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【CBCテレビ イッポウ金曜論説室】
今年の注目選手をご紹介しましょう。
何と言っても今回のドラフトの目玉は、早稲田実業高校の清宮幸太郎内野手です。
高校通算111本塁打という華々しい記録を打ち立てました。
球場をファンで満員にしてきた超人気選手です。
そして同じ高校生では広陵高校の中村奨成捕手。
今年夏の甲子園ではホームラン6本を打ち、PL学園高校の清原和博選手が持っていた 記録を塗り替えました。
キャッチャーとしても高い評価です。
そして大学生では、立命館大学の左腕・東克樹投手。
ノーヒットノーランをなんと2回も記録しました。
社会人ではJR東日本の田嶋大樹投手やヤマハの鈴木博志投手らが各球団からの1位指名候補です。
まず「先発投手」。
「先発投手は何人いてもいい」と言われるほどです。
投手王国の復活には欠かせません。
また安心して勝ちゲームの最後に送り出せる「抑え投手」もほしいですね。
そしてキャッチャー。
結局、今シーズンもレギュラーキャッチャーを1人に絞りきれませんでした。
ドラゴンズには谷繁元信さん以来、正捕手がいません。
補強が必要です。 打つ方では「代打の切り札」となるような強打者もほしいところですね。
しかし、今のドラゴンズに最も必要なのは「スター選手」です。
それもただのスター選手ではなく「全国区のスーパースター」でしょう。
ドラゴンズの本拠地ナゴヤドームの入場者数ですが、NPBの資料から算出しますと、1997年のオープン初年度は年間250万人を超えていたものの、年によってばらつきがあるものの緩やかに減り続け、今季は197万4724人と200万人を割りました。
また1試合平均の観客数も2万8619人とナゴヤドーム21年の歴史の中で、過去最低でした。
ゲームに勝つことはもちろん大切ですが、5年連続Bクラスと低迷する今のドラゴンズには新たなそして強力な"起爆剤"、ナゴヤドームを連日満員にするスーパースターが必要でしょう。
満員のファンの熱烈な後押しで、チームも強くなっていくことに期待しましょう。
すでに阪神タイガースは清宮、広島カープは中村、それぞれ指名を公表しましたが、ドラゴンズは誰を指名するのか、まだ明らかにしていません。
もし、高校生のスーパースターを指名して獲得できたのなら、2~3年様子を見るというのではなく、思いきって開幕から即スタメンで起用してほしいと期待します。
迫っています。
10月22日に投票を向かえる衆議院総選挙です。
前回3年前の総選挙は投票率が戦後最低の52.66%でした。
台風も接近中でお天気も心配ですが、日本の将来を決める大切な選挙です。
必ず投票に出かけていただきたいと思います。
【イッポウ「金曜論説室」より by CBCテレビ論説室長・北辻利寿】