みんな楽しい事が大好き。そういうところは元々共通しているんですが、リアクションが似てきましたね。

自分たちでも気付いていないんですが、本番が終ってモニターチェックをしてみると、同じ表情でリアクションしていたり、同じタイミングで振り向いていたりと、リアクションが似てきました。

私は背格好、雰囲気、リアクションなどが、特に五真子役の浜丘麻矢ちゃんに似ているらしく、共演者の方々からよく言われます。

本当にチームワークが良くて相性が良いので、皆が楽しいって思うことなどの価値観が似ているんだと思います。

そして、お父さんは私のラブシーンの時、相手の俳優さんに「おい、ＮＧ出したら二回やらなきゃいけないんだから、一回で決めろよ！」って言っていたりして…、本当のお父さんみたいなだなぁって思ったりしますね(笑)。

お父さんと二葉が全く同じリアクションをしていたのが可笑しくて、「本当に親子だなぁ」と感じました。本当に面白かったです。

芝居そのものは皆、見事に自分の個性を出して、自分の役にあった芝居をしていますが、撮影外でも皆、似ていますね。家族だったらこんな感じだろうなっていう空気感、そんなリラックスの仕方をしています。

そして今回は、本当の親子＆家族みたいな間柄になっているので、普段食事に行っても普通の父親が聞くように「お前ら恋人はいるのか？」なんて聞いてしまったりする程です。自分ではそれで良いと思っているのですが、娘たちは「うるさいなぁ」と思っているかもしれませんね。

演技後のチェックをしていると、二葉お姉ちゃんと五真子ちゃんがどちらか分からないくらい表情が似てきたので、ビックリします。そういった似ているところを探すことも撮影の楽しみの一つです。

睦は、すごくクールで賢くて冷静な子ですが、私自身はおてんばです。だから、皆が仲の良い居間でのシーンなどを撮影する時は、役柄を維持するためにも、撮影合間もみんなの話にあんまり入ってはいけないと、できるだけ笑わないように頑張っています。でも、みんながあまりにホンモノの家族のようで、話も面白くて･･･だから、ついつい笑ってしまうんです。

しっかり者のお姉ちゃんたちと甘えん坊の妹たちの間で、飄々といる三笑というのが私の役どころなんですが、その役どころのバランスが、休憩中や皆で夜ご飯を食べに行ったりというオフの時にも全く同じようなバランスになっていて…。私生活と役どころの差がなくなって来た事が面白いなぁ、家族だなぁと感じています。

私もある収録の時、子供みたいにすねた表情とかリアクションとかが、二葉お姉ちゃんと全く被っていたのでビックリしました。みんなが言うように、似てくるんだなぁと、実感しました。

私が演じる五真子は、勢いが良くて口が悪い役なので、週４日ぐらいそういう状態で居ると日常生活にも支障を来たしてきました。「このまま口が悪くなったらどうしよう!?」と不安になるぐらい、口の悪さが日常生活に影響してきました。