今週の放送

#504　1月22日

「江戸手妻」
東京都杉並区（JR東海道新幹線・東京駅）

仏教伝来と共に伝えられた手妻は、江戸時代に大輪の花を咲かせます。不思議な技が江戸っ子を魅了したのでしょう。浅草や両国で興行が行われ、手妻も大いに工夫されました。江戸手妻の魅力は、高度な技だけでなく、技に付随した物語性だと言います。

江戸っ子を魅了した江戸手妻。
繰り広げられる不思議な世界に、日本の文化をたどります。


	およそ１５００年前、仏教の伝来と共に始まった手妻の歴史。時を経て、江戸時代になり大輪の花を咲かせます。不思議な技が、好奇心旺盛な江戸っ子の心を捉えたのでしょう。人気の高まりと共に、浅草や両国で興行が行われるようになり、工夫を凝らした手妻が繰り広げられました。


江戸手妻は、技が優れているだけではありません。 “蝶のたはむれ”は、伴侶を得て、子孫を残すという蝶の生涯を描いた演目。


	無常観をも語り、見るものの心を惹きつけます。


大陸から伝わった不思議な技に、筋立ての楽しみを加えた江戸手妻。日本人の感性が生きています。


	お問い合わせ東京イリュージョン株式会社　０３－５３７８－２８８２