【日めくりドラゴンズ】11月6日
2011年11月6日は・・・
「クライマックスシリーズファイナルステージ第5戦。
3勝2敗。中日、王手をかけて臨んでいるきょうのゲーム。
2-1。このリードを守りきれば、
ドラゴンズ、2年連続日本シリーズの舞台が待っています。
1ボールナッシング。投球2球目。
ピッチャー・浅尾。畠山に対して投球2球目。
ボールをセット。投げました。
高め打ちました。打ち上げた。サードファールフライ。
森野が追いかける。フェンスの手前。
落ちてくるボールを捕って、試合終了!
中日ドラゴンズ、2年連続日本シリーズ進出を決めました!」
(高田アナ)
<日本S進出!井端、決勝2ラン>
スワローズとのクライマックスシリーズ第5戦。
前日に勝ち、3勝2敗と王手をかけたドラゴンズは、
第1戦に先発した吉見をなんと中3日で投入します。
対するスワローズも、
リリーフ登板から中2日で館山を先発マウンドへ。
両チームとも目の前の1試合を取るために死力を尽くします。
球界を代表する投手同士によるギリギリの状態での投げ合いは、
5回まで共に無四球、0-0が続きます。
均衡が破れたのは6回。
ドラゴンズは、
先頭の荒木が、両チーム通じて初めて四球で出塁します。
「まだ荒木はスタートの構えは一度も見せておりませんが、
非常にリードは大きくとっています。」(高田アナ)
リードを大きくとって館山を挑発。
「ボールをセット。館山、長いセット。
バッターは井端。一塁ランナーは荒木。
ボールをセットします。次のボールを投げる前に、
一塁牽制!タッチはセーフ!」
「2ボール1ストライク、ボールが先行。
投球次が4球目。長いセット。キャッチャーはアウトコース。
ボールをセットします。一塁牽制!
手から戻って、タッチはセーフです。」
館山もボールを長く持ち、牽制球を何球も挟み、
クイックモーションを駆使し、ランナーを警戒します。
「先制のチャンスが膨らむか、1アウトランナー一塁。
フォアボールで出塁の荒木が一塁ランナー。
バッターボックス二番の井端。きょうノーヒット。
一塁また牽制!手から戻って、タッチはセーフです。
いやぁ、もう井端に投げているよりも、
荒木に対して投げる球数の方が多いくらいです。」(高田アナ)
5球の牽制球を投じた後、カウント2-2からの5球目でした。
「0-0、6回ウラ。1アウトランナー一塁。
2ボール2ストライク、投球5球目。
ボールをセット、ピッチャー・館山。
長いセット。次のボール投げました。ランナー、スタート!
打ちました。レフトへ上がった。大きな当たりになった。
レフト下がっていく。下がっていく、下がっていく!
見上げている、入った!!
井端がホームラン!井端の一発!」 (高田アナ)
強振した打球はレフトスタンドに飛び込み、
均衡を破る先制の2ランホームランに。
荒木の揺さぶり、
わずかに甘く入った球を見逃さなかった井端の一振り。
塁上と打席という形でも、アライバコンビは健在でした。
2点リードの9回。ドラゴンズのマウンドには、
このシリーズ調子が上がらない浅尾ではなく岩瀬が上がりました。
先頭に二塁打を許すも、2死までこぎつけ打席には青木。
ここを抑えれば、レギュラーシーズンで叶わなかった
"胴上げ投手"になるところでしたが、
センター前に運ばれ、2-1。
ここで落合監督がマウンドへ。浅尾へのスイッチを決断します。
代わった浅尾が、
畠山をサードファールフライに打ち取りゲームセット。
2年連続の日本シリーズ進出を決めました。
(敬称略)
2011年11月6日 クライマックスシリーズファイナルステージ
ヤクルト 000 000 001 =1
中日 000 002 00x =2
(勝)吉見 (セ)浅尾 (敗)館山
本塁打・・・井端1号
この試合のラジオ中継は、
解説・彦野利勝さん、実況・高田寛之アナウンサー
でした。