中日クラウンズの歴史

雨中の混戦から
稲森が抜け出し栄冠

2022
第62回大会
稲森佑貴
稲森佑貴
Yuki Inamori

大会概要

主催 CBCテレビ 中日新聞社
主管 日本ゴルフツアー機構
協賛 トヨタ自動車株式会社
後援 名古屋ゴルフ倶楽部 中部ゴルフ連盟 日本ゴルフ協会 愛知県 岐阜県 三重県 名古屋市
協力 CBCラジオ
賞金総額 ¥100,000,000
優勝賞金 ¥20,000,000
トヨタ賞〔優勝副賞〕 MIRAI
特別賞 ホールインワン アルファード(13H・17H)
朝日インテック 最多バーディ賞 ¥1,000,000
ミック ヤングジェネレーション賞 ¥1,000,000
期日 4月28日~5月1日
カット 1オーバー59位タイまでのプロ61名とアマ4名 計65名
出場者数 105名(アマ6名)

大会スコア

1位 稲森 佑貴 64-71-66-63=264 ¥20,000,000-
2位 黄 重坤 65-67-68-67=267 ¥10,000,000-
3位 岩田 寛 70-64-65-70=269 ¥6,800,000-
4位 時松 隆光 69-67-68-66=270 ¥4,800,000-
5位 木下 陵介 66-72-68-65=271 ¥3,800,000-
5位 今野 大喜 63-73-65-70=271 ¥3,800,000-
7位 星野 陸也 69-71-69-63=272 ¥2,947,500-
7位 石川 遼 70-70-64-68=272 ¥2,947,500-
7位 片岡 尚之 72-64-67-69=272 ¥2,947,500-
7位 ※中島 啓太 69-66-68-69=272 ¥0-
7位 香妻 陣一朗 69-68-64-71=272 ¥2,947,500-
12位 上井 邦裕 69-72-65-67=273 ¥2,120,000-
12位 Chan Kim 69-65-72-67=273 ¥2,120,000-
12位 今平 周吾 70-68-67-68=273 ¥2,120,000-
12位 Todd Baek 66-70-67-70=273 ¥2,120,000-
  • ベストアマ 中島 啓太 272 7位タイ

4月28日(木) 1R

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9バーディの好スタートを切ったクウェイル

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初日単独2位の今野大喜

穏やかな晴天となったこの日、A・クウェイルが歴代3位タイとなる61をマークして単独首位。
過去にも優勝争いの経験があり「この大会にはいい思い出がある」とコメント。
2打差の7アンダーに今野大喜。このほか桂川有人・金子駆大・上田敦士といった地元勢が上位に名を連ねた。
名古屋大学出身で、プロ転向後初のレギュラーツアー出場となった上田敦士はスタートの1番で2打目を直接カップインさせるイーグルで最高のスタートを切った。

4月29日(金) 2R

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通算-8でトップ立った金子

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サスペンデッドを告げる案内板

第1組から出た金子駆大が4バーディ1ボギーで通算-8までスコアを伸ばしてホールアウト。2週連続優勝を目指す桂川有人も10番まで4連続バーディでー8としたが、雨が強くなった後半にスコアを落とし通算ー6でホールアウト。その後さらに雨が強くなり12時23分から中断。コースコンディションが悪化し、天候の回復も見込めないことから14時30分にサスペンデッドが決まった。
ホールアウトできなかったのは104人中68人。この時点でまだ第2ラウンドがスタートしていない選手もおり、翌日7時より第2ラウンドが再開され、終了したのは12時過ぎだった。

4月30日(土) 3R

3R

2連覇に挑む岩田が首位

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ホールインワンを達成した石川遼

予選ラウンド終了後すぐに決勝ラウンドの組み合わせが行われ、12時50分から決勝ラウンドがスタートした。
2連覇を狙う岩田寛は朝7時から第2ラウンドの18番ホールだけをプレーし、約7時間待って14時10分から開始された決勝第1ラウンドで本領を発揮した。2番で2オン1パットのイーグルを奪取。1イーグル、5バーディ、2ボギーの65をマークして単独首位に浮上。1打差の2位に黄重坤。
18時37分に日没となりながらもプレーは続行し、最終組の選手はスコアボードを灯りのかわりにしながら競技を完了した。
石川遼が7番でホールインワンを達成し、主催のCBCテレビと中日新聞社、会場の名古屋ゴルフ倶楽部より賞金計30万円が贈呈された。

5月1日(日) FR

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日本オープン(2勝)に次ぐ3勝目

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中島啓太(右)が通算-8でベストアマチュアに輝く

悪天候の予報により、6時50分よりアウトインスタートでのプレー開始となり、最終組は8時30分スタートという異例の早さとなった。2連覇を狙う岩田寛は単独首位からのスタートであったが、前半4つのボギーで優勝争いから脱落。
一方首位と2打差の2位でスタートした稲森佑貴は前半3つスコアを伸ばして通算12アンダーとし黄重坤と並んで首位に立つと10番のバーディで逆転。12番のバーディで差を広げ、さらに16・17番も圧巻の連続バーディで抜け出して通算16アンダー。ツアー3勝目をクラウンズ初優勝で飾った。黄重坤は3打差の2位。後半4つのバーディで盛り返した岩田が3位。
中島啓太が7位タイに入りベストアマチュア賞を獲得。出だしの連続バーディで首位に1打差に迫るなど見せ場をつくった。

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