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竹谷親子 |
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竹谷侑花(ゆか)、好裕 |
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侑花 (小6) |
ソフト歴3年/ピッチャーで4番打者 |
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好裕 (47歳) |
中学時代野球部/娘のチームでコーチ |
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細川親子 |
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細川恵実、光雄 |
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恵実 (小6) |
ソフト歴3年/ピッチャーで5番打者 |
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光雄 (47歳) |
野球・ソフトの経験なし |
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東谷親子 |
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東谷純花(じゅんか)、博 |
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純花 (小6) |
ソフト歴3年/ピッチャーで4番打者 |
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博 (53歳) |
地域の少年ソフトボールチームのコーチ |
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今回はソフトボール対決。登場したのは、いずれもチームでエースを務める小学6年生の女の子。しかも打順は4、5番という強打者揃い。しかし、お父さんの実力はバラバラ。娘のチームのコーチを務めるお父さんがいる一方、全く未経験のお父さんも登場。未経験の細川光雄さんのユニフォームは「中日ドラゴンズ」であった。 |
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「エース」岡村彩那さん |
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エース岡村、90キロの超速球 |
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第1ステージは「真剣!1球勝負!!」。実業団、松下電工津工場ソフトボール部のエース、岡村彩那さん(19)と1球勝負するというものだ。しかし彼女の速球は90キロを超える。これは野球でいえば130キロの感覚を打者に与える。実際に打席に立ったワッキーはバットを落とし、審判の位置に立ったヒデは恐怖のあまり仰け反った。 |
今回も審判は三浦和夫さん。そして最初に挑戦したのは竹谷侑花ちゃん。彼女に投じられた1球はその速球。侑花ちゃんのバットは空を切った。しかし、続く細川恵実ちゃんは「勘」で当て、東谷純花ちゃんは手を痺れさせながらも当てることができた。 |
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剛球攻略、細川恵実ちゃん |
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キッズに当てられた岡村さんはお父さんに対して本気モードに。竹谷好裕さん、細川光雄さんを空振りに切ってとる。しかしここで53歳、いぶし銀の輝きを見せたのが東谷博さんだった。岡村さんの速球をセンターへ弾き返したのだった。
第2ステージは、それぞれがエースというキッズが3球連続でストライクを取れるか、という競技。簡単なようでプレッシャーがかかる。しかもキャッチャーはお父さん。いくらストライクを取っても、お父さんが落球したら失格なのだ。そして、初球ストライクを(案の定?)落球してしまったのが未経験の細川光雄さん。第1ステージの空振りに続き良い所がない。しかし他のキッズも3球連続ストライクを決められずにここは全チーム無得点。 |
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マラソン怪人、田上恵次郎さん |
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今回ボーナスステージに刺客として登場したのは、田上恵次郎さん(60歳)。マラソン歴30年の強靭な脚力の持ち主。お父さんは、このマラソン怪人と3分間ダイヤモンドで鬼ごっこをしなければならない。 |
入念にストレッチをする光雄さんと好裕さん。方や、「なるようになる」と足踏みだけの博さん。この心構えの違いが結果に出た。今回の鬼ごっこにはハードルが一つ置かれていたが、これが想像以上に足腰に負担をかける。53歳の博さんは一周目から既にハードルにかかりそう。そしてみるみるスピードを失い、田上さんに捕まってしまったのだ。結局、博さんだけがクリアできなかったことにより僅差で第3ステージを迎えることになったのだが。
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博さんはハードルに苦戦 |
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鬼監督、田上美和さん |
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第3ステージは、全員がノックの嵐を受けることになった。ノッカーはかつて「宇津木ジャパン」で活躍した田上美和さん(現、松下電工津工場ソフトボール部監督)。1日に千本以上のノックをするという鬼監督だ。そのノックのプロの打球を10球中何球捕れるかを競うのだが、キッズはそれぞれ7、8球と僅差で勝負を終え、ファイナル進出はお父さんの成績によることとなった。 |
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超ファインプレーの好裕さんだったが・・・ |
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不安視されたのは未経験の光雄さん。しかしここまでミスの連続で恵実ちゃんに迷惑をかけてきた彼は意気込みが違った。強烈な打球を両手で包み込むように丁寧に捕球してゆく。そしてなんと8球捕球したのだ。お父さんの頑張りにノッカーの田上さんも徐々にヒートアップ。続く53歳の博さんをさらに容赦ない打球が襲う。先ほどのハードルとうって変わって打球に機敏に反応する博さん。バックハンドの難しい打球もクリアし、7球と好成績。その結果、竹谷好裕さんは少なくとも7球捕球しなくてはいけなくなった。しかし好裕さんに対しても田上さんのノックは厳しいものだった。上下左右に鋭く振られる好裕さん。バックハンドで大きく飛びつくファインプレーも披露。思わず松下電工ナインからも拍手が沸き起こる。好裕さんが見事な守備を見せれば見せるほど、鋭いボールが好裕さんに飛んだ。そして結果は6球。ファインプレーを見せながら、惜しくもファイナル進出はならなかった。その結果に涙する侑花ちゃん。序盤の無得点を悔やんだ。 |
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侑花、敗退に涙 |
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ファイナルはバッテリーが細川親子。バッターと3塁ランナーが東谷親子となった。細川恵実ちゃんはエース。従って細川親子有利かと思われたが、キャッチャーは、今日落球している光雄さんだ。また、バッターの純花ちゃんはチームで4番を打つ強打者でもあるのだ。バックを守ってくれるのは松下電工の鉄壁守備陣。その守備陣に、人生初キャッチャーの光雄さんが声をかけた。「しまっていくぞー」。
状況は最終回2アウト満塁。カウント0-0からの勝負。第1球は真ん中へのストライク。じっくりと見送った純花ちゃん。スピードを見定めたのか。そして第2球。恵実ちゃんが「思い切り投げた」というボール。それはほぼ真ん中へのストレート、1球目と変わらぬ力のあるボールだった。そのボールに対してフルスイングの純花ちゃん。打球は恵実ちゃんの頭上を越えセンター前に抜けるタイムリーヒットとなった。3塁ランナーの博さんが生還して東谷親子の優勝が決まった。
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純花、勝利を決めるセンター返し |
優勝チーム、東谷親子 |
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