中日クラウンズの歴史

最年少優勝を樹立した
天才G・ホルバーグ

1982
第23回大会
ゲーリー・ホルバーグ
ゲーリー・ホルバーグ
Gary Hallberg

大会概要

会場 名古屋ゴルフ倶楽部和合コース
5,936Yards Par70(35 - 35)
賞金総額 ¥70,000,000
期日 4月29日~5月2日
カット 7オーバー147までのプロ58名とアマ上位3名 計61名
出場者数 132名(アマ18名)

大会スコア

1位 Gary Hallberg 69-67-66-70=272 ¥14,000,000-
2位 内田 繁 70-69-68-68=275 ¥7,500,000-
3位 中島 常幸 69-72-70-65=276 ¥4,300,000-
4位 Peter Jacobsen 72-73-67-68=280 ¥3,000,000-
5位 呂 西釣 74-66-72-69=281 ¥2,233,334-
5位 坂下 定夫 72-70-68-71=281 ¥2,233,334-
5位 藤木 三郎 71-73-66-71=281 ¥2,233,334-
8位 青木 功 72-71-69-70=282 ¥1,800,000-
9位 尾崎 直道 70-71-72-70=283 ¥1,566,667-
9位 前田 新作 72-72-68-71=283 ¥1,566,667-
9位 Johnny Miller 69-74-67-73=283 ¥1,566,667-
12位 羽川 豊 72-68-75-69=284 ¥1,216,667-
12位 井上 幸一 68-71-74-71=284 ¥1,216,667-
12位 橘田 規 73-71-68-72=284 ¥1,216,667-
15位 秋富由利夫 73-67-74-71=285 ¥987,500-
15位 矢部 昭 71-72-71-71=285 ¥987,500-
15位 出口栄太郎 73-69-72-71=285 ¥987,500-
15位 小林富士夫 71-71-71-72=285 ¥987,500-
19位 村上 隆 73-70-74-69=286 ¥800,000-
19位 甲斐 俊光 72-69-71-74=286 ¥800,000-
19位 長谷川勝治 74-71-68-73=286 ¥800,000-
  • ベストアマ 加藤一彦 288 28位タイ

1R

1R

マスターズチャンピオンのスタドラーが参戦

賞金総額が7000万円に増額された第23回は、この年のマスターズを制したクレイグ・スタドラーが2度目の来日、ジョニー・ミラーも4度目の出場となった。初日は、各選手とも和合特有の強風の中で、小さくて速いグリーンに苦戦し、アンダーパーは132選手中わずか6人。そんな中、地元の井上幸一と鷹巣南雄が68を出し、首位に立った。左手のケガを押して出場してきた井上は、パットが好調で一時は3アンダーまで伸ばしたが、後半の7番で1メートルのパーパットを打ち切れず2アンダーに後退した。鷹巣は、終盤の7番から3連続バーディを奪いトップに並んだ。青木功はパットに苦しみ、スタドラーなどと並び2オーバーの22位タイのスタート。

2R

この日一気に単独首位に上がってきたのは、4バーディ、1ボギーの67をマークした23歳の新鋭ゲーリー・ホルバーグ。アウトは1バーディ、インに入って10番でボギーを叩いたが、11番を60センチ、12番を30センチ、18番を1メートルにつけ、一気にスコアを伸ばした。前日首位タイの鷹巣南雄は、イーブンにまとめ首位と2打差の2位タイ。井上幸一は、左手をかばってのショットがブレ気味だったが、好調なパットで1バーディ、2ボギーで通算1アンダーの3位タイに後退し、内田繁と並んだ。青木功は、3オーバーの18位タイ。クレイグ・スタドラーは、通算6オーバーで44位タイとさらに順位を下げた。尾崎将司、倉本昌弘は予選落ちした。

3R

3R

ベテランの味で2位にねばった内田

前日首位に立ったゲーリー・ホルバーグは、この日も正確なショットとパットで6バーディ、2ボギーの66。3日連続のアンダーパーで通算8アンダーとし、リードをさらに広げた。パーオンを逃したのはわずか2ホールで、3パットも4番の1回だけという安定した内容。2位スタートの鷹巣南雄は、4番でバーディを取り一時は1打差まで迫ったが、5番で突き放され、その後もジリジリと離され結局8ストロークも差が開いた。2位につけたのは内田繁。攻めるホールは攻め、難しいホールはパー狙いとベテラン味を見せた。最終18番では、6メートルのバーディパットをねじ込んだが、それでも首位に5打差。4バーディ、ノーボギーで急浮上した藤木三郎、ジョニー・ミラー、坂下定夫、鷹巣の4人がイーブンパーの3位タイで並んだ。

4R

4R

終始冷静なプレーで和合を攻略したホルバーグ

プロ入り3年目のゲーリー・ホルバーグが、「外国人の初出場は勝てない」というジンクスに挑んだ。1番でバーディを取り好スタートを切ったが、2番で2メートルのチャンスを外し、4番では3パット。正確だったショットもブレだしたが、7番で6メートルの難しいバーディパットを沈め、流れを引き戻した。一方、この日アウト4バーディと猛チャージを見せた中島常幸は、13番でもバーディを奪ったが、14番で痛恨のボギー。この日ベストスコアの65を叩き出したが、ホルバーグには及ばず4打差の3位。2位スタートの内田繁は猛追を見せ、16番のバーディで2打差まで迫った。しかし、ホルバーグは難関の17番をパーで切り抜け、18番でもバーディを奪ってダメ押し。逃げ切ったホルバーグは、23歳11カ月で最年少優勝記録を塗り替えた。