前作は自分のことよりも母親代わりとして妹たちの気持ちを優先していましたが、今回は、二葉の恋愛模様が前作より色濃く描かれているので、泣きたいときは泣く、怒りたい時は怒ります。いろいろあって一皮向けて感情を素直に現すようになりました。そして、今回は三角関係のような恋もしますし、キスシーンもあったりします。

私は前作と基本的には変わらないですね。いつも大事なときにビシッと一言、二葉が一人の時を狙って、人生についてのアドバイスをしています。何が起こってもあんまり動じないところも変わってないですね。ただ、今回は私にもキスシーンがありました！

パート１の四麻子は、最初清楚な感じで始まって、途中から豹変しました。その豹変後の四麻子からパート２はスタートするので、変化は特にありません。ただ、バイオレンスさは増したような気がします。パート１の時よりも更に、感情の起伏が激しくなっているように感じています。

睦は、高校生から大学生になったので、ノートに手書きで受験勉強していたのが、パソコンを開くようになりました。でも私はパソコンが使えないので、パソコンの起動の仕方も最初分からなくて、スタッフさんに教えて貰ったぐらいなんです。役と一緒にパソコンの使い方も成長しました。

パート１では漫画化志望だったんですが、それをパート２ではスパッと諦めて占い師に転向しています。パート２では、金剛地さん演じるラッパーの恋人・貢と恋愛しています。金剛地さんがとても楽しい方なので、私も乗って、より弾けた三笑に成長したと思います。

フリーターでちょっとヤンキーぽい五真子が、お家でお父さんに教えてもらいながら、一生懸命お饅頭を作り出したというのが役としての一番大きな変化です。

姉妹の中でも一番恋愛に縁遠く男っぽい感じだった五真子ですが、お父さんの雰囲気に前作よりも近づいたかなと感じます。その辺りが自分では一番大きく変わったかなと思います。

前作では娘の恋愛や結婚に反対する率が高く、どちらかと言うと娘たちに怒鳴ってばっかりいた気がします。今回も「ダメなヤツはダメ」という頑固さは変わりありませんが、じっくりと娘たちの恋愛を見守っている部分があるので、六人姉妹の父親として、松太郎も少し成長したのかなと思います。今では、出来るだけ娘達の生き方を父親として応援しようとしています。娘を持つ父親というのは、こんな感じなんだろうなと実感しています。