|
「背後からでかいものが・・・」
幸嗣さんを戦慄させた千葉さんの走り |
|
|
今回は、パリ世界陸上で銅メダルに輝いた世界的マラソンランナー、千葉真子さんを招いての陸上対決。その第1ステージはスキーのスラロームの如く、ジグザグコースでスピードを競う変則50mレース。直線のスピードだけでは計れぬ競技に実力を出し切れず3位となったのが小川美奈ちゃん。しかし、その結果に父の幸嗣さんが燃えた。学生時代、陸上選手だった彼は、美奈ちゃんの「父はあこがれの人」という言葉に目頭を熱くする子煩悩パパ。彼は美奈ちゃんの為に見事1位となり、愛娘と歓喜のハグをするのだった。
その幸嗣さんはじめ、お父さんの前に立ちはだかったのが、千葉真子さん。彼女との3分間マラソンに挑戦したお父さんは、2分を過ぎたあたりからスタミナぎれ。30m後方からスタートした千葉さんに抜かれてゆくのだった。最初に抜かれてしまった小川幸嗣さんは小柄な千葉さんをこう形容した。「後ろからでかいものが・・・」。しかし、そんなお父さんの中にあって妹尾秀樹さんだけは違った。愛娘、真希ちゃんが陸上を始めた6年前から毎朝3キロのジョギングを行ってきた彼は、45歳と最高齢ながら抜群のスタミナとスピードを備えていた。3分を目前にして、千葉さんとの距離を引き離しにかかる大健闘を見せて、第2ステージをクリアしたのだった。
第1、第2と優位に進む妹尾親子だったが、第3ステージでは思わぬ展開となった。コースに置かれたボタンを押しながらの競争で、ボタンタッチがうまくいかずまさかのこのステージ最下位。一方、完璧なボタンタッチを見せたのが小川親子。ファイナル進出をかけて大混戦となった。残ったのは若園親子。市大会で優勝するなど、実力を備えた茜ちゃんの挑戦は、ボタンタッチがままならない不満足な結果。その結果を受けてお父さんのクリアラインは高くなる。しかし「娘の笑顔をみたい」という父、年弘さんは闘志を持ってゲームに臨んだ。順調にボタンタッチをクリアしながらスピードを上げてゆく。しかし、最後の一つでミスタッチ。転倒してしまったのだ。この結果、ファイナル進出を逃した若園親子。涙が止まらない茜ちゃん。自分を責める年弘さん。茜ちゃんの涙は、負けたことによる悔しさだけがその理由ではなかった。父と一緒にファイナルを戦えなかったことによるものだった。
ファイナルは、妹尾親子と小川親子の100mリレー。第1走者の妹尾真希ちゃんはスタート直後からスピードに乗り、美奈ちゃんを引き離して父にバトンを渡す。
しかし、第2走者の小川幸嗣さんは現在も陸上部コーチを務める陸上のスペシャリスト。そのスピードはただものではなく、妹尾秀樹さんの背中を追いかける。差は縮まるかに思われた。ところが、6年間、娘とジョギングを続けてきた妹尾秀樹さんの脚力も並ではなかった。幸嗣さんのスピードに全く負けることなく、一気にゴールを駆け抜けたのだった。
優勝は妹尾親子。6年間のジョギングが報われた瞬間だった。これからもそれは続けてゆくという。傍ら、負けはしたものの、ハグをする小川親子。満足のゆく戦いだったようである。
|
第1ステージ「陸上スラローム50mレース!」
(1位/30P 2位/20P 3位/10P)
キッズ対決 1位/妹尾真希 2位/若園茜 3位/小川美奈
お父さん対決 1位/小川幸嗣 2位/妹尾秀樹 3位/若園年弘
1位 |
|
妹尾親子 |
|
50P |
2位 |
|
小川親子 |
|
40P |
3位 |
|
若園親子 |
|
30P |
第2ステージ「逃げ切れ!怪人マラソン」
(クリア/20P)
クリア/妹尾秀樹
1位 |
|
妹尾親子 |
|
70P |
2位 |
|
小川親子 |
|
40P |
3位 |
|
若園親子 |
|
30P |
第3ステージ「スイッチタイムトライアル」
(1位/50P 2位/30P 3位/10P)
1位/小川親子 2位/若園親子 3位/妹尾親子
1位 |
|
小川親子 |
|
90P |
2位 |
|
妹尾親子 |
|
80P |
3位 |
|
若園親子 |
|
60P |
ファイナルステージ「バトンをつなげ!親子リレー!」
妹尾親子の勝利 |
妹尾親子の優勝 |
|
|