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#533 8月27日

「那古野神社の例大祭」
愛知県名古屋市(JR東海道新幹線・名古屋駅)
法被に赤褌姿の屈強な男たちによる1.5トンの神輿担ぎ。那古野神社から若宮神社まで、大都会名古屋の街中を往復約3キロにわたって練り歩きます。高層ビルが立ち並ぶ街の景色は変われども、男たちの心意気は昔も今も変わりません。
重さ1・5トンの神輿が渡る那古野神社の例大祭。
無病息災、災難厄除を願います。
   
那古野神社の起源は、平安時代の中頃。
須佐之男神(すさのおのかみ)を祀る天王社(てんのうしゃ)として創建されました。
江戸時代、その由緒から、名古屋城の敷地内に留まり、城下の守り神として信仰を集めます。
   
尾張藩の庇護のもと、盛大に行われた例大祭。
室町時代より続くという車楽(だんじり)に加え、周辺の町からは、見舞車(みまいぐるま)と称する山車が集まりました。
最盛期には、16輌が揃ったと言われています。
   
しかし、明治維新以降、藩の後ろ盾を失うなど、時代の波にのまれ、見舞車は姿を消してしまいます。
そこで、明治25年にはじまったのが神輿渡御。
歴史ある祭りを盛り立てたいという地元の人たちの思いが込められていると言います。
   

那古野神社の例大祭。
名古屋の大通りを渡る神輿の威勢が、病気や災難を祓います。

   
お問い合わせ

那古野神社 052-231-4030