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親子テニス対決編 11月5日(日)
加藤舞・大壱チーム
森匡・司チーム
大北瑞季・和男チーム
見事サービスエース3本の大北瑞季
お父さんが挑戦するのは「ワッキーモンキー」
屈辱のワッキーモンキー
プロの高速サーブを見事打ち返す瑞季
プロのサーブに敗れ涙を見せる加藤舞
娘の涙を見て、見事サーブを返す父、加藤大壱
父の雄姿に笑みを取り戻した舞
ファイナル進出を逃した森親子を
激励するワッキー
 
ファイナル直前も「ビッグマウス」の大北和男
 
その和夫、痛恨のミスでゲームセット
 
ファイナル終了!互いの健闘を称えあう
 
優勝チーム、加藤親子
出場親子
加藤舞、大壱(だいいち)
  舞(小5) テニス歴2年。姉とともに天才プレーヤーの呼び声あり
  大壱(43歳) テニス歴8年。テニス部の顧問も務める体育会系お父さん

森 匡(まさし)、司(つかさ)
  匡(小5) テニス歴5年。イケメンに加えガッツ溢れるプレーが持ち味
  司(36歳) テニス歴20年。薬剤師という職業柄、緻密なプレーが期待される

大北瑞季(みずき)、和男
  瑞季(小6) テニス歴7年。夢は京都大学卒のプロになること。文武両道を行く。
  和男(47歳) テニス歴35年。浪速出身「ビッグマウス」で相手をかく乱。


 今回はテニス対決。二人の天才少女と一人の少年、そしてそのお父さんが登場、火花を散らす。加藤舞ちゃんはお姉さんも一流。そして父、大壱さんは元ラガーマンという肉体派で現在学校のテニス部顧問。そんな環境で日々テニスとともに成長してきた。森匡君は小学校入学当時から既にプレー。キャリアに裏付けられた技術を備える。そして父、司さんは36歳と最年少。ヒデと1歳しか違わないその若さが強みである。大北瑞季ちゃんは京都大学を卒業してプロテニスプレーヤーになるのが夢と語る、テニスと勉強が大好きな文武両道派。父、和男さんは35年というキャリアを持つが、47歳という年齢が心配される。
 第1ステージは「ドキドキ!親子ボレー対決」。これは、ネットを挟んで親子がボレーし、連続20回続けば20点獲得できるというもの。テニスの基本ではあるがそれだけにプレッシャーがかかる。緊張が思わぬミスにつながる。加藤親子、森親子の成功に続き、挑戦したのは大北親子。プレッシャーがかかるところだが瑞季ちゃんが宣言する。
「50回続けるつもりで20回続けます」
「なるほど。大きな目標を掲げて、少ない回数をクリアする。何だか言うこと、頭良いね」
 ヒデが納得した。
 そして始まった大北親子のボレー。10回を難なく超え、順調にクリアするかと思われたその時、父、和男さんがやや右よりのボールに体が反応しきれずにジャストミート出来ず。見えない緊張のためか体が硬くなったようだ。不安なスタートにしゃがみこむ瑞季ちゃん。ミスした和男さんは、
「まあ20点だろ。まだまだ大丈夫」
と、娘と自分を励ますのだった。
 第2ステージは、「サービスエース対決」。これは、コート上に置かれた的にサーブを命中させるというもの。正確なコントロールが要求される。これは中々当らないだろうと言う挑戦者たち。そんな中、最初に挑戦した加藤舞ちゃんは見事1本命中させる。そして、続く森匡君は2本。更に大北瑞季ちゃんは3本命中と記録を伸ばしていった。
「なんて凄い子供たちなんだ」
 ワッキーが唖然とした表情を見せた。
 ハイレベルな戦いを見せる子供に続いて父親が登場。娘が1本と出遅れた加藤大壱さんは何とか1本命中させて森親子に並ぶ。その森親子の父、司さんは並ばれたプレッシャーからか的を捉えることが出来ない。1球ごとに匡君のため息が漏れる。そして残念ながら全く命中させることが出来なかった。この時点で3本とトップに立った大北親子。プレッシャーのかからない父、和男さんが大きな事を言い始めた。
「5本狙いますよ、ふふふ」
「目標は大きいね、このお父さん」
 和男さんの「ビッグマウス」にヒデとワッキーが苦笑いした。
 その和夫さんは伸び伸びとサーブを放ち、結果2本命中。目標の5本には届かなかったが、瑞季ちゃんと合わせて5本、第1ステージの遅れを少し挽回した。
 ここでボーナスステージ。今回、お父さんがボーナスをかけて戦う相手は「ワッキーモンキー」。どうやら猿のような腕力の持ち主らしい。対戦競技は「ウッキー!ワッキー!ぶら下がり対決」。お父さんがワッキーモンキーよりも長くぶら下がっていられればボーナスポイントを獲得できる。ただし、ワッキーモンキーの腕力は桁外れなので、彼は50回の腕立て伏せを行ってからぶら下がるのだ。そして、いざ競技開始。軽く50回の腕立て伏せをこなしたワッキーモンキーはお父さんとともにポールにぶら下がる。ただぶら下がるだけの4人の男。ヒデがため息を漏らす。
「地味な絵ですね」
 しかし、その静かな戦いには着実に変化が生まれていた。次第に指先に緩みが出てくるお父さんたち。特に、ビッグマウスの和男さんの顔には脂汗が浮き出ているようにも見える。これでは到底ワッキーモンキーからボーナスは奪えないだろうと思われたその時、ワッキーモンキーが悲痛なうめき声を上げた。苦悶の表情を浮かべている。桁外れの腕力の持ち主であるはずのワッキーモンキーの腕が震えている。そして、あっけなく落ちた。敗れたワッキーモンキーの顔からは色が失せていた。ボーナスポイントは全ての親子が獲得し、結果、順位に変動はなかった。ボーナスステージはボーナスの意味をなさないまま終了した。
 第3ステージは「プロのサーブを打ち返せ対決」。これはトーナメントプロの畠中将人氏の高速サーブをレシーブし相手コートに返すことが出来たらポイント獲得できるというもの。そしてここまでの結果、3チームの得点差はわずか10点。従って、畠中氏のサーブを返すことが出来たチームがファイナル進出となる。
 最初に挑戦したのはここまで1位、加藤チームの舞ちゃん。普段、父の強いボールを受けている彼女は男子プロのサーブについていけるのか?しかし、畠中プロのスピードは予想を超えるばかりでなく、フォア側へ角度も深く、彼女は触れることも出来なかった。その結果に思わず涙する舞ちゃん。
「普段、泣く事はない」
 そう語る父、大壱さんは娘の涙を目の当たりにし、そして自分がプロに立ち向かうこととなった。畠中プロのサーブは容赦がない。またもスピードの乗ったサーブが打ち込まれた。しかし、そのボールは大壱さんの胸元近くへ。大壱さんは腕を縮めるとバックハンドで合わせ見事リターン。その奇跡のプレーに舞ちゃんの顔には笑みが戻る。
 続いては森親子の挑戦。匡君がプロのサーブに挑むが、これもフォア側へ角度のあるボールが食い込みラケットが届かず。
「速ええ・・・」
 匡君は呆然とした。そして、父、司さんの登場。
「絶対返して」
 匡君の願いを背負って、プロと向かい合う。サウスポーの司さんにはやや内側へ食い込んでくるサーブ。司さんは懸命に返そうとラケットに当てるが、ジャストミートすることは出来なかった。
 最後は大北親子、瑞季ちゃんが挑戦。その彼女のバックサイドにサーブは鋭く飛び込んできた。
「当てさえすれば返せると思う」
 そう言っていた瑞季ちゃんは、スライス気味にボールを捉えると衝撃を吸収し送り出した。プロのサーブを見事返すことが出来たのだ。思わずガッツポーズを見せた瑞季ちゃんだった。
 これで、ファイナル進出は加藤親子と大北親子となった。
 ファイナルステージは「親子ダブルスデュース対決」。デュースの状態から試合を始め、2点差をつけたチームが優勝となる。
「2本で勝ちますよ」
 ここに来て、大北和男さんのビッグマウスは益々冴えていた。
 サーブは加藤親子、舞ちゃんから。ファーストサーブが決まると、瑞季ちゃんがリターン。しかし、大柄な加藤父、大壱さんの強烈なボレーに阻まれまずは加藤チームがアドバンテージ。しかし、次の瑞季ちゃんのサーブを舞ちゃんがリターンミスして振り出しに。舞ちゃん2度目のサーブ。より緊張感が強まる中、彼女のサーブを今度は瑞季ちゃんがリターンミス。再び加藤チームのアドバンテージ。自分のミスで窮地に追い詰められた瑞季ちゃん、サーブを決めると粘りのテニスを見せる。大壱さんの強烈なボールを深いロブで返すファインプレーを見せる。しかし、それもつかの間、父、和男さんが目の前に飛んできたボールをボレーしようとしてミス、頭を抱えた。この瞬間、加藤親子の優勝が決まった。手を取り合って喜ぶ加藤親子。この日、涙を見せてしまった舞ちゃんは満面の笑みをたたえていた。一方、敗北に悔しさを滲ませる大北親子。しかし両者は、ネット越しに固い握手を交わした。
 とにかく、ペナルティは「2本で勝つ」と言っていたのに見せ場なく終わった和男さんの声を聞きたくてうずうずしていた。



第1ステージ「ドキドキ!親子ボレー対決!!」
(親子が20回連続ボレーを決めれば20Pゲット)
1位   加藤親子   20回クリア   20P
2位   森 親子   20回クリア   20P
3位   大北親子   クリアならず   0P
 
第2ステージ「ドキドキ!サービスエース対決」
(相手コート上に置かれた的にサーブ10球中、何本当てられるかが勝負・親子合計)
加藤舞  1本 大壱 2本  計2本       1位   大北親子   30P獲得
森 匡  2本 司 0本  計2本     2位   加藤親子   20P獲得
大北瑞季  3本 和男 2本  計5本       3位   森 親子   20P獲得

1位   加藤親子   40P
2位   森 親子   40P
3位   大北親子   30P

ボーナスステージ
「ウッキー!ワッキー!ぶら下がり対決」
(お父さんだけが挑戦。ワッキーモンキーより長くぶら下がり器具にぶら下がっていられれば20点ゲット。ただしワッキーモンキーは腕立て伏せを50回行った後にぶら下がる)

第1脱落者 ワッキーモンキー ⇒ 全チームボーナスポイント獲得
1位   加藤親子   60P
2位   森 親子   60P
3位   大北親子   50P
全チームポイント獲得・順位変動なし

第3ステージ「プロのサーブを打ち返せ対決」
(プロの高速サーブをレシーブ。見事返せれば20P獲得)
加藤舞  ×   大壱 ○   20P獲得
森匡   ×   司  ×   獲得Pなし
大北瑞季 ○   和男 ×   20P獲得

1位   加藤親子   80P獲得
2位   大北親子   70P獲得
3位   森 親子   60P獲得

ファイナルステージ「親子ダブルスデュース対決」
(デュースの状態からダブルス勝負。2点差をつければ優勝)

結果 加藤親子の勝利

加藤親子(舞、大壱)チームの優勝
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