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親子陸上対決編 11月12日(日)
柳澤麟太郎君、利夫さん
毛利謙太君、宏さん
森本真由ちゃん、進さん
5m走で対決開始!
「赤い弾丸」がそのベールを脱いだ
二人三脚では親子のコンビネーションが鍵
ボーナスステージに現れた伝説のアスリート
しかしその実態は、さほどでもなかった
謙太君の期待を背に毛利宏さんスタート
1m20に挑戦、毛利謙太君
赤い弾丸が1m20を超える
 
ファイナルへ闘志を燃やす柳沢親子
 
夕日の中の対決開始
 
真由ちゃん、一気にトップスピードへ
 
しかし「赤い弾丸」が怒涛の追撃
 
優勝、森本親子
出場親子
柳澤麟太郎(りんたろう)、利夫
  麟太郎(小6) 陸上歴2年半。他に銃剣道で全国5位。
  利夫(43歳) 中・高とハードル選手。航空自衛官として犬の訓練も行う。

毛利謙太、宏
  謙太(小5) サッカー愛知県代表。陸上で学校代表。
  宏(36歳) 救急隊員として活躍。トライアスロン歴15年というツワモノ。

森本真由(まゆ)、進
  真由(小6) 陸上歴4年。100m全国2位。夢は五輪選手。
  進(47歳) 元社会人野球選手。マスターズ陸上などを指導する。


 秋晴れの稲沢市、稲沢陸上競技場。今回はここで陸上対決が行われた。参戦したのは、江南市の柳澤、毛利、森本親子の三組。柳澤麟太郎君は陸上歴2年半だが、銃剣道(木銃を使う武道)で全国5位という凄い少年。父、利夫さんは航空自衛官。軍用犬の訓練も行っており、体力は折り紙つき。中学、高校と陸上部で特にハードルが得意。体重95キロという巨漢でありながら今も軽々とハードルを飛び越えるという恐るべき身体能力の持ち主。彼の前ではペナルティも思わず敬礼。
 海部郡から参戦、毛利謙太君はサッカー歴が8年。県の代表にも選ばれており、そのリフティング技術だけでもペナルティを唸らせる。しかも俊足で陸上の地区代表選手として活躍しており、今回の陸上対決にもエントリー。父、宏さんはトライアスロン歴15年。救急隊員として日夜、人命を守り続けている。救急救命士の国家資格も持ち、応急処置をすることも出来る。過酷な救助作業を行う為、その肉体は鍛え上げられておりペナルティ、ここでも思わず敬礼。
 三重県度会郡から参戦の森本真由ちゃんは今回ただ一人の女子アスリート。しかし、陸上歴は4年と最も長く、特に100mと幅跳びは全国屈指の力を備えているのだ。夢はオリンピック出場と大きく「出る限りは勝ちたい」と語る。父、進さんは元社会人野球選手。熱血漢で今回も真由ちゃんと共にトレーニングを行い、鍛え上げられた体で登場。
 第1ステージは「ドキドキ!スーパーダッシュ5m走」。わずか5mという距離を走り、そのタイムを競う。子供対決、親対決を行い、それぞれが上位から高得点を与えられるというものだ。瞬発力が試される競技。
 柳澤親子、利夫さんは息子、麟太郎君にアドバイスする。
「パーっと。パパッと。蹴りだすように!」
 毛利宏さんも謙太君にアドバイス。
「顔上げんと手を振る!」
 森本真由ちゃんは、父、進さんに言う。
「短い距離でよかったね」
 まずは子供対決。足をやや滑らせ、転びそうになった真由ちゃん。照れくさそうに笑いながらも1秒26とトップ。続く毛利謙太君の1秒45、柳澤麟太郎君の1秒46に差をつけた。
 続く父親対決。息子、麟太郎君に「まだまだ、挽回せなあかんね」と言う利夫さんは立ち上がると自らの太ももを叩いた。後にペナルティが「赤い弾丸」と命名することになる 利夫さん始動の瞬間であった。
 毛利宏さんも「がんばるわ。応援してくれよ」と息子に告げ、ウォーミングアップ。スピードが不可欠な救急隊員として気合を入れる。
 そして、スタート。なんと1位は体重95キロの柳澤利夫さん。1秒22の好タイムを叩き出し「赤い弾丸」がベールを脱いだ。2位は森本進さん。毛利宏さんは足を滑らせて3位に終わった。
 第2ステージは「親子二人三脚100m走」。親子が100mを二人三脚で走り、そのスピードを競う。親子のコンビネーションが重要となる競技だ。スタートと同時に一気にスピードに乗りトップを独走したのは森本親子(18秒98)。続いて毛利親子(21秒46)。最初から出遅れたのは柳澤親子。トップと40m以上も離される予想外の展開(36秒97)に利夫さんは首を傾げた。
「どうしたんかな。前へ行かんかったね。わからんね、原因が」
 この段階で、1位は森本親子の80点。毛利親子と柳澤親子が50点で並んだ。
 ボーナスステージはお父さんとワッキーモンキーとのぶら下がり対決。これはお父さんの頑張りと、モンキーらしからぬワッキーの意外な握力不足でお父さん全員が勝利。ボーナスポイントをゲットしたが順位に変動なし。
「やってもやらなくても同じじゃないかよ。先に落ちたらよ」
 ヒデの厳しい声がワッキーモンキーに突き刺さった。
 第3ステージはファイナル進出への重要なステージ。競技は「ガチンコ走り高跳び対決」。親子ともに失敗した時点で失格になる。1位のみに30点与えられる。つまり2位の毛利親子か柳澤親子、いずれか1位になったチームがファイナル進出となる。また、森本親子が1位の場合は、毛利親子と柳澤親子のサドンデスとなる。
 バーの高さは1mから。皆がクリアしてゆく中、あまりに真正面から飛びすぎたあまり、バーを落としてしまったのは柳澤麟太郎君。
「むずかしかった。高跳びはやったことないんで」
 初の挑戦で失敗。「男らしい」と笑う父、利夫さん。しかし、この失敗が利夫さんの闘志に火をつけた。
「ハッ!」と声を上げるとベリーロールでバーを越えた。しかし、足がつりそうになる。95キロの体重がジャンプ時、下半身に一気にかかったようだ。しかし跳ぶ事には自然と気合が入る。利夫さんがさらりと言った。
「航空自衛隊ですから」
 ヒデは思わず敬礼してしまう。
 バーの高さは一気に1m20へ。現在総合1位の森本親子は失敗するものの今までの得点差でファイナル進出決定。毛利親子と柳澤親子の一騎打ちとなった。そして、毛利謙太君が失敗した段階でファイナルをかけて父親の対決となった。息子の失敗に「ナイスチャレンジ」と声をかけた宏さん。自身も「いっぱい、いっぱい」と言う。一方、「気合で跳びます」と言うのは「赤い弾丸」こと柳澤利夫さん。
 最初にチャレンジするのは体重95キロの柳澤利夫さん。トランクスを引きあげるとバーへと走り出す。そして跳躍。体がバーに触れ揺れるものの落下せず。正に赤い弾丸の執念がバーを引き止めたようだ。柳澤利夫さん1m20クリア。プレッシャーがかかったのは毛利宏さん。軽やか且つ強靭な肉体を持つ救急隊員の彼はプレッシャーにも強い。息子の期待を背にバーへと走りだす。そして跳躍。体は高く上がったものの、しかし脚がバーに触れてしまった。無念の失敗。この瞬間、ファイナル進出は柳澤親子に決定した。
 惜しくもファイナル進出ならなかった毛利親子。しかし謙太君は「いい経験じゃないかな」と笑顔を見せ、「戸惑いもあったけど楽しかった」と宏さんも振り返った。
 ファイナルステージは「真剣!親子リレー200m走」。親子で100mずつ走り速さを競う。第1走者は子供で、お父さんへとバトンをつなぐ。
 夕刻。日が傾き「赤い弾丸」は益々赤く染まっていた。
「女の子に離れられないように。お父さん最後にラストスパートで勝つから」
 麟太郎君にそう伝えると中継ポイントへ向かう利夫さん。一方、森本進さんは一足先に中継ポイントで腿上げをしながらの臨戦態勢。スタートポイントに向かう、子供たちにも緊張感が漂う。
「がんばれよ。麟太郎」
 利夫さんの声が響いた。
 ワッキーが期待をこめて予想する。
「弾丸がたぶん叫びながら走るんでしょう。その気合がどうでるか」
 そして、スタート。飛び出したのは森本真由ちゃん。麟太郎君も懸命に腕を振る。しかし長いストライドでぐんぐん加速してゆくのは真由ちゃん。コーナーに差し掛かる頃、二人の距離はおよそ5m。そして父へのバトンタッチ。逃げる森本進さん。5mの距離は余裕かと思われた。しかし次の瞬間、その背後から「赤い弾丸」が物凄いスピードで迫ってきた。最後の直線コース、トップスピードに達した利夫さんは距離を詰める。しかし、100mの距離では進さんを捕らえるまでには至らなかった。結果優勝は森本親子。天才少女、真由ちゃんの突出した快足と二人三脚で見せたコンビネーションが勝利の要因だった。
 最後に敗れた柳澤親子。しかし、父の怒涛のラストスパートを見た麟太郎君は父に
「がんばってくれてありがとう」
と伝えた。
 利夫さんは麟太郎君と握手した。



第1ステージ「ドキドキ!スーパーダッシュ5m走」
(親子それぞれ5m走のタイムで競う)
1位 森本親子 真由 1秒26(30P獲得) /進 1秒24(20P獲得) 計50P
2位 柳澤親子 麟太郎 1秒46(10P獲得) /利夫 1秒22(30P獲得) 計40P
3位 毛利親子 謙太 1秒45(20P獲得) /宏 1秒32(10P獲得) 計30P

第2ステージ「親子二人三脚100m走」
(親子二人三脚で100m競争)
1位   森本親子   18秒98(30P獲得)
2位   毛利親子   21秒46(20P獲得)
3位   柳澤親子   36秒97(10P獲得)

1位   森本親子   80P
2位   柳澤親子   50P
2位   毛利親子   50P

ボーナスステージ
「ワッキーモンキーぶら下がり対決」
(50回腕立て伏せをしたワッキーモンキーとぶら下がり対決。ワッキーより長くぶら下がっていれば10P獲得)

ワッキーモンキーが最初に脱落
1位   森本親子   90P
2位   柳澤親子   60P
3位   毛利親子   60P
(全チームポイント獲得・順位変動なし)

第3ステージ「ガチンコ走り高跳び対決」
(走り高跳びで最後まで残っていた親、もしくは子供がいたチームが30P獲得)
1m20クリア 柳澤利夫 30P獲得

1位   森本親子   90P
2位   柳沢親子   90P
3位   毛利親子   60P(ファイナル進出ならず)

ファイナルステージ「真剣!親子リレー200m対決」
(子供、親が100mずつ走るリレー対決)

結果 森本親子の勝利

森本親子(真由ちゃん・進さん)チーム
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