中日クラウンズの歴史

苦しみながらも逃げ切り、
片山晋呉悲願の王冠奪取!

2004
第45回大会
片山晋呉
片山晋呉
Shingo Katayama

大会概要

主催 中部日本放送 中日新聞社
主管 日本ゴルフツアー機構
協賛 トヨタ自動車株式会社
後援 名古屋ゴルフ倶楽部 中部ゴルフ連盟 日本ゴルフ協会 日本ゴルフトーナメント振興協会 愛知県 岐阜県 三重県 名古屋市
会場 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース
6,547Yards Par70(35 - 35)
賞金総額 ¥120,000,000
優勝賞金 ¥24,000,000
トヨタ賞〔優勝副賞〕 クラウンアスリート
トヨタホールインワン賞 13番ホール・カローラフィールダー
17番ホール・アベンシス
但し、アマチュアの場合は、記念品。
期日 4月29日~5月2日
カット 1オーバー141までのプロ67名とアマ上位1名 計68名
出場者数 108名(アマ4名)

大会スコア

1位 片山 晋呉 65-64-63-72=264 ¥24,000,000-
2位 Paul Sheehan 66-70-67-63=266 ¥12,000,000-
3位 佐々木 久行 66-69-64-68=267 ¥8,160,000-
4位 Brendan Jones 68-66-65-69=268 ¥5,760,000-
5位 S・ K・ Ho 69-68-68-64=269 ¥4,800,000-
6位 鈴木 亨 69-67-67-67=270 ¥4,320,000-
7位 Y・ E・ Yang 66-68-69-68=271 ¥3,810,000-
7位 平石 武則 70-66-68-67=271 ¥3,810,000-
9位 深堀圭一郎 65-72-69-66=272 ¥2,784,000-
9位 手嶋 多一 68-70-64-70=272 ¥2,784,000-
9位 丸山 大輔 68-66-71-67=272 ¥2,784,000-
9位 川原 希 65-67-68-72=272 ¥2,784,000-
9位 尾崎 直道 68-64-70-70=272 ¥2,784,000-
9位 横尾 要 70-66-67-69=272 ¥2,784,000-
15位 菊池 純 71-68-68-66=273 ¥1,944,000-
15位 矢野 東 71-67-70-65=273 ¥1,944,000-
15位 井戸木鴻樹 71-66-65-71=273 ¥1,944,000-
18位 藤田 寛之 69-68-70-67=274 ¥1,656,000-
18位 Dinesh Chand 64-69-72-69=274 ¥1,656,000-
20位 Scott Laycock 67-69-69-70=275 ¥1,368,000-
20位 尾崎 将司 67-72-66-70=275 ¥1,368,000-
20位 渡辺 司 67-70-69-69=275 ¥1,368,000-
20位 今野 康晴 71-68-66-70=275 ¥1,368,000-
  • ベストアマ 高山準平 278 33位タイ

1R

例年に比べグリーンが止まりやすい絶好のコンディションで迎えた初日。首位に立ったのはD・チャンド。2番でイーグルを奪うと、5、6番で連続バーディと波に乗り、この日1イーグル、6バーディ、2ボギーの64をマークした。1打差の2位は片山晋呉、深堀圭一郎、川原希の三人。和合を知り尽くした34年連続出場のジャンボ尾崎は首位と3打差の9位タイと好位置。ディフェンディングチャンピオン星野英正は20位タイと出遅れた。

2R

2R

独走態勢に入った片山晋呉

首位でスタートしたチャンドはスコアを1つしか伸ばすことができず、4位に後退。一方、片山はこの日もショットが冴えわたり、8バーディ、2ボギーの64をマーク。通算11アンダーとスコアを伸ばし、首位に立った。トップと3打差の2位には尾崎直道、川原希がつけ、4位タイは中嶋常幸の長男・中島雅生ら4人が続いた。

3R

3日目、佐々木久行やB・ジョーンズがスコアを伸ばしてきたが、トップは依然片山。8バーディ、1ボギーの63で回り、通算18アンダーまでスコアを伸ばし独走態勢。192は54ホールでのこの大会の最少スコアを1打更新する新記録となった。首位と7打差の2位に佐々木、ジョーンズが並んだ。

4R

4R

最終日に猛追したP ・シーハン

72ホールでの最少スコアとしてのトーナメントレコードに期待がかかった片山は、アウトでスコアを2つ伸ばす上々の出来。しかし、インに入ると13番でボギーを叩いてリズムを崩す。5番からはなんと3連続ボギー。気づくとこの日猛チャージしてきたP・シーハンが2打差に迫っていた。なんとか最終ホールでパーをセーブし、通算16アンダーの逃げ切り優勝。終盤思わぬプレッシャーがかかったが念願の初王冠を手にした。これでツアー通算15勝目。いよいよ片山時代の到来を告げる勝利になった。

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