしでも入居できる簡易宿泊所は100軒以上あり
行き場を失った人たちの“最後の砦”とも言われている。
元ヤクザに元犯罪者…
出会ったのは、様々な事情を抱えた人たち。
「いいから俺の部屋来いって!」
半ば強引にディレクターを誘う、赤い着物を着た男性。
三畳一間の部屋で、この街にたどり着くまでの壮絶な人生を語る。
そして大晦日を一緒に過ごすことになり、思わぬ“おもてなし”を受けることに…。
第9話「三重・渡鹿野島編」
2024年9月11日(水)よる11時59分放送
かつて“売春島”と呼ばれ、風俗産業が島の生業となってきた渡鹿野島。
江戸時代から船乗りを相手にした遊郭が栄えた島で、
昭和から平成にかけて、多くの女性たちが島にやってきて売春が本格化した。
女性たちはホステスと呼ばれ、その数は約200人にものぼったという。
その後、風俗産業は衰退し、島には廃墟となった旅館やスナックも。
この島の全盛期を生きてきた人たちは今、どのように暮らしているのか。
「幼い頃、親に売られた人間だから…」
出会ったのは、ヌード劇場で踊り子として働いていたという87歳の女性。
壮絶な人生を歩んできたこの女性には、毎週のように通う場所があった。
第10話「東京・秋葉原編」
2024年9月18日(水)よる11時59分放送
戦後の闇市から日本最大の電気街、そしてアニメなど“サブカルの聖地”へ。
時代とともに変遷を遂げてきたこの街には、様々な趣味嗜好の人たちが訪れる。
ある日、ディレクターが出会ったのは、全身にタトゥを入れた男性。
顔には好きな地下アイドルの名前が彫られていた。
その地下アイドルのライブに行ってみると、メンバーの1人が休養中だという。
「親に『ごめんね』って言われるんですけど…」
彼女が幼い頃から悩んできたこととは…