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鈴村拓也・公宏親子 |
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丹下祥之・洋司親子 |
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小久保郁弥・英樹親子 |
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祥之君はお経も読めるありがたいエース |
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お経効果で父はぎりぎりキャッチ |
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英樹さんにワッカの足音が迫り来る |
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ワッカから逃げ切りたい公宏さん |
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決勝進出を果たせず涙を見せる祥之君 |
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まさかのデッドボールで試合終了! |
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その結末に苦笑いの拓也君 |
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予期せぬ結末に笑いが止まらないワッキー |
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野球対決初代チャンピオンは小久保親子 |
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出場親子
鈴村拓也、公宏(きみひろ)親子 |
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拓也(小6)ピッチャー、いつも笑顔の「さわやか王子」
公宏(42歳)中、高と野球部「頼れる父」 |
小久保郁弥(ふみや)、英樹親子 |
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郁弥(小6)ピッチャー、常に冷静「クール王子」
英樹(43歳)テニス、ハンドボール経験あり。一生懸命「がむしゃらパパ」 |
丹下祥之(よしゆき)、洋司親子 |
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祥之(小6)ピッチャー、とにかくニコニコ「スマイル王子」
洋司(44歳)スポーツ経験なし。何とかなるが口癖の「のんびりパパ」 |
今回は野球対決。いずれもチームでピッチャーを務める子供に課せられた第1ステージは「ストライクピッチング」だ。父親の構えるミット目掛け10球投げ、ストライクの数を競うというもの。ピッチャーに必要なコントロールが試されるのだ。最初に登場したのは丹下祥之君。おじいちゃんがお坊さんということで自分も「根性」でお経を覚えたという彼は、その卓越した精神で、ストライク先行。結果6球の好成績を残す。実は所属チームのピッチャーで最もコントロールが悪い祥之君。受けるのが父親だったのが良かったのか、この成績に満足。続く鈴村拓也君は、ボール先行で不安な立ち上がりだったが、後半盛り返し結果5球のストライクで終了。最も安定した投球フォームで臨んだ小久保郁弥君はきわどいコースへの配球(試合ならベストコース)がボールとなり、結果5球のストライクで終了した。この時点で、丹下親子が一歩リード。
第2ステージは「ドキドキフライキャッチ」。バッティングマシンで外野まで高く打ち上げられたフライを一人ずつキャッチする競技だ。落球せず最後まで残ったチームが高得点を獲得できるのだが、始める前からお父さんに不安が広がる。野球経験者の鈴村公宏さんは「昔の感覚が残っていればオーケー」と自信をちらりと見せるが、丹下洋司さんは祥之君から「(実力は)ボク以下です」。また、小久保英樹さんは郁弥君から「絶対足を引っ張って・・・」と全く頼りにされていない状況だった。ドキドキしながら外野守備につく親子。子供たちがキャッチする中、最初の脱落者はやはり父親、小久保英樹さんだった。落下地点にすら届かず、ワッキーも思わず「論外でしたよ」と笑った。続いては予想を裏切り丹下祥之君が落球。父、洋司さんに「絶対取れよ~」と声援を送るが、父も2周めで落球し丹下親子脱落。ワッキーに「お父さんひどすぎますわ。足が遅すぎ」といわれた父、洋司さんであったが、そんな彼より先に脱落した祥之君は「まあ、先にボクが終わっちゃったから、ここは何も言えない」と父を責めることはなかった。ここにも「経」の精神が垣間見えた。最終的に小久保郁弥君と鈴村公宏さんの一騎打ちとなったフライキャッチは、公宏さんが落球しそうになりながらも何とかボールキープし勝利、鈴村親子がトップに躍り出た。
さて、次はボーナスポイント。伝説のプレーヤーと父親が対決するコーナーなのだが、今回は「ベースラン鬼ごっこ」。そして伝説のプレーヤーとは「ワッカ」。本人曰く、元中日ドラゴンズで活躍したモッカの息子らしい。
半周遅れでダイヤモンドを走るワッカに3分間タッチされずに走りきれれば父親の勝ちとなりボーナスポイントを獲得できるこのゲーム。しかし、やはり伝説のベースボールプレーヤー「ワッカ」の足は速かった。最初にロックオンされたのは丹下洋司さん。後ろから迫るワッカとのスピード差によってその走りは「洋司さんがスローモーションに見える」(ヒデ)レベルとなっていた。走り初めて1分45秒で脱落。そして、次に捕らえられたのは小久保英樹さん。残り25秒の段階でアゴが上がり苦しそうな彼はワッカに抜かれてしまった。そして、最後に残った鈴村公宏さんだったが。「おなかが痛い~」とわき腹を抱えて走るワッカだったが、それもウソ。ラスト8秒で猛然とダッシュすると彼を捕らえた。恐るべし伝説のプレーヤー「ワッカ」の走り。ボーナスステージはそのボーナスの意味を失っていた。「ボーナスの意味ないだろ!」というヒデに対しワッカは涼しい顔で言い放つ。「ニッポンのダディだらしない。酸素スッテル。でもムスコのためにガンバッテたよ。オカアサンたち惚れ直す。洋司以外ハ・・・」
「経」の精神を知る祥之君。ここは「のんびりパパ」洋司さんに苦笑するしかなかった。
決勝進出への大きなポイントとなる第3ステージは「親子トスバッティング」。父親が近距離から上げるトスを子供が打ち、ボールが地面に落ちるまでの飛距離を争う。練習なしの一発勝負のこの戦い。最初に臨んだのは小久保親子だった。父、英樹さんの上げたトスを痛打した郁弥君の打球はライナー性の強い当り。しかし、地面に向かって飛んだために4m60cmの納得いかない成績。郁弥君、顔を強張らせる。続いて打席に入ったのは鈴村拓也君。父、公宏さんのトスに強振。しかし、ボールはバットに下側に当たり、なんと2m30cmで最悪の結果に。信じられない飛距離に愕然とする拓也君。この時点で彼は決勝進出をほぼあきらめた。そして、最後に打席に入ったのが丹下祥之君。2m30cm以上飛ばせば決勝進出が決まるという楽な打席。しかし、打席で2度3度強振する祥之君。見守るペナルティは「おいおい、そんなに思いっきり振らなくても」ともらしていた。
父、洋司さんが慎重にトスを出した。しかし、慎重過ぎたのか、このボールが祥之君の想定するポジションに届く前にスイング開始。バットはボールの下をかすって通過するとわずかに前を押し出されたボールは、丹下親子の目の前に落ちた。結果1m50cm。全く予想しなかった距離。呆然とする祥之君。何が起こったのか理解に苦しんでいるようにも見える。「運がいい~」命拾いした鈴村拓也君。
今一歩のところで決勝進出ならなかった丹下親子。ベンチに戻ると祥之君は思わず涙を流した。そして、そんな息子に父は「父さんが足引っ張ったからな。ごめんな」と頭を撫でた。息子は一言「いいよ」と応えた。根性でお経を覚えた祥之君。ここでまた一つ逞しくなった。
そして、決勝戦。小久保親子対鈴村親子の対戦は「9回裏2アウト満塁!!」。これは絶体絶命の状況「0対0、9回裏2アウト満塁」でピッチャーとバッターに分かれ対決。ヒットや四球で得点すればバッターの勝利。また、三振、凡打で打ち取ればピッチャーの勝ちとなる。ジャンケンの結果ピッチャーを選択したのは鈴村拓也君。受ける捕手は父、公宏さんとなる。そして、ピッチャーを希望しながらバッターとなった小久保郁弥君。「バッターでがんばります」と言い、3塁ランナーの父、英樹さんをホームに生還させる意気込みを見せた。守備と1、2塁走者にはエラーがないよう、愛知の超強豪中学生チーム「東山クラブ」(かつて「晴れどき」で板東英二率いる「晴れどきドラゴンズ」に勝利したこともある)にお願いした。
さて、緊張の面持ちで「9回裏2アウト満塁」の状況で対峙する拓也君と郁弥君。わずか1打席で勝敗が決まる非情の対決。拓也君、大きく振りかぶって運命の第1球を投げた。
すると!
そのボールは内角よりに放物線を描き、そのまま郁弥君の背中に直撃!
なんと!デッドボール。初球デッドボール。
ボールを背中に受けた郁弥君、何だか困った表情を見せている。これで勝負を終えて1塁に向かって良いものか一瞬戸惑ったのだろう。しばらく立ち尽くしてからゆっくりと1塁へと向かった。予想外の投球に投げた拓也君も呆然。この劇的結末にベンチを飛び出したペナルティは興奮し大爆笑。ワッキーは「この数年こんなに笑ったことないかも」と抱腹絶倒。地面を転げまわる。ヒデは「こんな台本書けない。まさにガチンコ!」と息を弾ませた。そして、折角、強力な守備固めのために集まってくれた東山クラブのメンバーは何もできないまま唖然としていた。
「どうしたの?」とペナルティに聞かれた拓也君は「わからん」としか応えようがなかった。そして、優勝した感想を聞かれた郁弥君は「ま・・・、うれしいです」と応えた。「ま・・・」も仕方のないことだろうとヒデが感想を付け加えた。
優勝は小久保郁弥、英樹親子に決定した。しかし、この日の戦いを振り返り鈴村拓也君は「超楽しかった」と言い、決勝前に敗れた丹下祥之君は「いろいろあって楽しかった」と語った。そして、最後の決勝戦の結末について聞かれると「爆笑でした!」といつもニコニコ「スマイル王子」ならではの答えを返してくれた。
表彰台に立った小久保親子。興奮した英樹さんが右手を天に突き上げると、その肘が郁弥君の後頭部に直撃。デッドボールに続き、最後まで痛くて、楽しい親子だった。
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第1ステージ「ストライクピッチング」
(10球投げてストライクの数を競う)
1位 |
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丹下親子 |
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ストライク6球 |
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30P |
2位 |
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鈴村親子 |
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ストライク5球 |
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20P |
2位 |
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小久保親子 |
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ストライク5球 |
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20P |
第2ステージ「ドキドキフライキャッチ」
(一人ずつ外野フライをキャッチ。落球せずに残った人のチームがポイントゲット)
最初に親子二人が落球したチーム |
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丹下親子 |
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10P |
2番目に落球したチーム |
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小久保親子 |
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20P |
最後まで残った人 |
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鈴村公宏さん |
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30P |
1位 |
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鈴村親子 |
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50P |
2位 |
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丹下親子 |
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40P |
2位 |
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小久保親子 |
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40P |
ボーナスステージ
「ベースラン鬼ごっこ」
丹下洋司さん |
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残り1分15秒でアウト |
小久保英樹さん |
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残り25秒でアウト |
鈴村公宏さん |
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残り8秒でアウト |
第3ステージ「親子トスバッティング」
(父親がトスしたボールを子供が打ち、その飛距離を競う。地面に着地した距離の遠いチームが勝ち)
小久保親子 |
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4メートル60センチ |
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50P獲得 |
鈴村親子 |
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2メートル30センチ |
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30P獲得 |
丹下親子 |
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1メートル50センチ |
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10P獲得 |
1位 |
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小久保親子 |
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90P |
2位 |
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鈴村親子 |
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80P |
2位 |
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丹下親子 |
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50P(決勝進出ならず) |
決勝「9回裏2アウト満塁!!」
(ピッチャー、もしくはバッターを選択し1打席の勝負を行う。無失点に抑えればピッチャーの勝ち。ヒット、四球などで得点したらバッターの勝ちとなる)
小久保親子/バッター(英樹さんが3塁ランナー)
鈴村親子/ピッチャー(公宏さんがキャッチャー)
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1球目デッドボールで押し出し決勝点。
小久保親子の優勝 |
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