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親子ドッジボール対決編 12月3日(日)
出場親子

田中親子
田中凌夢(りょうむ)、誠二
  凌夢(小6) ドッジ歴6年/チーム(全国3位の実力)でキャプテン
  誠二(39歳) 中・高と野球部/息子のチームのコーチ

中田親子
中田竜磨(りゅうま)、充也(みつや)
  竜磨(小6) ドッジ歴5年
  充也(47歳) サッカー・バレー・ハンドボール歴あり

ドーキンズ親子
ジェームズ・ドーキンズ、クリス・ドーキンズ
  ジェームズ(小6) ドッジ歴4年/愛称はジェイミー
  クリス(40歳) ニュージーランド出身/ラグビーとゴルフ歴あり

 今回はドッジ対決。ドッジとは「よける」という意味。番組冒頭でワッキーがしたり顔で「ドッジボール」とは「キャッチボール」という意味らしいからね、と発言したところ、番組初の外国人挑戦者、クリス・ドーキンズさんが「ドッジとはよける」と正したのだった。

 第1ステージは「マシンキャッチ対決」。マシンが放つ超高速ボールをキャッチしなくてはいけない。最初に挑戦したのはジェイミー。低めに放たれたボールをファンブル。2度空中にボールを浮かせながらも床に落とすことなくキャッチ成功。
「凄く速かったけど、集中していたから捕れた」 と、振り返った。

高速ボールが挑戦者を襲う ジェーミーのスーパーキャッチ

 続いては田中凌夢君。全国3位の実力を誇るチームのキャプテン。従って、今回の対決でも優勝候補ナンバー1なのだ。しかし放たれた高速無回転ボールはやや横に変化したのか、凌夢君の右腕を直撃。彼はそのボールを弾いてしまったのだ。
「重~かったです」と、俳優、大滝秀治さんのような語り口で振り返った。
 そして、中田竜磨君。体を引いて丸めるようにキャッチすると良い、と父、充也さんのアドバイスを受けていざ挑戦。しかし緊張したのか、お腹に収めたボールを腕の隙間から床に落として失敗。
「速かった」ともらした。
 お父さんの挑戦は、キャッチする位置を子供より1m前にずらして行われる。まずはクリスさんの挑戦。高速ボールはボールから吸い込まれるようにクリスさんの腹部に収まった。そして、「知らないうちに入った。全くボール見えない」と笑った。

 続く田中誠二さん。全国3位のチームのコーチを務める実力者だ。そんな彼でも 「失敗しても怒らんといて」と息子に言って挑戦。結果は見事キャッチしてガッツポーズ。凌夢君も思わず「すごい」と唸った。実は父と子はライバルでもある。凌夢君はベンチに戻った父に対し、「お父さんに負けたし」と言い、自分がキャッチ出来なかった事を悔やんだ。
高速ボールをのど元で受け止める誠二さん

充也さん、高速ボールをキャッチできず
 そして中田充也さんは胸とひざをたたいて挑戦。しかし、その胸に当たった高速ボールの弾きは速く、両手で抑えることが出来なかった。後ろに転がる充也さん。その充也さんは元々バレーボールやハンドボールをやっていて現役の頃は高速ボールに慣れていたはずだった。しかし、それはミュンヘンオリンピックの頃の話で、ペナルティも竜磨君もその充也さんの話にはボンヤリするばかりだった。

 ドーキンズ親子の父、クリスさんはニュージーランド出身で若い頃は国技であるラグビーに熱中していた。来日して16年。英会話講師をしている彼は丁度誕生日を迎えたばかり。息子ジェイミーは誕生日プレゼントとして今回の優勝を父に捧げたいと思っていた。
 田中親子の父、誠二さんは凌夢君のがんばる姿を見るうちにドッジボールの魅力にとりつかれ、コーチに就任してしまった。お父さんもとりつかれたドッジボールの魅力を凌夢君に聞くと「みんなと喜びを分かち合える事です」と大人の回答。彼はこの夏の大会で全国3位になり、チームメイトと喜びを分かち合ったばかりだった。
 この3組の親子、第2ステージの「20回連続パス」は皆成功。基本中の基本は難なくクリアされた。

 次にボーナスステージ。今回はペナルティ2人がお父さんを挟み、両サイドからボールを放つ。お父さんはボールに触れないよう「ドッジ(よける)」し続けるのだ。1分間で3回触れると失格になる。いつもはワッキーがお父さんと対決するボーナスステージだが、今回はペナルティ二人がお父さんと戦う。

 まず挑戦したのはクリスさん。彼は大きな体で飛び上がり、ボールを股下にくぐらせ、時には転がりながらボールをよけ続け、結果、触れたのは2回でクリア。とにかくジャンプで低めのボールをよけ続けたのが勝因だ。

ペナの攻撃をジャンプでかわすクリスさん そしてボーナス獲得

 続く田中誠二さんに対しては、ペナルティの攻撃にもよりフェイントが増え、誠二さんの動きを見計らっての頭脳的投球に彼の疲労も倍増。ラスト2秒で3回目の接触となり惜しくもアウト。ラスト2秒でボールを当てたヒデに対して、ワッキーは、「あいつ悪い奴ですよ」と責任を押し付けた。
「悪いのはヒデ」と囁くワッキー

 最年長、中田充也さんに対してペナルティは非情にもスピード重視の細かい攻撃を仕掛け、彼の体力を奪ってゆく。そして残り18秒で3アウト。
「正面来たから、手が出ちゃった」
 受ける事を許されず、よけ続けなくてはならない難しさを象徴する充也さんのコメントだった。

 第3ステージ「ストラックアウト対決」は親子交互にボールを投げて的を射抜いてゆくゲーム。12球で9枚の的を狙う。
 ドーキンズ親子はジェイミーが1球目を当てると、クリスさんも1球目をヒット。幸先の良いスタートをきり結果12球中、半分をヒットさせ6枚というまずまずの記録。

凌夢君、2枚抜きの一投
 続く田中親子は優勝候補。ここまでは2位だが、実力から見ると7枚以上をヒットさせ、ファイナルへ1位通過してもおかしくない。凌夢君、1球目はフレームに直撃させたものの続く2投目は2枚抜き。

その後も3枚抜き、持ち球6球で5枚命中させるというスーパーコントロールを披露したのだ。しかし、父、誠二さんは力が入ったのか、1バウンドのボールに続き、すでに凌夢君が射抜いた穴を通してしまったりして、予想外の0枚。結果、合計5枚。ドーキンズ親子の6枚に追いつけず、この時点でドーキンズ親子がファイナル確定。それより、優勝候補の田中親子は、中田親子がもし6枚射抜くと逆転され、ファイナル進出前の敗退という危機に立たされてしまった。一方、中田親子にとっては6枚と、ハードルは高いものの逆転のチャンス。ここで中田親子、竜磨君。父の緊張を和らげるかのごとく、1球、2球と連続でクリア。

しかし、父、充也さんは連続ミス。そして竜磨君もプレッシャーからかその後は連続ミス。残り5球で4枚クリアしなくてはいけない絶対絶命の状況に追い込まれた。ハンドボール経験のある父、充也さんにとってはラッキーな種目だったに違いない。しかし、実は、彼には持病の腰痛があった。しかも、オーバーワークで悪化させていたのだ。この対決に出場することが決まり、接骨院で治療を受けながらトレーニングを続けてきた充也さん。腰に時限爆弾を抱えたまま、しかし息子、竜磨君と共に戦い、共に笑いたいがために参戦してきた。

 5球中4枚という追い込まれた状況の中で、そんな充也さんは冷静にまず1枚クリアする。するとここで竜磨君が予想外の投球を見せる。2枚抜きだ。これで5枚となり遂に田中親子に並んだ。残り3球で1枚クリアすれば田中親子を追い抜きファイナル進出となるのだ。そして充也さんがはずしたあとの竜磨君最後の投球。そのボールは奇跡の逆転劇となる6枚目を射抜いたのだった。
竜磨君、ファイナルへの一投

 「イッツ・ミラクル!」
 ワッキーが叫んだ。
 窮地を救った竜磨君の2枚抜き。その奇跡が優勝候補、田中親子を敗退させた。その田中親子、父、誠二さんは自分が0枚だったことを悔いた。そんな父に対して息子、凌夢君は言った。
「いつもよりかは頑張ってたけど・・・最後だけは、あかんな」

 ファイナル・ステージは2対2の真剣ドッジボール対決。子供が内野、父が外野で子供が当てられた時点で勝負が決する厳しい勝負。最初にボールを奪えるかどうかが勝負を大きく左右する。
「緊張してきた」
「大丈夫」
 緊張するジェイミーを鼓舞する父、クリスさん。
「最後はもう目一杯がんばってやろう」
 竜磨君に語りかける父、充也さん。

ジェイミーがボール奪取
 決戦開始。ワッキーが高く投げ上げたボールを奪取したのはジェイミー。これでドーキンズ親子の攻撃からスタートする。

そしてジェイミーから父、クリスさんへパス。そしてまたクリスさんからジェイミーへパス。竜磨君を揺さぶる。そして3投目。ジェイミーの投球は竜磨君の足元にヒット。これで勝負が決まった。一瞬の勝負。あまりにもスピーディーな展開。最初にボールを奪取できなかった中田親子が敗れた。2対2のドッジボールの厳しさがここにあった。優勝したのはドーキンズ親子。ジェイミーは父のことをこう言った。
「いつもよりカッコ良くて凄かった」
「ダディ、アイラブユー」って言って欲しかったワッキーが、ジェイミーの代わりにクリスさんにささやいた。
「ダディ、アイラブユー」
「フフン」
 くすぐったそうにクリスさんは身をよじらせた。

優勝へのスローイング
 
優勝、ドーキンズ親子

 

第1ステージ「ガチンコ1球勝負!マシーンキャッチ」
(マシーンから飛び出る超高速ボールをキャッチできれば20P)
中田親子  竜磨 ×  充也 ×    成功なし
ドーキンズ親子  ジェームズ  クリス    2本成功
田中親子  凌夢 ×  誠二    1本成功
1位 ドーキンズ親子 2本   40P
2位 田中親子 1本   20P
3位 中田親子 0本   0P

第2ステージ「20回連続パス」
(30秒の制限時間内に親子で20回パス。成功させれば20P)
全チーム成功
1位 ドーキンズ親子   60P
2位 田中親子   40P
3位 中田親子   20P

ボーナスステージ「ドキドキ球よけゲーム」
(お父さんがコートの中でペナルティの球をよけ続ける。1分間で3回当たったら失格。成功すれば10点獲得)
ドーキンズ親子(クリス)のみクリア/10P獲得
1位 ドーキンズ親子   70P
2位 田中親子   40P
3位 中田親子   20P

第3ステージ「狙えパーフェクト!ストラックアウト対決」
(12球の持ち球で9枚の的を狙う。親子交互に投球。1位60P 2位40P 3位20P)
1位 ドーキンズ親子 /6枚/60P獲得
2位 中田親子 /6枚/60P獲得
3位 田中親子 /5枚/20P

1位 ドーキンズ親子   130P  
2位 中田親子   80P  
3位 田中親子   60P (ファイナル進出ならず)

ファイナルステージ「真剣!親子ドッジボール対決」
(子が内野、親が外野で勝負。子が当てられた時点で終了)
勝者/ドーキンズ親子

ドーキンズ親子の優勝
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